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いわばえワインリスト

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ワインショップいわばえにあるワインリストです。その他、食品や雑貨等のご紹介も。
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2021年2月の記事一覧

ラ・グリフ2019

今日はシャトーヌフ・デュ・パプの造り手であるドメーヌ・ド・ヴィルヌーヴのラ・グリフ2019をご紹介します。前回入った2017年はご紹介する前に売り切れてしまったのですが、それからなかなか入荷しなかったワインです。 現当主であるスタニスラス・ワリュットは、1995年から父親が設立したワイナリーで働き、2005年完全に引き継ぎました。スタニスラスは、古樹の多く植わったこの畑で、100年を超えるぶどうの木がビオディナミの調合剤によって息を吹き返すのを目の当たりにします。そして、確

ネトル2018

今日はオーストリア、ホッホドイチュのネトル2018をご紹介します。 こちらはボタニカル・スパークリングと呼ばれるワイン。ハーブティーをぶどう果汁で瓶内発酵させたものです。使われているハーブは西洋イラクサとも呼ばれるネトル、ぶどうはオースリアを代表する品種グリューナー・ヴェルトリーナーです。 造り手はジュリー=アン・ハンスヨーステン。オーストリアのホレンブルクで代々ワインを造るホッホ家に嫁いできたジュリーは、ドイツ出身。ワイナリー名は、「ホッホ家のドイツ人」という意味だそうで

キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラ ティント2018

先日白ワインをご紹介したポルトガルの造り手、キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラ。赤ワインも同時入荷しています。 キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラはポルトガルの首都リスボンから車で1時間ほど北に走らせたボンバラルという地方に在ります。ボンバラルはリスボンの中のDOCの一つであるオビドスにほど近く、優れたワインが造られる地域として知られています。 エミディオ家による家族経営のワイナリーで、4世代にわたってワイン造りをしてきましたが、2015年にアルベルトとトーマスの2人の兄弟が加わる

キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラ ブランコ2017

今日は新しくいわばえに入ったポルトガルの造り手、キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラによる白ワインをご紹介します。 キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラはポルトガルの首都リスボンから車で1時間ほど北に走らせたボンバラルという地方に在ります。ボンバラルはリスボンの中のDOCの一つであるオビドスにほど近く、優れたワインが造られる地域として知られています。 エミディオ家による家族経営のワイナリーで、4世代にわたってワイン造りをしてきましたが、2015年にアルベルトとトーマスの2人の兄弟が加わ

プティ・ウルス・ブラウン2019

今日は南仏コート・デュ・ローヌに在るマチュ・バレーの赤ワイン、プティ・ウルス・ブラウンをご紹介します。 マチュ・バレーの畑があるのは、ケルト語で「焼けた大地」を意味するコルナス。シラーの銘醸地として知られています。 1999年に祖父のドメーヌを譲り受け、2001年からビオロジック、2002年からビオディナミ農法を実践。畑の周りに木を植えることで地中の水分を調節し、発酵には卵型のセメントタンクを使用しています。 少し紫がかった鮮やかなガーネット。熟した赤い果実の甘い香りに、

キャラヴァン 2020

以前ご紹介したとどろき酒店さんのワインプロジェクト、ストゥディオ・ゴー・ゴーのワイン。そろそろ落ち着いた頃なので、キャラヴァン2020を店頭に並べました。 長崎もそうでしたが、2020年の福岡も雨の多い年だったそうです。2020年9月、厳しい中を乗り越えて育ち、収穫されたぶどうは山梨へ。陸路とフェリーで19時間かけて運んだそうです。このことから、ワインは「キャラバン」と名付けられました。 自社畑で育ったメルローとマスカット・ベリー Aに、シラー、プティマンサン、サンジョヴ

トラミネール・アロマティコ2018

今日は新しく仲間入りしたイタリアの造り手、ピエールパオロ・ペコラーリの白ワインをご紹介します。 ピエールパオロ・ペコラーリはイタリアの根元、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの中でもスロバニアにほど近い場所にあり、ペコラーリ親子3人で経営しているワイナリーです。除草剤や農薬を使わず、環境に負荷のかからない農業を行っています。 造っているワインの種類も多く、美しいイゾンツォ川(ソチャ川)のすぐ側の広大な畑には、様々な品種が栽培されています。 このワインのぶどうはトラミネール・

ロボラ・ド・ケファロニア ヴィーノ・ディ・サッソ2018

いわばえにギリシャのワインが仲間入りしました。ドメーヌ・スクラヴォスのロボラ・ド・ケファロニア ヴィーノ・ディ・サッソ2018です。 ドメーヌ・スクラヴォスはギリシャ本土の西にあるイオニア海に浮かぶ島、ケファロニア島にあるワイナリー。スクラヴォス家のワイン造りの歴史は長く13代前に遡るそうですが、最初はウクライナでワイナリーを持っていました。曽祖父の代に戦争で家を失ったため、親類が住んでいたケファロニア島に移り住み、ワインを造り始めたのだといいます。 このワインの名前にあ

名なしのベリオ 2020

今日はいわばえも大変お世話になっている福岡のとどろき酒店さんのワインプロジェクト、ストゥディオ・ゴー・ゴーのワインをご紹介します。 「お酒を通して福岡を盛り上げたい」という言葉通り、様々な活動をされているとどろきさんですが、ニュープロジェクトとしてワイン造りに着手されています。いわばえに少しだけ分けていただいた巨峰のワインも好評でしたが、今年は契約農家さんのぶどうと自社で栽培したぶどうを、山梨まで運び醸造。今年の秋には自社醸造に向けて準備中なのだそう。 このワインに使われ

ブルゴーニュ・アリゴテ2002

パストゥグラン2002が大好評のシャルル・ノエラ。今回アリゴテの2002年を入荷しました。 シャルル・ノエラは現存しないドメーヌ。シャルル・ノエラ当主の甥にあたり、徹底して選別されたぶどうを買い付けることで知られるネゴシアン、セリエ・デ・ウルシュリーヌがその名を受け継いでいます。「よりコストパフォーマンスが高く、堅苦しくない親しみやすいスタイルで誰からも愛されるブルゴーニュワインを提供すること」がモットーなのだとか。 輝く明るいレモンイエロー。ほのかに香る白檀やバニラ、蜂

ヴァン・ヌーヴォー・ブラン・デュ・テュ=ブッフ2020

ロワールのヌーヴォーですが、ル・クロ・デュ・テュ=ブッフのワインも一緒に入荷しています。 毎年ガメイを使った赤ワインが届くのですが、今年はヴァン・ヌーヴォー・ブラン。先日ご紹介したピエール・オリヴィエ・ボノムと同じ、ソーヴィニヨン・ブランを使った白ワインです。 明るく輝く澄んだレモンイエロー。こちらも微発泡しています。 ハーブやグレープフルーツの香りに加えて、パイナップルやスターフルーツのようなトロピカルな果物の香りも。溌剌とした酸味と共にフルーティーな香りが長く続きます。

ヴァン・ヌーヴォー・ブラン2020

毎年11月に届いていたロワールのヌーヴォーですが、2020年は船便となりました。そして、今年2月。いつものソーヴィニョン・ブランが無事いわばえに届きました。 ピエール・オリヴィエ・ボノムのヴァン・ヌーヴォー・ブラン2020。瓶やラベルのデザインが少し変わっています。 少し濁りのある淡いレモンイエロー。王冠を抜くと、微発泡しています。 グレープフルーツやレモン、ハーブの香り。ほのかに白桃の甘い香りも。 いきいきとした酸味とすっきりとしたミネラル感があり、爽やかな飲み心地です。

シャルトロン・ラグランジュ2011