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鳥瞰

新年明けてから、いくつか計画を立てていました。

お客様の創業計画書事業計画書のサポート業務です。

 創業計画書等は融資を受ける際に用いるものです。ただ、私は「融資を受けるためだけに作るもの」ではなく、この計画書を作ることも1つの目的であると位置付けています。

 各金融機関に専用のフォーマットがありますが、私はまずオリジナルの事業計画書をもとに事業主様とのヒアリングを重ねます。

事業の目的、ビジョンは何か。
短期、中期、長期の目標は何か。
数値目標の根拠は何か。
強み、弱み(SWOT分析など)。
自分で伸ばす部分、サポートが必要な部分。

事業主様の夢を、現実化 リアルにしていきます。

リアルにすることは必ずしもワクワクするものではありません。

売上の見込みはそれでよいか。経費は、想定しているもののほかにこういったものも出ますよ。この利益であれば、月々の資金繰りはこうなります。

未来を楽観的でもなく、悲観的でもなく、フラットに視る。
たくさんの情報を考慮して、視る。

事業主様はみな、創業する分野のスペシャリスト。
一方、私は様々な業種・規模のお客様の動向を知っています。

事業主様の視点に合わせて共感。
税務や経営の専門家としての視点にたち助言。
そして最後は鳥瞰 ちょうかん

 実際に数字を羅列した書類から目を離し、天を仰いで想像します。仰いだ先にいる跳ぶ鳥になった気分で、可能な限り視野を広げて眺め渡します。

 そうやって一緒に作った計画書は「融資のための添付資料」ではなく、夢やビジョンを現実化するための軌跡。

 私の場合は融資や補助金等の際にスポットで貢献するタイプの税理士ではなく、企業のかかりつけ医(街医者)です。

 この計画をもとに、永く安定して経営を進めるために寄り添い、目標は短期も中期も長期も共有する。そんなサポートのスタートがきれるときは「この仕事していてよかったな」と思える瞬間でもあります。



さて、新年。

 創業や新たな事業展開を行うお客様のサポートが続いたことで、今私はとても心が充実しています。

 そのため……自らの新年の抱負、浮かびません 笑。

 まあ、毎年誕生日(8月)に目標を更新するので、今は前年の目標を継続します。

 鳥瞰するということも「常に視野を拡げる」という目標の1つ。昔は俯瞰するという目標でしたが、鳥瞰という言葉に出会い、なんか「飛ぶ鳥になって視る」という感じが映像としてイメージしやすいので好んで使っています(本来は俯瞰も鳥瞰も使い分けがあると思いますが、私の心の中での話)。

 子どもたちは絵馬に決意を書いていました。

 「家族が健康でいられますように」「コロナが終わりますように」「世界の平和」といった社会的な願いが掲げられている中に、

 我が家の娘たちは

「〇〇(技)ができるようになりたい」
「〇〇(練習メニュー)をまいにちやる」
「ねえねみたいに選手になる」

と、相変わらずのスポ根魂を披露していました。その分、私は社会が落ち着くことや家族の健康を願っておきました。

note書き初めがすっかり遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。

リアルな書き初めもしましたよ!


#私の仕事 #ビジネス
#note書き初め

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