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コントな文学『島谷青葉はお父さんとお風呂に入っている』

コントな文学『島谷青葉はお父さんとお風呂に入っている』

島谷青葉は高校生なのに、まだお父さんと一緒にお風呂に入っているらしい…

そんな噂を耳にしてから僕はクラスメイトの島谷さんの事を意識するようになった。

次第に僕の中で島谷さんの存在が大きくなっていった。

そして一学期の終業式の日。

「ぼ、ぼ、僕も高校生だけど、まだ…
マ、マ、ママと一緒にお風呂に入っています!
し、し、島谷さんもまだお父さんと一緒にお風呂に入ってるって話を聞いて…
お、お、親と仲が良いんだなーって…
ぼ、ぼ、僕と同じだなーって思って…
し、し、親近感が湧いて…
そ、そ、それに島谷さんって…
よ、よ、横顔の雰囲気が少しママに似ていて…
す、す、好きになりました。
ぼ、ぼ、僕と付き合っ」

「無理です、ごめんなさい。無理過ぎる」

付き合って下さいって言い終わる前にフラレた。

二学期が始まると、僕がママと一緒にお風呂に入っているという噂がクラス中に流れていた。

でも、大丈夫。

帰ったらママに慰めてもらうから。


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