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10年経っても変わらないこと

そろそろ、10年経っても変わらないことの話をしたい。


本棚の運用ルールがある。

本の所持量は手持ちの本棚を上限としている。だから、本棚がいっぱいになってきたら読まなくなった本を売る。以前にも書いたが自分にとって本の中身が重要でそれが身になっていなかったり読まずにホコリをかぶっているなら、循環させていきたいと思っている。
刹那的読書と永続的読書|Iwakami Shonote

本棚の整理をするため、昔読んでいたIT関連の技術書を処分しようと思い○ルカリなどで流通価格を調べる。すると、販売価格が非常に下がっていることに気づく。ざっくり3000円くらいで買った本が300-500円程度などザラである。根幹的な技術内容の本は値下がりしにくいが、例えば2015年時点のクラウドサービスの機能や使い方やプログラミング言語の参考書のような技術書は経年で安くなりすぎる。

技術革新のスピードが早すぎる業界だからなのか分からないが、数年前の技術の市場価値が著しく下がっている現状にちょっと寒気がした。

以前学んだこと、その学習プロセスは為になったと思うけどそこで学んだ技術的なノウハウは10年後に役立つかどうかと言われるとあやしいのだ。

そこでAmazon会長の言葉を思い出す。ジェフ・ベゾスは、
インタビューなどでよく聞かれる質問のひとつが「10年後には何がどう変わっているか」だが、それよりも「⁠10年経っても変わらないもののほうに僕は興味がある。質問としてはそっちのほうがすぐれている」
と言っている。
10年経っても変わらないもの、それがビジネスを支える戦略となる─「AWS re:Invent」で魅せたジェフ・ベゾス名言集 | gihyo.jp
その言葉のとおり、たとえばAmazonは10年後も変わらないであろう物流の自動化に惜しみなく投資して自社の物流を成長させるだけでなく、他社の物流を担うサービスにも展開している。

10年後に何が変わっていないだろうか?

文章力、思考力、家事力…。
中古でも値下がりしにくい「古典」となった本にヒントがあるかもしれない。あるいは、毎日向き合う時間の使い方に対しても「10年後に繋がっているだろうか」と考えるのも良いかもしれない。

なにとぞ。

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