見出し画像

ただしい冬のパジャマや寝具選びを 11月−8

 秋や冬は就寝中にも意外とよく汗をかいています。
 寒さ対策でウールのシーツや毛布を使うと、吸湿性が低いために布団の中が高温多湿状態になりがちです。化繊でできたボア素材のベッドパッドや毛布は、就寝直後は暖かくても、寝ている間に汗を呼ぶことが多いものです。からだに触れる部分は、綿や綿混で吸水性のよい素材を選ぶようにしましょう。
 また、パジャマ選びも大切です。特に最近増えているフリース素材のパジャマは、着て暖かくても汗を吸い取らないので、寝汗が翌日の体臭の原因となることも。冬でも肌に直接触れる部分は、綿や麻など吸湿性のよい素材を選びましょう。

 寝室の温度が低いと、温かい素材の布団やパジャマを選んでしまいがちです。気持ちよく眠れる室温は、16~19度の範囲といわれているので、寝室の温度管理も適度に保って。

 最初、布団が冷たくても、人が入ると布団の中の温度は急上昇し、そのあと安定します。気持ちよいのは、32~34度前後。最初の冷たさが気になる人は、あらかじめ湯たんぽや温風の布団乾燥機で、布団を温めてから寝ることで、適正な寝具やパジャマを選べるようになります。

 寝具は、温かく湿気をためこみにくい羽毛布団がおすすめですが、使い方には注意を。羽毛布団は直接肌に触れるよう一番下にかけ、毛布や薄手の布団を加える場合は、その上にかけるのが正しい使い方です。
 からだと羽毛の間の空気を暖めて暖を取るので、その間に毛布などを介在させないほうが、保温効果が高まるのです。

 ただしく寝具とパジャマを選んで、快適な眠りを!

■ 季節のくらし仕事 ー小さくてやさしい家事 秋 by izoomimomose


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?