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父の教え

京都旅行に行った時の両親の後ろ姿。

なんだかんだ仲良しな父と母。

父は昨年他界してしまったが、意外と今だに実感はない。

父の父(私の祖父)は早くになくなっているので、私は会ったことはないのだが、父が子供の頃に亡くなり、長男だった父は弟妹達の父親代わりのようなものだったらしい。

なので、厳しい人だった。そして理解のある人だった。


私が小さい頃、外食しに行った時、父によく言われた。

『食べれないなら残しなさい』と。

その時私は、そういうものだと思っていたが、小学校に通い始め、給食の時先生に言われたことは

『残さず食べなさい』だ。

もちろん父もビュッフェなど自分でとったものは全部食べろと言っていたが、料理の量が決まって出されたものに関しては、食べれないなら残しなさいと言ってた。

父は食べきれないなら残せというけど、先生は残さず食べろという。

それが学校では嫌だったのだが、

先生が言う意味は、食べ物を大事にする、作ってくれた人の気持ちを考えるなど、SDGsでもあるようにフードロスや食品廃棄を無くすことが大事という意味だと言うことは、わかった。

ではなぜ父は、残せと言ったのか。


実は大人になってから聞いた。

父はこう言った。

『食べれないものを食べてお腹を壊したり具合が悪くなるなら、食べない方がいい』

そういえば、父はいつも外食する時は、自分の分の料理は注文しなかった。父はお酒を飲んでおつまみを食べるから、いらないのだと思っていたのだが、そうではなかった。

姉や私が食べきれないであろうと察して、頼んでなかったのだ。
そう父が残りを食べていた。
だから、食べる時はきれいに食べなさいと言われてたのか!
カレーとかぐちゃぐちゃに混ぜるなと…www

なんか些細なことだけど、すごく父の愛情を感じた。

世の中的にとか考えたら食べ物を大事にすることは当たり前だけど、まず娘の体のことを一番に考えてくれてたことが、大人になって知って、
すごく嬉しかった。

今は飲食店でも、半ライスとか、少なめとか、ハーフサイズとか結構できるところも多いので、食べれる量に調整できるので、助かる!

そういう点では多少廃棄しないで済むようになってきたかもしれないが、でもまだまだフードロスや食品廃棄は多い。

まずは自分の身の回りでできることからだけど、
自分が食べれる分だけ注文して、無駄が出ないようにしたり
冷蔵庫の中を整理するのも大事だね!というかそもそも、うちの冷蔵庫にはものが入ってないけどww


なにはなくても健康第一!w

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