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日本4.0

エドワード・ルトワック(米戦略国際問題研究所 上級顧問)著を手にとってみて薄々感じていたことが実は現実なのではないかと思うようになった。
トランプ政権の頃の顧問だが分析は鋭い。

結論から言うと「日本は防衛力を高めろ」と言うことなのだ。
米国は世界を支配するために、日本を戦争に巻き込んでおいて勝利を収めた。当初の目的通り、日本の憲法を書き換え、日本の戦闘力を奪って属国にした。

その後、米国は世界の各国に干渉し、「戦争を想起させながら小競り合いを起こさせ、武器を高額な値段で売りつける。」という仕事を行なっている。

『国家とは何か』という命題に簡潔に答えると自己防衛力を持った組織ということが言える。自主的に自国を守ることができる状態を維持している段階で国家を名乗ることができる。日本は自立国家ではないのだ。

日本を人間の体で例えるならば、白血球の働きを制限させられた白血病の状態にある。
強力な介護の下でないと体を維持することができない。

近代になって、世界的に経済が発展し、売りつけた武器が膨大な量になっている。消費させないと次の武器を売りつけることができない。

ところが、実際にこの武器を大国が使うことになれば、地球規模での大惨事になり誰もが自国を守ることができない。

小国に争わせているのだが、その小国が力を持ってきた。アメリカの国力も落ちてきている。この本は「アメリカは日本を守ることはできない」と宣言しているのだ。

彼、エドワード・ルトワックの最新版書籍を発注したが、本筋は変わらないと思う。大国同士の戦争は起こり得ない。



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