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季節のくらし仕事ー小さくてやさしい家事

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毎週、今日ちいさくできる季節のくらし仕事をひとつづつ。生活コラムニストとして積み重ねてきたくらしの記事を配信しています。
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2020年1月の記事一覧

寝室の空気の通り道に注意 1月−9

寝室の空気の通り道に注意 1月−9

 集合住宅など、気密性のよい家に住んでいる人は、冬場は特に換気と、空気の通り道に注意しましょう。
 廊下やトイレ、バスルームなどの換気扇で24時間換気システムを作動させている場合、クロゼットや押し入れの中の空気も部屋の外に向かって吸い出されていきます。クロゼット内には、実はハウスダストやカビの胞子が滞留していたり、防虫剤の成分、クリーニングに出した服の揮発成分などが充満していることが多いので、こう

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冬の換気と湿度コントロール 1月−8

冬の換気と湿度コントロール 1月−8

 気温が下がり、本格的な冬の到来。暖房に使うエネルギーを無駄使いせず、でも心地よく暖かく暮らすための知恵を考えていきたいもの。この季節だからこその「換気」と「湿度コントロール」の知恵も必要ですね。

 冬場の加湿は体感温度とも関係しています。一般的に、湿度が高いと体感温度が上がり、カラッとしていると体感温度が下がります。このため、冬はいくら暖房をしても、湿度が10%以下だとなかなか暖かさを感じられ

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冬のウィルスに負けない家事 1月−7

冬のウィルスに負けない家事 1月−7

冬はインフルエンザの流行が気になるところですが、ノロウィルス等による嘔吐下痢症も冬場の発症率が高くなっています。いずれも、日常の家事のちょっとした工夫と気配りで予防できることもあります。冬だからこそ必要な家庭の衛生管理について考えてみましょう。

■ 外からのインフルエンザウィルス侵入を防ぎましょう インフルエンザの感染を防ぐには、手洗いやうがい、手指のアルコール消毒などが有効ですが、外出先で付着

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家族で火を囲む暮らし 1月−6

家族で火を囲む暮らし 1月−6

以前週刊誌で、直木賞作家山本一力さんの話を読んだことがあります。“徹底した節約生活で家計を助けた妻の「省エネの極意」が、大きな鉄板のついたテーブルだった”という話。
朝はここで卵やホットケーキが、夜には肉や魚が焼かれ、どんなに遅くなっても家族でテーブルを囲み、一緒に調理。冬は暖房をつけなくてもこの熱で十分暖かく、一度に食べて暖めなおしもしないから、光熱費の節約にもなったのだとか。

我が家では、離

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おうちジャケット、おうちブーツのススメ 1月−5

おうちジャケット、おうちブーツのススメ 1月−5

 寒いと感じたら、すぐ暖房温度を上げてしまう。節約したいと思っても、家族が協力してくれないから無理! という声もよく耳にします。そんな人に限って、薄着だったりするんですよね。

ちょっとした寒さに対応できるおうちジャケット、おうちブーツを用意してあげることで、暖房の設定温度を下げることができます。

 軽くて着やすいフリース素材の上着やパーカーを家族分用意して、おうちジャケットに。また、昔ながらの

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暖かく暮らす知恵 1月-4

暖かく暮らす知恵 1月-4

日暮れが早まる季節、外出先からの帰り道に遠く家の灯りが見えたときの、なんともいえない安堵感。特に冬は、扉を開けたときのわが家の暖かさが身にしみる季節。

 とはいえ、暖房によるエネルギーの無駄使いからも目をそらせません。環境に配慮して、ひと手間の工夫で暖かく暮らしたいなあと思うのです。

ドアクッションで外気を遮断 ヨーロッパを旅すると、1mほどの細長い筒状のクッションが売られているのをよく目にし

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季節のくらし仕事 について

季節のくらし仕事 について

noteに、これまで書き溜めてきたエッセンスを少しづつまとめていければと思っています。

季節が変わるたび、小さくなにかをひとつ。肩に力を入れないで、張り切りすぎず。でも、積み重ねてみたら暮らしがちょこっと楽になったり、気持ちよくなる。この時期にやっておきたい小さなくらしのTipsを少しづつ蓄積していこうと思います。

のんびり、おつきあいいただければ幸いです。