見出し画像

ギー

GHEEとも書く。

手元にあったニュージーランド産のグラスフェッドバターを使い手作りしてみたら、案外簡単に作ることができた。1kg のバターから約 900g のギーができた。

ギーはインドのアーユルベーダでも使われる伝統的な健康食だ。

最近、外食で揚げ物を食べると胸焼けがして困る。

きっと古い油を使っているんだなと、勝手に納得していた。

ところが、使い回しでない新しい油を使っているにも関わらず体にダメージが来る。

文献を調べて見るとどうやら植物油が良くないらしいことが書いてある。なるほど、自宅でもサラダ油、キャノーラ油など使っているときはあまり体調は良くなかった。

家庭用の油を変えることにした。加熱せずに使う油をオリーブ油にして、加熱して使う油を米油に変更した。これだけで体調が悪くなることはなくなった。

出来上がったギーを使って料理をしてもらった。料理がびっくりするほど美味しくなる。材料の味が豊かに感じられる。

誰が言い出したのだろう、『植物が体に良い』なんて。

古い話を思い出した。

ジョン・ハマリック(アメリカ大統領のゴルフトレーナー)と食事した時に彼は肉しか食べない。付け合わせのポテトさえ食べない。飲み物はライウィスキーだけ。

「野菜は食べないんですか?」と聞いたら「10年位前に一度食べたことがある。」との返事だった。

多分彼は今も肉とウィスキーだけの人生を送っているはずだ。

今回、ギーを作って食べてみた経験から、我々は本当に安心で安全な食品を供給されているのだろうか?と疑問を覚えた。

スーパーに行くとマーガリンが平気で売られている。香港から遊びに来た友人は怒っている。

彼が買ってきたものの中に『バター風味のマーガリン』と書いてあるものがあったので、「君、マーガリン食べるの?」と聞いたら「バターしか食べないよと言う。」

「これはマーガリンだよ」と教えたら、彼は憤慨して、封も切らずにゴミ箱に捨てた。

我々は商業主義に乗せられて安全でないものを食べさせられているのかも。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?