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プロじゃないのにプロ意識を持つ状況とは、いかに。

台風関連の片付けを終えたら、既に9月に突入していましたね。ここ数日は…特に何もしていなかったですね。交通も店の営業も止まってたしね。

数時間かけてネイル塗って乾かして、「夏空みたいな薄いブルー色の上に青とピンクの偏光ラメを塗ったら、ギラギラ夢カワ~。笑」みたいなことを思いながら光を爪にあてて、キラキラとラメが反射しているさまを無駄に眺め続ける、みたいなことしかしてないですね。

どうせ1週間も経たないうちに先端からボロッカスになっていく塗装のために数時間を使う、つくづく下らねえだろ?でもそういう下らねぇ時間が大事なんですよ、人間ってのは。

ド修羅場になると、爪を塗ることや化粧をするなどのおしゃれ身じたく関連からいの一番に捨てる人間だから、爪を塗るだけで自分の機嫌を取れるんですわ。そういう「精神と時間の余裕がある自分を楽しむ」っていう作業は何よりも贅沢なことなんですな。

というわけで、そろそろ夏休みもおしまい。充電完了ってことで、月も変わりましたし、新たなド修羅場の日々の幕開けですね。

とりあえず、今年いっぱいまでにまた14万字くらいの長編を書く感じで。たぶん内容はこのNOTEで前からずっと言ってる、なろう乙女向け男女恋愛+軽め推理宝探し系の話をやる感じです(でもコソッとエロBLもやりたかったり…やれるかな~…)。

もう少しプロット詰めた後にいくらか書きためてから順次公開していきたいところです。9月中には何とか整えたい。

本当はどんどん次々に小説、短編でも長編でも、更新・公開していらっしゃる皆様方がとても羨ましいんだ…。あ、焦るぅ…みんな頑張ってるぅ…!世界観作りやプロットばかりにかかずり過ぎてるよ、私は…!でも短編書くの下手くそ過ぎて長編でしか戦えないので、長期ド修羅場→インターバル→長期ド修羅場…を繰り返すしか人並みに戦う術がないんだよな。無惨なり。

で、ここまでが今後の方針とか大事な話で、以後は別にあえて読む価値ないような話ですね。

今回はプロとアマの違いってどうなん?とかグダグダ考えてみたり、「現状プロじゃなくても最初からプロ意識持って飛び込まないとそれなりに死ぬ」と教えてくれた二次創作の世界、ありがとうございました!みたいな超絶個人的なお話です。


プロとアマの境目が段々とあいまいになってきた。


昔は小説家や漫画家になりたいなら賞に郵送にて投稿、のみだったと思うんです。何かの賞の審査→選ばれました!というのがプロ認定される唯一の道でした。が、いまはネットのお陰で「それ以外」の手段がグンと増えました。

その現状自体は私自身もチャンスマシマシで全然大歓迎なんですが。

単純に「どこからプロですって自ら名乗れるんやろ」みたいな疑問はありますよね…。賞経由してなくても書籍化されてる方は普通にプロなんではない?思いますし。

それに「私は確実に賞もらってないからプロじゃないけど、読者様はさして作者の人となり知らずプロもアマも認識せずにリンクポチって読んでて、ただ萌えるか萌えないか楽しいか好きかのみで判断してるから、プロのもの読むのとまったく変わらないノリで読まれてるんだよな?」というのが事実なら、プロじゃなくてもプロ相応のふるまいとクオリティーお出ししてないと書き手として死ぬんでは?という疑問は常に考えちゃうんですよね。

これはもう、二次創作で初めて同人誌即売会出た高校生の時から既にそうで。何だかんだ、壁にいる大手サークル様はプロの漫画家さんだったりするわけじゃないですか。小説書きでも上手い方たくさんいらっしゃるわけで。

で、10年くらい二次創作から離れて、最近また、今度は一次創作活動をやろうとしている私なわけですが、当時よりもっとプロとアマの差はなくなってるよな、と今は思っているわけです。

特に小説はですね。私が30年以上前にコバルト文庫本とかティーンズハート文庫とか買ってた頃、1冊400円弱で買えてたじゃないですか。他のライトノベルもそのくらいでしたよね。

で、そのノリで文庫本に憧れて10年前に文庫本を同人誌で作ろうとしたら、単価1000円近くなってたわけですよ。

でも、たぶん、今なら同じことやってもさして割高感ないんですよね。出版社が出すライトノベルも今は文庫700円前後、新書1200円前後となると。となると、もういよいよ買い手目線では「中身が自分の好みかどうか」に絞られる。

価格の差がなくなると、文学フリマの本と本屋で買う本の差は、装丁やデザインを整えてしまえばもはや「中身が読みやすく好みかどうか」のみなんですよね。

となると、「プロの編集者ばりに自作への客観性があり、自力でデザイン能力や絵師あたりを用意できるアマ」はわざわざ出版社を通さずに個人で同人誌やKindleで出した方が利益の取り分がだいぶでかい、という可能性もあるんですよね。出版社やレーベルの都合にいちいち合わせなくても済む、というのも利点なわけで。

で、もう実際にそうしている方もいらっしゃるのでは、と思うわけで、それで生計が成り立っている方は、既に普通にプロだと私は思うんですよ。例え生活費で全部稼いだ金が消えてトントンだとしても。

今後これがさらに進んで、たぶん、各出版社や賞もその権威を昔ほど保てなくなっていって、かなりじり貧になるんじゃないかと思うんですよね。出版社はこれまで通りだとただじり貧になっていくのに対して「プロとして生計を立てたい書き手は増える一方」、そういう世界線にあるなと感じています。正直。

そして出版社が倒産しても編集者は必要とされる世界線、となると、もう書き手がフリーの編集者を直接雇ったり取引することになるし、出版社は「編集者派遣会社」のようになる可能性も見えてくる気がします。メディアミックス戦略などの他の手段で売上取れないところからそうなっていくのでは、と。


浮上する「プロ小説家になりたいんか私?」問題。


それでそういう現状の中、私自身は、従来通りの賞レースを経てのプロの小説家になりたいのか?というと、もうその辺り、よく分からなくなってきましたね、最近は。

賞を貰えるくらいのクオリティー、商業出版に耐えられるクオリティーの作品を書ける人間でありたい、とは思うんですよ。コバルト小説家になりたい、と思って投稿していた過去の時点では、コバルトのプロ作家を目指していたはずで。

でも二次創作同人誌書いてた時から「人様が読むんやし金も貰うんや、プロ意識を持たな」思ってたし、ここまでプロとアマの差がなくなってくると、例え実力が満たないとしてもどっちにしろ自分なり全力のプロ意識で書くことは変わらないんだし、「もしどこの出版社も私が書くものに商業的に全く興味ないとしても、私はもはや書くことをやめはしないな」と思ってしまうと、ですね。

賞もらったプロの小説家ではないかもだけど、例えばKindle出版やら文学フリマあたりで継続的に小説を書いて本にして売る=「小説屋」ではあろうとしているのかなと。

なので、今後のこのNOTEで新たにサイトマップを掲げるなら、そういう「小説屋」=プロを目指す者としての方針に沿うことになりますね。

・小説を書いています(投稿サイト含)。
・文学フリマへの参加を目指しています。
・Kindle出版のためのお勉強をしています。

主にこうなりますね。まあ数ヶ月うちに新たなサイトマップは更新されるのではと。

全ては作品が書き上がってからですがね…。ちなみに、「シュレディンガーはたぶん猫。」での現時点でのKindleや同人誌の製作はまだしない方針です。Kindleについては単純に出すための知識がまだ足りないからですが、何より、あれで完全版とは思っていないので、もし売り物にするなら創作大賞審査後に改めて大幅に加筆修正しまくってからだよね。SF分や猫分を増したりしたいよね。

かつて二次創作の活動が与えてくれたもの。


私が二次創作小説をフルで書いていた10年前までとはつくづく環境が変わったなと思います。

一次創作てんで弱かったし、pixivの小説のところ以外は、小説専門の投稿サイトなんてなかったもんな、当時は。小説投稿サイトでタグつけて文学賞参加ができる時代になるとも思ってなかったし。今後文学フリマに参加するとして、でもそこでのふるまいは、二次創作のイベントと全く同じようにはやれないんでしょうし。

ただ経験として生かせる部分はあると思いますので、そこは利用していきたいですね。

「卓上のポスター(新刊表紙を利用)にはサークル名と配置の番号はデカデカと書いていた方が、見つけてもらいやすいし、迷子の人にも親切でよろしい」とか。「表紙や本文サンプルは余裕をもって事前にしっかり、しつこいくらいに提示・CMした方がいい」とか。

そのままでは使えないことでも、過去に得た経験はいくらか改変もしつつ利用できるはずですし。やっててよかった、二次創作。ありがてぇ。

単純に、二次の経験全くないままいきなり文学フリマに出るってなると、怖くて仕方なかったと思う。何部刷ればいいの…?とかな。オンデマ印刷で10とか20とか友達や読んでくれそうな知り合いの数とか財布痛くない数刷って、それ以上必要ならちまちま追加すりゃええんや、そんなん。継続的に複数冊出してたらいずれ分かってくるんや。

何だかんだアンソロ作りとかイベント主催手伝いもしてきたしな…。もうこの辺りで人としての社会性かなり身につけたよな。この世には色んな奴がいるんだぜ……。

ただ、表紙のPDFデータの作り方とかはもう忘れてるな…。画像編集ソフトも当時はフォトショのエレメンツちゃんで何とかしてたけど、もう使えないだろうしな…。でもWord入稿できるなら本文印刷とかは昔のやり方のままで大丈夫なのかな。

学び直ししたり新たに学んだりしつつ、しっかり小説屋をやっていきたいところですね。



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