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・メーカー名:アイオーシー株式会社
・訪問月:2020年02月
・所在地:東京都港区青山6-10-18
・URL:https://www.iocjapan.biz/

星の数ほどある木製フローリングメーカーの中で「ちょっと面白い製品」を多数取扱うメーカーといえば、アイオーシーさんではないでしょうか。

ショールームの場所は「表参道駅」から徒歩10分程度。おしゃれな街を通り抜け、スタイリッシュな建物のB1階。

ちなみに、アイオーシーさんも本社が名古屋のメーカーさんです!


無垢板フローリングの取り扱いはもちろん、表面無垢材の厚さが4ミリや2ミリのヒキ板フローリングは、複合フローリングではあるものの、無垢材の良さも感じられるハイブリッドな印象。おまけに、傷が気になってきたら、サンディングもokな厚みは、長く使ううえでのメンテナンス性の安心感も確保できます。また、オーバースケールサイズの建材や、独特の風合い感がある塗装も得意なメーカーさんでもあります。

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そんな、アイオーシーさんのブランドイメージは、創業当時に設計事務所を回り、ご用聞きからスタートした社長の姿勢を今でも貫く「設計事務所の希望を叶える木材を中心とした建材メーカー」というスタイルの社風にあるようです。

ショールームには、カタログには掲載されていない製品もたくさん展示してあったり、メーカーのかたと会話を進める中で「こんなのもありますよ!」と、奥の引出しからかなり尖ったイメージのサンプルが出てきたり。
何だか、宝箱感が漂うショールームなのですが、それ以外にも、建築家・設計事務所から要望があれば、比較的小ロットでもオリジナルの塗装や製品の共同開発をしていただけるという心強さ!

…ただし、物によっては設計期間よりも長い開発期間を要することもあり、発案した本人はその製品を採用することが出来ないこともあるのだとか。

一見「えー。なにそれ??!?!」な状況だし、当然、その製品をはじめて使用するのは、他の建築家・設計事務所になるのだけれど、つまりそれは、自分が採用したいと思う製品も、他の誰かの発案を実現した製品である可能性も高く、同時代的な視点で考えた時に、建築家・設計事務所が求める製品がどこからともなく生まれるという状況だということ。

たとえ、自身が発案した製品を使用できなかったとしても、きっと、開発にまつわるやりとりからはそれ以上の収穫があるだろうし、次の作品へのアイディアもたくさん生まれるのではないでしょうか。

何よりも、作り手の「こんなのが欲しい!」という想いを受け止め、世界中の専門業者や技術と積極的に協働・実験し、職能の異なる人を繋いだり介したりして、リレーをしていくことで実現する姿勢が、メーカーさんのブランドイメージにも滲み出ているような気がしました。


アイオーシーさんは、古材を加工した床材や、超大判だったり厚手だったりのタイル・風合いの強いレンガタイルなど、かなり個性的な製品も取り扱っています。

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なんか、スケール感がよくわからなくなる建材たち・・・・。


驚きなのは、まだ、創業から14,5年の若い会社だということ。製品に対して手間をかける姿勢が、実は、現代的な建材メーカーのありかたのひとつなんだなと思うと何だか不思議です。

そんな、情熱的で自由な感じがにじみ出ているのでしょうか、建材達も担当してくれたメーカーの方も、何だか肩の力が抜けていて楽しそうにしているように感じました。

ありがとうございました。



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川澄一代建築設計事務所を主宰しています。 半分仕事で半分趣味くらいの位置づけでの「ショールーム巡り」の備忘録です。オリジナル製品のお店もたくさん行きたいし書きたいのですが、まずは一般的にメーカーと呼ばれているところを中心に訪問しようと考えています。https://kiao.jp/
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