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わたし、ここに、いま、生きてる

大学4年生の5月といえば、そう、就活。
例に漏れず28の私も社会参画に挑戦しているの。


就活という選択をするまで何度も何度も
今だって、これで良いのか、この選択肢は今までの意地と自信でやってきた作家業が無になるのではないかと、自答し続けている。

高校卒業後からずっとひとつの目標を追い求めてきた。
6年間、朝9時から夜22時までの仕事に週5で向き合い続けてきた。
ご縁があって美大の教授と出会うことになり、あれよあれよというままに、高校生からの夢だった美術大学進学が決まった。そして進学先で今隣にいる彼に出会った。公私共々、人生の節目としてターニングポイントになったのだ。
制作に関して貪欲な私は、地方の美大に進学するも飽き足らず、都内の有名美術大学に編入しバイトと制作と大学のギリギリの毎日をなんとかやり過ごしている。

こんな日々を紡いできた。そしてここに就職というみんながびっくりする選択をした。きっぱり新たにスタートだ!と振り切れる日もあれば、どうにかこうにか理由をつけて就活を休んでしまう日もある。

波のように押し寄せる焦燥感と不安が常に行ったり来たりを繰り返している。

こんなはずじゃなかった、も、こうなるように頑張ってきた、も、全部よく分からなくなっている。

決めていることは、将来自分のアトリエを作り作家業をすること。今のところこの夢だけがずっと変わらず、私の人生の先にあり続けている。

だからこの就活もアトリエ準備資金の為なのだと、自分に言い聞かす。
就活が私にもたらすフィードバックだってあるじゃないか、と前向きに捉える。

新しいことに挑戦するのは苦ではない。
しかし、今までやってきたことが繋がらないのは
とても不安。

就活に悩んでいると、課題の制作も教職の単位も取りこぼす。

頭はいつも何かを追い求めてるのに、体はいつも逃げ出しそうにしてる。


実際昨日は一日寝た。やる気も希望も自信もなくて寝た。現実は変わらないのに、ただ逃げることに注力した。

逃げ切ったお陰で、今はやる気しかないのだ。
私はいつも100か0の性格だから
サボり切ることも得意だし、サボり切ったら清々しくサボりに飽きるので目的に集中できる。

変な性格だなとつくづく思う。
うまく利用して就活も乗り越えたい。

不安も全部抱えて今をここに生きているのだ

矛盾も違和感も全部愛おしくは思えないけど

わたしをやるのは明日もわたしなのだから

あいしてあげなくっちゃね。

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