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「仕事の代わりはたくさんいる、でも母の変わりはあなた(私)しかいない」問題に向き合う

通常モードで今日も自己対話を垂れ流していきます。


■1「仕事の代わりはたくさんいる、でも母の変わりはあなた(私)しかいない」という事実

時短勤務時代、わたしが苦しんでいた「仕事が大変! 時間がない!」
に対するワーママ先輩からのアドバイスの多くは
「仕事は120%でやるんじゃなくて、合格点ぎりぎりでいいんだよ。 そして周りに助けてもらいな! 会社員のいいところはそういうところだよ!」
という類の仕事にかける時間調整系も多かった気がします。

あとは、家事時間効率化系。
お迎え〜夕飯の支度〜風呂〜就寝準備〜寝かしつけの順番をどうするか。どの時間を短縮するか(夕飯あたりが短縮可能なことが多い)。

そのアドバイスの根底にあるのは
「仕事の代わりはたくんさんいる、でも母の代わりはあなたしかいないのよ」という価値観のように感じます。

事実です。事実すぎます。
会社員なのだから、自分にしかできない張り付き仕事がないほうがよいと思うし(仕事が個人に依存しすぎちゃダメだと思うから)私の仕事は私だからできることもあると思うけど、別の形で隣の席の人にだってできるんです。
それは事実。
だからどうしても私がしなくちゃ、と仕事を抱え込まなくていい。

一方、わたしのはらで育てて産んだ我が子はただ一人。
肉親という意味での母親は、娘にとって私だけ。それも真実です。

なので、「仕事の代わりはたくんさんいる、でも母の代わりはあなたしかいないのよ」というのは反論の余地もないファクトだから、もちろんわたしは異論なかった。私にしかできない仕事がある!というのも自惚れだし、娘にとっての母としての責務を果たすことも大事だと思います。


■2 事実をもとにしたソリューションがわたしにはまらなかったわけ

さて、なので、その価値観のもと、(変わりのいる)仕事は頑張りすぎない、(変わりのいない)母業が大事だから子どもと向き合う時間が大事となるのは当然だなあと思います。

でも、仕事手をぬきゃいいじゃん系アドバイスは実践してもわたしの満足度はあがらなかった。

わたしは、自分の仕事を「誰でもできる、代わりのいる仕事」だと受け入れたくなかったんですよね。事実だとわかっていながら。
一生懸命自分の頭で考えたからこそ価値を生む、そんな仕事がしたかった。
「わたしじゃないとできない仕事」なんてないけど
「わたしがやったから、最終的にこの形になったんだよ」と胸をはれる仕事がしたかった。


■3 「母親」は変わりがいない? だからそばにいればそれでよい?

母親面からも考えてみます。
生物学上の母親はまぎれもなく私一人ですが
母親は、ただ母親であることが大事なんじゃなくて、「こどもにとって最も身近な大人」として振る舞うことが大事な気がするんですよね。


母親の役割ってなんなんでしょう。

わたしは、子どもにとって最も身近で最も守られていて最も安全で最も自由な場所を作ることかなと捉えていいます。

そして、
娘にとっていちばん身近な大人が見ている世界が、わくわくして楽しいものであることもとても大切だなあと思っています。
活動範囲がまだ狭い学齢の娘にとって、身近な大人の目を通して世界を知っていくことも多いのだから。
これは私が、彼女と暮らすいちばん近しい大人としてやっていきたいことです。

お母さんの前では何を言っても大丈夫、必ず受け入れてくれるという信頼関係でありたいし
お母さんって愉快だよね〜〜〜って思われたい!
(愉快な大人でいたいな〜〜〜!!!!)

最も安全で冒険できる場所を作る、信頼関係を構築することも
大人の目を通して世界を感じることも
私自身の精神が安定していないとできないです。
私がオープンマインドでいないとできないですから。
私自身の土台の安定あってこその、母親の役割なんだなって思います。

私の土台を安定させないまま、そばにいたって役割は果たせない。
確かに生物学上は母親はわたしひとりかもしれないけどそれは大事じゃないの。
最も身近な大人として役割を果たすことが大事なの。
というのが最近ずっと自分に言い聞かせてること。

私の土台を安定させるのは、「わたしだからできる仕事をしてるぞ!」というプライドが持てている状態です。確かに、他の人でもきっとできる。でもそれが事実がどうかじゃなくて、自分自身がプライドを持てていることがわたしを安定させます。わたしの場合は、仕事で自己肯定感や自己効力感を感じているんですね。


■4 「育児を優先していいよ!」「育児を優先しなよ!」の言葉の持つ圧倒的正義感


いや、どのタイミングで何を優先するかは、わたしが決めるんだわ。

今このタイミングで、私が私を優先することが
娘にとって私の役割を果たすことにつながってることもあるんだわ。

上面上の「時間配分」=「優先順位」じゃないんだわ。

もちろん娘のこと、死ぬほど大事だと思ってるわ。めちゃ大事。

だからこそ自分を大事にしてんだわ。


「育児を優先していいよ!」「育児を優先しなよ!」の言葉の持つ圧倒的正義感に負けたくないなと思っています。

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