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バズ・ライトイヤー【Jシネマレビュー#27🎬】

トイ・ストーリーのアンディが、大好きなキャラクターであるバズ・ライトイヤーのルーツに迫る物語。

仲間思いのバズの姿に、トイ・ストーリーでのバズ・ライトイヤーを重ねながら楽しむことができます👉

↑あくまで個人の感想です

・内容     12
・演技演出   11
・視覚効果   14
・音楽     15
・エモーション 13

トイ・ストーリーがあれだけのヒットをしたわけですから、本作は少し期待値が高すぎたのかもしれません。
上手くいきすぎるストーリーは、子供向けでもあるので理解できますが、バズとザーグとの関係性の歪みや、今日の社会問題を取り入れた内容が、バズというキャラクターの本来の存在感を消してしまったような気がします😕

声優陣も悪くはなかったのですが、棒読み感が、あまり感情が入っていないように聞き取れてしまいました。(異世界のキャラクターであるため、仕方ないのかもしれませんが…)

バズの仲間思いな姿や、チームでお互いを助け合う姿は、グッとくる部分もあったので良かったと思います🥲


フライヤーはこちら

”本来のバズ・ライトイヤーとは?”

⚠️ネタバレがあるのでご注意ください。

大人から子供まで楽しめる作品としては、良い作品であると思いましたし、学びになるシーンもいくつかありました。

航星日誌を頻繁に記録する姿、お馴染みの「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」のセリフ、仲間たちから信頼される熱いハートなど、バズらしさは随所に見られました。

しかし、トイ・ストーリーなどを観ている人からすると、「本来のバズってこんなキャラクターだったの?」と少し疑問に感じた人もいるのではないでしょうか?

私は、バズ・ライトイヤーには、スペースレンジャーとしてカッコよく宇宙空間に潜む敵を片付けるという印象があったのですが、本作では大脱出というのが一番のミッションになっています。
宿敵ザーグを倒すということ以上に、故郷への生還に重きが置かれたのは、悪を徹底的に懲らしめることで得る正義に、疑問が生じ始めている今日の社会への配慮ではないかなと感じてしまいました😯

ただ、個人的には、ディズニーランドのアトラクションにもあるように、ザーグを含めたヴィランたちを倒し、自身の住む場所を守ることこそが、バズの使命だと思っているので、少し焦点をズラした作品構成には疑問を抱きました。

ザーグについて触れましたが、今作ではザーグの存在にも違和感を覚えました。
未来の自分ということで描かれていましたが、トイ・ストーリー等で出てきたザーグは、自身の父親であるということだったと思います。
スター・ウォーズにも似た、親子関係での対峙という設定があったはずなのですが、これも理由があるのかは不明ですが、歪められてしまっていた気がします。

また、一部の国で放映禁止となった原因の女性同士の同性愛についてのシーンについても考えます🌈
今日の映画に、LGBTQ要素が盛り込まれるのは必須事項と思われるほど、散見されますが、本作で言えば、アリーシャが同性愛者という設定になっています。
スペースミッションから帰還したバズに対して、「私彼女いるの」と自然に語りかけたアリーシャの描写がありました。
「これも当たり前」という文化が近年広がっていますが、その観念の急速な普及にまだ対応しきれていない自分がいることも正直なところです😓

子供たちへの教育の意味も含めて、現代社会の観念を物語に盛り込むことはいいことだと思いますが、その要素に縛られすぎたあまり、本来のキャラクターのあるべき姿が、ぼやけてしまったかなという印象です。
バズ・ライトイヤーは、「悪の帝王から我が国を守る、勇敢なかっこいいスペースレンジャーである」というメッセージ性が物語に反映されていて欲しかったですね...😅

ちなみに、サンドイッチの定義が変わり、「肉・パン・肉」という小麦が取れない世界へのブラックジョーク的な小ネタはユーモアに富んでいたと思います笑

キャスト
バズ・ライトイヤー
-クリス・エヴァンス
イジー・ホーソーン
-キキ・パーマー
ソックス
-ピーター・ソーン
モー・モリソン
-タイカ・ワイティティ
ダービー・スティール
-デール・ソウルズ
ザーグ
-ジェームズ・ブローリン
アリーシャ・ホーソーン
-ウゾ・アドゥーバ
アイヴァン
-メアリー・マクドナルド=ルイス
カル・バーンサイド中佐
-イザイア・ウィットロック・Jr
エリック / デリック
-アンガス・マクレーン
フェザリンガムスタン
-ビル・ヘイダー
ディアス航空士
-エフレン・ラミレッツ


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