「人生の勝算」の冒頭10%が良いと思うた記事
人生の勝算を今更ながらに読みました。
SHOWROOMの前田裕二さんの著書です。(以後、前田氏)
個人的に一番の学びは冒頭10%
もし、あなたが新しい取り組みを始める場合は
この冒頭10%を読むことで事が足りる気すらします。
やり方というのは色々あるかと思いますが、
この前田氏のような活動が一番の近道ではないでしょうか?
簡潔にまとめるとクリア(目標達成)するためには
・下記の①〜⑤のルーティンを繰り返す
・法則性から成功要因を見つけて守る
が必要かと思います
①目的・手段を確認する
②アクションを開始
③結果に対する客観的な理由を自答
④③に対して改善する「どのようにすれば〜」の自問自答
⑤④の回答から仮説を立案し、①に戻る
成功要因については、このルーティンを繰り返すことで
いつか獲得できます。w
雑くてすみません。
では、その例となるストーリーを見てみましょう。
冒頭10%の前田氏の大体のストーリー
8歳の前田氏は、家庭の事情でお金がなかった。
そのため、路上ライブで投げ銭をもらって自律しようとしていました。
路上ライブの場所は、近所の東京足立区・葛飾区を選定。
曲はオリジナル曲を作って、歌いました。
しかし、通行人は誰も立ち止まりませんでした。
そこで前田氏は取組みを見直しました。
「自分が同じ通行人の立場なら、立ち止まり、投げ銭をするか?」
問いの答えは、NOでした。
理由は、知らない誰かの知らない曲は通行人にとっては価値が薄いBGMと同じだから。
この理由から客観的にこんな自問をしました。
「どんな音楽なら人は足を止めるのか?」
前田氏は自答しました。
自分なら未知(知らない)より既知(知っている)の曲を聞く!と。
早速、オリジナルから流行りのカバー(みんなが知っている曲)に切り替えました。
すると通行人は足を止め、人集りができ、投げ銭も獲得しました。
成功したかにみえましたが、次の問題が生まれました。
100円や10円程の投げ銭では、自律できるだけの金額にならない問題です。
この10倍は欲しい前田氏。
この事実から再度戦略を見直しました。
「自分が足立区・葛飾区の通行人なら自分が欲しい分の投げ銭をするか?」
答えはNOです。
理由は、金銭的な余裕があるエリアではなかったから。
※偏見あり
そこで、前田氏は自問しました。
「どんな誰なら自分の予定の金額を投げ銭してくれるのか?」
その自答は「富裕層の多い地域であれば投げ銭の単価を上げることができ流のではないか?」と。
この回答と仮説から白金(比較的富裕な地域)に路上ライブ場所を変更しました。
勿論、地域が変わるので足立区・葛飾区とは流れる通行人の属性が違います。なので、既知(知っている)曲は足立区・葛飾区とは違う訳です。
そこで前田さんは白金の通行人を観察しました。
もっとも多かったにが年齢層は少し高めの大人の女性でした。
なので、その方々が好む懐かしい音楽をカバーしました。
結果、取組みは当たり、成功しました。
まとめ
俯瞰的にこのストーリーを読んでいてなんとなく感じたはずです。
お金を目標にした場合の路上ライブの成功要因を。
僕はこんな成功要因を感じました。
地域の富裕度×通行人層の把握×コンテンツ選定
勿論、これが正解とも言い切れません
しかし、①〜⑤までを繰り返すとこのような法則性から
成功要因をキャッチでき、改善していけば失敗の確率が格段に減ると思います。
なので、新規事業・取組みはいかにこのような成功要因となるツボを見極め、そこを一流に鍼灸師のように突き刺す事が必要なのかもしれませんな。
おしまい
娘の育児手当てとなります!