国税庁チャットボット 『ふたば』さんとは?
国税庁のホームページで、新たなサービスが試験導入されました。
チャットボットです。
チャットボットとは、チャットとロボットを組み合わせた言葉で、利用者の知りたい情報についてボタン選択やフリーワードでテキスト入力すると、AIを活用して自動で回答を表示するシステムです。(国税庁HPより)
ふたばさんというAI女性が、税務の質問に答えてくれます。
試験導入ということで、所得税のうち医療費控除や住宅ローン控除など、限定的に利用できるようです。
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ちょっとやってみました。
医療費でよく質問される項目を入力してみます。
⑴ 矯正
☟
おお!すぐ出ました。
ちなみに、国税庁HP内で同様の質問を検索すると・・・
タックスアンサーというページで、上記のような回答がでます。私はさすがに見慣れているので、タックスアンサーも分かりやすいのですが、普段国税庁HPを見ていない人からすると、チャットボットの方が知りたい情報のみ確認できて見やすいですね。
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⑵ 次は・・・「整形」
これもわずか3行で答えてくれました。
ちなみに国税庁HPで確認するには・・・
解説ページ内の、医療費控除に関して対象・対象外の例示から発見できます。
やはりピンポイントに知りたければチャットボットは有効ですね。
ただし、ピンポイントという事は、その前後の重要事項が読み取れません。医療費がかかったが、保険金も出た。実際確定申告するには何を添付すればいいのか。家族の医療費もOK?など。
いざ国税庁のホームページを見ても分かりにくい。解説サイトを見ても、信じてよいものか悩む。税務署や税理士に相談するのもなぁ・・・。
という人にとっては、入口として良いサービスかもしれませんね!
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上記の「整形」も『容姿を美化し、容ぼうをかえるなどの目的』であれば、医療費控除対象外ですが、逆に言えば『美化』ではない『治療』が目的のものであればもちろん認められます。ただこれも、美容とかけ離れているものもあれば、治療の結果、美容的効果も出てしまうものだってあります。
「いいのかな?」
そんな時。もし、ふたばさんよりも詳しく相談したい方は岩下もいますので、宜しくお願いします。(珍しく宣伝というオチ)
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タイトル画像引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-chatbot.htm
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