就活生、ガクチカを考える。が、

現在大学3年生。

インターンや企業説明会に参加しておけば、自然と将来像も明確化されていくだろうと思い続けてきた私の現在の話をしましょう。

言語(主に英語)を学ぶ学科に所属する私は、流れるように『語学力が活かせる仕事』を中心にボチボチとインターンや企業説明会に参加してきました。本当にボチボチと、だけど。

いざこの時期になってみて気がついたのは、将来自分がやりたいことは特に何も定まらない。ふんわりとしたビジョンが、様々な企業を見る過程でいきなりはっきりとした形になったり、逆に影も形もなくなったりする。それでもやれガクチカだ〜とか自己PRだ〜とか筆記の対策だ〜とか言われ続ける。

あまり悲観もしたくない、でも徐々に全部めんどくさくなってくる。じゃあガクチカくらいは考えてみよう、と思い立ちました。未来像がなくても、過去に経験したことを書くだけだから……



書けない!!!!



なんで……?!?!?!?

書くことが全く無いわけではないんですよ。
私は半年間アメリカへ留学していたし、大学内のアルバイトにも挑戦してみたし、学外のアルバイトとのバランスも保ちながら割と良いGPAを維持できている。(テンプレートのような話しかありませんけど)

「え〜どうして書けないんだろう…」

書けない理由を自分なりに考えてみた結果、2つのことに気が付きます。未来像ないくせに気が付いたんです。生意気ですね。


  1. 『盛る』ことが苦手、等身大で受け入れてほしいというエゴ

    就活生は自分を売り込む必要がある。何社に対しても「こんな人間で、こんな武器があるので御社に貢献できます!!」をしなければならない。就活生がその武器を披露する機会を与えられるのは、ガクチカ又は自己PR。武器強化のために、話をすこーしだけ盛ったり、聞こえの良いフレーズを使ったりしがち。
    「んまぁ特に達成できたことはないんだけど、その経験からこれを得ることができたんですよ」
    が通用してくれない。盛る、というよりも少しプラスアルファを加えるという言い方が正しいかもしれないけど、自分はそれが結構苦手だと気づいた。
    「等身大のワタシを受け入れてくれないか‼️ショボいけど、私の武器を見てくれないか‼️」
    といつも思っている。エゴ。


  2. ガクチカに面白さを求めすぎてしまう

    ガクチカにおいて面白さは求められているかどうかは人事部の方々に尋ねないと分かりませんね。ただ一般的に、人事部の方が見ているのは『どのような経験の過程で何を獲得したのか』だと思います。でも、私なりの「良いガクチカ」の定義を考えたときに、書き方•魅せ方はもちろんのこと、その大半は結局そのエピソードの濃さにかなり頼ってしまう気がします。「自分が人事だったら、つかみが上手い人に対して良い印象を持つだろうな〜」とか思います。
    だから、
    『あ〜、日本縦断しておけばよかった』
    とか何回も思いました。馬鹿すぎるけど、エピソードとして強いから。本当に大切なのは、その人がその経験の中で培ったスキルなのに。自分はいまだに「もう少しパンチの強い経験をしてこなかったか…?」と考えてしまいます。ないのに。
    自分が求められているものと、自分が求めているものの乖離が、なんかうまく埋まらない。

振り返れば私の大学生活で経験したことや打ち込んだことは全てガクチカのためにやってきていないので、うまく書けなくても当然っちゃ当然と思います。というかそう思いたい。甘えというか、考えが浅い証拠ですね。

ガクチカはなかなか出来上がらないし、就活に対するモチベーションにムラがあるものの、そこら辺をあまりネガティブに考えているわけではありません。就活は自分を客観視できる良い機会だと思って、楽観的にも悲観的にもなりすぎずに頑張ります。

それでは。

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