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汗とニオイを残さない冬の洗濯 11月−9

 思いがけず汗をかいている、晩秋から冬の季節。この季節は、室内干しが増えて洗濯物が乾きにくい季節でもあります。
 気を抜いていると、衣類にも雑菌が繁殖。これが汗と反応して独特の生乾き臭となることも。冬であっても、洗濯物には汗や皮脂などを残さない工夫が必要です。

 汗をかいた衣類は、皮脂や洗剤が残らないように十分にすすぎをします。普段粉石鹸を使っている人も、冬の季節は液体洗剤がオススメ。洗剤の酵素が一番働くのは、37度前後なので、できれば冷水ではなく、風呂の残り湯などを利用して、温かいお湯での洗濯ができると、洗剤の溶け残りもなく、成分がよく働く上に皮脂もよく落ちます。
 干すときは、脱水時間を長めに取り、洗濯機に乾燥機能がついている人はおおいに活用しましょう。全部を乾燥機で乾かさなくても、最初に5分ほど乾燥機にかけてから干すことで、干し時間を短縮することができるだけでなく、シワ防止にも役立ちます。

 干すときは洗濯物の間を十分にあけて風通しをよく。室内干しは暖房の効いた部屋で、場合によってはサーキュレーターを使って洗濯物の風を当てるなどして、効率よく乾かしましょう。
 トレーナーやデニムなど厚手の生地素材のものは、肩幅の広いハンガーを使ったり、ピンチで中に風がよく通るように干すなど、干し方にも工夫して。

 また、汗が染み込んだ制服やスーツ類は、クリーニングに出すときにも注意が必要です。通常の溶剤を使う方法では汗は落ちないため、水洗いを基本とする「汗抜き」を指定するようにしましょう。

 冬は夏に比べて水分の摂取量が減るため、汗が濃くなって体臭につながることもあるそうです。冬でもしっかり水分補給をして、冬ならでは汗対策をすることで、快適な日々を過ごしたいものですね

■ 季節のくらし仕事 ー小さくてやさしい家事 by izoomimomose

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