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嘘にも種が要る

お疲れさまです。鰯です。

本日もよろしくお願いします。

早速ではありますが
皆さんはこちらのことわざの意味をご存知でしょうか?

読んで字のごとく、意味を予想するのに
それほど難しいことは無いかとは思いますが、念のため


『嘘にも種が要る』(うそにもたねがいる)
嘘をつくにも、いろいろと材料が必要であることから。

何事もそれ相応の準備や元手が必要であり、

物事はそうたやすくできるものではないということ。

という意味になります。

要するに、嘘を付くにもそれなりの準備や材料
相手の受け答えなんかを想定した上での口上
何かしら言い返された時に上手く受け答えするための予測、など
諸々用意しておかなければならないという事です。

嘘というものは、事実と異なる以上
必ずどこかしらで綻びが生まれてしまうものです。

その綻びが一度散見してしまえば
そこからどんどんと糸がほどけていくかのように
嘘であることが露呈し、やがてはバレてしまいます。

本来、事実と違う嘘の事柄を
さも事実であるかのように言い通すということは
余程言葉巧みでない限り、無理があります。

一度ついた嘘を、最後までバレずにつき通すことは
それなりに大変で、簡単にはいかないのです。

ただ嘘をつくという行為の裏で
実際にはこれだけの入念な下準備がなされているということです。

「嘘」って奥深いですね。
罪深くて奥深いですね。

僕いま、ちょっとカッコイイ感じに言えたね。

とは言え、全ての嘘がこれに当てはまるかと言えばそうではなく
何かの拍子に咄嗟に口から漏れ出たような嘘はその限りではありません。

例えば仕事で失敗して怒られている時に
ポンと口から勢いで漏れてしまったような嘘や

親から怒られた際に
つい勢いでとんでもない嘘を口走ってしまうなど

皆さんにも経験があるかと思います。

こういった、その場でつい咄嗟についてしまった嘘には
その場をなんとかして切り抜けようとする見苦しい目的しか無く
しかも勢いで言ってしまったが故に
嘘であることがバレバレの無理のある中身になることが大半です。

このような急場の嘘でも、尚且つ相手を完全に騙し通せて
尚且つその嘘が最後までバレずに済むような方は
余程の口八丁だと思われますので
言葉を武器にした仕事にでも就くことをオススメします。

さて、ここまで嘘について述べてきましたが
基本的に嘘という行為自体は決して良いものではなく
出来れば嘘なんかつかないに越したことはないです。

ウソ、ダメ、ゼッタイ

まぁ、嘘まみれの日記を性懲りもなく
日々書き散らかしている僕が言えた事ではないのですが。

そんなわけで本題に入ろうかと思うのですが
今回の僕の日記、ここから書く内容は
いわゆる、「嘘」を前面に押し出したものとなっております。

今まで嘘はダメだなんだと言っておいて何だそれは
というお言葉もあるでしょう。

結局嘘つくのかよこのダメ人間が、というお言葉もあるでしょう。

ほんと嘘まみれだなこの嘘人間が、という言葉もあるでしょう。

やーいハゲ、という言葉もあるかもしれません
いや、これはあったらアカンやろ。

確かに嘘はよくないです。
本来なら、嘘をつくなんていう行為はダメです。

しかしながら、少し視点を変えてみるだけで
本当ならいけない行為であるはずの嘘も
面白かしく楽しむことが出来るようになるのです。

というわけでここからが僕の日記のメインです。
相変わらず前置きなっげえな

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剛田武氏、代表曲「俺はジャイアン」の再録版
300万枚を超える歴史的大ヒット
同氏いわく「心の友たちのおかげ」


5年前、「俺はジャイアン」という曲名でデビューを果たした
歌手の剛田武氏、当時あまりにその壊滅的な歌唱力から
様々な方面から多大なバッシングを受けながらも、それと対照的に
CD自体は15000枚を超える売り上げを記録するなど
一歌手のデビュー曲としてはまず及第点ともいえる数字を叩きだした。

「結果だけ見れば売れている、俺の歌を叩く奴は全員無能」
などと強気なコメントを残してはいたが
CDを買った層にインタビューを試みたところ、ほぼ全ての方が

「どんなヒドイ代物か、逆に興味があった」
「本当に人を殺せる歌があるのか聞いてみたくなって」
「じ、ジャイアンに買えって脅されたんだよー!」

という恐いもの見たさから来たもので、CD発売から程なくして
同氏のCDが大量に捨てられるという事態が後を絶たなかった。

このことから剛田氏は、悪質な週刊誌やマスコミのバッシングの
恰好の的となってしまい、やがて精神的に追い詰められた同氏は
次の曲を出すことなく音楽業界から姿を消した。

ところが5年後、その剛田氏が再び音楽業界に姿を現した。
業界最大手とも言える骨川プロダクションの後ろ盾を得て
彼が出した復帰作は、当時大バッシングを受けた忌むべきデビュー曲
「俺はジャイアン」の再録版であった。

「生まれ変わった俺の歌を聞いて欲しい
 当時の俺はまだまだ世間知らずのガキだったが今は違う」

というコメントと共に出された剛田氏の曲は
発売から僅か3ヶ月で300万枚を超える大ヒットとなり
偉大な先人たちが名を残してきたオリコンシングルチャートの一角に
その名を刻み付ける結果を残した。

当時とはもはや別次元と言っていい程に洗練された歌声には
多くの人が魅了され、剛田氏の名前は瞬く間に世間に知れ渡った。

剛田氏のプロデュースを務め、また同氏の所属するプロダクションの
代表も務める骨川スネ夫氏はこう語る。

「当時のジャイア・・・剛田の歌はひどいものだった。
 でもボロボロになって終わっていく彼を見て放っておけなかった。
 だから僕も含めて、昔からの友人たち皆で彼を支えたんだ」

音楽がダウンロードやデータでの販売が主流になりつつある今
純粋にCDだけの売り上げでここまでの数字を出したことは
驚異的ではあったが、骨川氏は
「CDが主流の時代だったらこの倍以上は売れていた。
 あいつの歌はこんなもんじゃない、もっと評価されるべきものだ」
と自信満々に太鼓判を押していた。

剛田氏はこの結果を見て
「ダメになりかけていた俺を見捨てず、助けてくれた皆のためにも
 諦めるわけにはいかなかった。あの時の俺の歌はヒドイもんだった。
 そんな俺のために、5年間も付き合ってくれた皆には
 どれだけ感謝しても仕切れない・・・ありがとう!心の友たちよ!」
とコメント。最後の方は涙声でほとんど聞き取る事は出来なかった。

二人へのインタビューを終え、部屋から出る際に
泣きながら握手を交わす二人の姿がチラッと目に写った。

感動的な光景に、思わずシャッターを切ろうかと考えたが
そんな無粋なことは出来ないなと思い、私は部屋を後にした。

何より、涙ぐんだ私の目では
うまくピントを合わせる自信が無かったからだ。

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プロ野球選手、磯野カツオ氏あわやの珍事!?
一歩間違えれば大事件


ヤクルトスワローズ所属のプロ野球選手、磯野カツオ選手。
今年、ドラフト2位で入団した期待のホープである。

そんな磯野選手が、デビュー戦で思わぬ出来事を起こした。

読売ジャアンツ戦の6回、3点ビハインドで迎えたこの打席。
ここまで無安打の磯野選手は、早くもプロの洗礼を浴びていた。

1、3塁と出塁した状況で3死まで追い込まれた磯野選手。
安打になれば得点になるこの状況で、まさかの”事件”が起きた。

内角へのストレートを豪快にフルスイングしたその時
磯野選手のバットが折れたのだ。

打球は三塁側への小飛球でファウルとなった一方
根元から折れたバットは反対の一塁側へ勢いよく飛び
内野席のネットに思い切り突き刺さった。
あまりの出来事に、場内からはどよめきが起きた。

幸い大事には至らなかったが、磯野選手の目は当然、打球を追っており
「バットがどこに行ったか一瞬分からなかった
 よりにもよって一塁に飛ぶなんて・・・」と困惑気味であった。

というのも、この日一塁を守っていたのは磯野選手と同級生であり
かつ同年、ドラフト一位で巨人に入団した中嶋選手であったからだ。

自身の横を勢いよく折れたバットが飛んで行ったことに
中嶋選手はヒヤリとしながらも
「まさかプロ初試合でこんな目に合うなんて、一歩間違えれば大怪我ですよ
 相手が磯野じゃなかったら、僕怒鳴り込んでいましたよ・・・」
と困ったような笑い顔を浮かべていた。

結局この後、磯野選手は三振を取られ、得点には至らなかった。

その後、試合は7回にヤクルトが1点を返すものの
8回には再度巨人に追加で2点を取られてしまい
そのまま逆転することなくゲームセットとなった。

この試合、プロの洗礼を浴びて無安打で終えた磯野選手。
プロデビュー戦で苦い思いをするのは誰もが通り道だが
あのような珍事に見舞われ、しかも大事に至らなかったあたり
実力以外にも何かを強い要素を持っているのではないかと
今後に期待したいところだ。

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とまぁ、こんな感じです。

見ていただければ分かる通り、嘘っぱちのニュースです。
いわゆる「フェイクニュース」というやつですね。
実際には、実在の人物や組織なんかを使って書き上げるものですが
その辺りは僕自身も色々と面倒だなと思って
今回は漫画やアニメなんかの架空の人物を使いましたが。

最初から100%嘘であると宣言し、嘘である前提であれば
このような無茶苦茶な、荒唐無稽な内容のニュースも出来るわけです。

使う題材が漫画やアニメなんかであれば
はっきり言ってもっとハチャメチャな内容にも出来ます。

正確には僕の書いたこれは、どちらかというと創作に近いので
嘘を題材にしているかどうか、という点では疑問は残りますが・・・

実際、フェイクニュースを書いている人は
もっと面白おかしく、ユーモラスな内容で書けますし
嘘だと分かっていても、あれ?これホントなんじゃないか?
と思わず信じてしまいかねないくらい上手に書き上げます。

フェイクニュースを扱っている専門サイトもあるくらいです。

今やこんな世の中です。
色んな情報が溢れて、その情報の真偽も分からず
当たり前のように嘘の情報に踊らされる時代です。

嘘ということに対して、懐疑的になる気持ちも分かりますが
いっそ、逆方面に振り切ってしまえばこういう楽しみ方も出来ます。

とは言え、嘘をつくという行為自体は何度も申し上げる通り
決して良いものではありませんので
こういったものを書いて、人にお披露目するときには
くれぐれも嘘だということを予め伝えておくことをオススメします。

最初から完全に嘘だと分かっているからこそ
楽しく見れるものも世の中にはあるっていうことです。

それでは本日はこのあたりで
ありがとうございました。



ここで色々見れます
よければどうぞ

http://asobinin.antenam.jp

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