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下田最前線⑬下田グルメシティー構想

 2023年元旦、日の出を見に行ったのは近所の入田浜。
 普通は見に行ったりしないが、今年はメキシカンレストラン『MAREA』(写真)がオープンするというので、駆け付けたのだ。
 すると朝7時前から、大勢の人が来ていた。
 この場所は、もともと海の家があった場所である。数年前には、僕も区理事として経営に関わっている。
 元来が地元の人たちの授産事業で、主婦の皆さんにやってもらっていたのだが、共働きが当たり前のご時世に、担い手の高齢化が進み、続けられなくなっていた。そこで地元で公募して、僕が理事を務めた2年間は、地元の若手にやってもらったのだが、以降、海の家は閉鎖したままだった。
 そもそも海の目の前の好立地を、夏だけの利用に留めるのはもったいない。海を見ながらたたずめる場所があってこそ、ビーチの人気も高まるものだ。
 だから僕は、海利用の通年化をことある毎に訴えてきたのだが、それがようやく今回、MAERAのオープンで、またひとつかなったのである。
 一昨年には近所にピザ店『fermenco』がオープンし、最近は冬でも人気で、通年化に一役買っている。
 下田の海を通年で利用できれば、宿泊施設の値段も平板化し、より泊まりやすくなる。また雇用の維持も容易で、より好条件好待遇が進めば、地域のレベルもアップし、人口増にもつながり、健康的な環境で、心地いい日々を送りたいと思っている若者たちに、人気の居住先となるかもしれない。
 僕はそんな妄想を抱いているのだが、もう一つ妄想がある。
 それが下田グルメシティー構想である。
 美味しいピザの店、タコスの店がある。刺身はうまいに決まているし、BBQや焼き肉、ラーメンもいい。
 下田がグルメシティーになることで、観光度はさらにアップする。
 昨年、ミシェランの★を持っている香港在住カナダ人シェフが、NPO事務所に空き家探しに来た。
 できればこの人にも来てもらい、下田にミシェランの★付レストランが誕生すれば、さらに下田グルメシティ構想は進むにちがいない。
 いい初夢を見るような、『MAREA』のオープンであった。

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