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自己肯定感を高めるためには頑張らなければならない、のか?

図書館で日経WOMANの2022年3月号を借りてきました。
「自己肯定感」特集があったからです。

心理学者の方が「自己肯定感を高めようとして、ありのままの自分を認め続けていると、うわべだけの自己肯定感に陥る恐れが。自分はダメだと苦しみ、抜け出そうと努力するからこそ、真の自己肯定感が得られます」と指摘していました。

確かに、自己肯定感が低いからと高めようとして、自分を褒めようとしても、実感もこもらないですし、言葉だけ褒める感じに、自分でも浅いなぁと思ってしまいがちです。

でも、私は「ありのままの自分でOKと言える」って結構大事かなと思うのですよね。

日経WOMANには「失敗を乗り越えること、改善しようとして努力して、壁を乗り越えてこそ、自分の事を誇れたり、自分は大丈夫という実感が湧きます」とあります。

以前のエントリーでも書きましたが、不安を打ち消そうとして、努力するからこそ、自己肯定感は高まるのかもしれません。そこは私もそう思います。

日経WOMANには、真に自己肯定感を高めるために必要なのは、「向上心」と「好奇心」であると結論づけています。

真の自己肯定感を高めるのは、逆境を乗り越える力。「時には厳しく鍛えられる経験も必要です。褒められるとモチベーションが上がるというサイクルでは、なかなか思い通りにならない現実に向き合えなくなってしまいます。『どうにか壁を乗り越えなくちゃ』『もっとできるようになりたい』という向上心と、『もっと知りたい』という好奇心が人を成長させ、自己肯定感を高めてくれます。即座に身につくものではありませんが、時間をかけて得るからこそ、揺るがないものとなります。」

ただ、正直、そういうのってしんどくないかなぁぁ(のび太の大の字)。
他者から褒められたら、そりゃまあ、喜びます、単純に。でもそれに依存するというか、確かに他人軸だとしんどい。だからといって、「自己肯定感を高める=何かを達成したり乗り越える必要がある」みたいなのって、生きづらいなぁぁと思っています。

生まれつき自己肯定感が高い人は、何も成し遂げなくても自分のことを肯定していますよね。自分にOKだせるように自分の「~すべき」「~しなくては」の枠を緩めるとか、自己否定が浮かんできたときに「ああ、また自己否定出てきたわ」と受け止めておいて、ただ放置するが楽だと思うのです。

自己肯定感が低い私は「何も成し遂げなくても自分はOK」な状態になりたいのです。

「大した成果も出していないのに、自信満々の人もいますよね(笑)」

って書いてあったんですけど、むしろ私はそうなりたいです(笑)。

「否定語のシャワーを受けてきたから、自己肯定感が弱まっているだけなのだ」と原因を外在化したり、「できない」自分、あるいは、加齢などで「できなくなっていく」自分を認めたり、「~すべき」やエゴ、白黒思考を手放したり、物事を色々な角度から見直す、そういうことでも、充分自己肯定感は上がると思っています。


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