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冬ならではの家事の工夫 12月−2

 冬は家事の効率も下がります。冬ならではの家事の工夫について、考えてみましょう。

 乾燥しがちな冬は、静電気が発生するのでほこり掃除がしずらくなります。静電気対策としては、衣類用の静電気防止スプレーを布やキッチンペーパーに吹き付けて使うと、ほこりが取れやすくなります。
 ただし、静電気防止スプレーではちょっともったいないのも確か。代用品として、200mlの水道水に、洗濯用の柔軟剤5mlほどを溶かしてスプレー容器に入れて使ってみましょう。適量をスプレーしてから、乾いた布やペーパーで拭き取ります。静電気が防止され、その後も埃がつきにくくなる効果があります。

 また、水温が下がると洗濯も効率ダウンします。洗剤の酵素がよく働き、汚れが落ちやすい水温は40度から36度前後なので、冬のお洗濯は入浴直後の風呂の残り湯を使って、夜に行うのが一番です。
 入浴がすべて済んでから残り湯洗濯したら、家族で協力して部屋干しをしましょう。朝に洗濯をするよりも、家族団らんで会話しながら家事ができますし、部屋干しをすることで部屋の乾燥も防げて一石二鳥です。

 夜に部屋干しした洗濯物は、天気がよければ翌朝外に干し、悪ければ暖房を使って部屋干しを続けます。このため、冬場は洗濯物を移動しやすくしておくのがポイント。キャスターのついた室内干しや、折りたたみ式で移動が簡単な室内干しグッズを選んで、天気や時間に合わせて洗濯物を簡単に移動できる仕組みを作っておきましょう。

 どうしても乾かない洗濯物は、簡易乾燥室を作っておくと冬は特に便利です。脱衣所に物干し場を作り、あれば除湿機を運転させます。除湿機がなくても、浴室暖房機能がある家であれば、浴室のドアをあけて暖房機能を運転させます。浴室に洗濯物を干してしまうと、入浴時にすべて回収せねばならず、乾き残りがある場合に面倒です。脱衣所を簡易乾燥室にしておけば、そのまま好きなときに浴室を使うことができるので、夜遅く帰ってくる家族がいる家では、この方法のほうが便利かと思います。

■ 季節のくらし仕事 ー小さくてやさしい家事 by izoomimomose


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