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コントな文学『あと1分耐える方法』

コントな文学『あと1分耐える方法』

「私は心の中で秋川雅史の千の風になってを歌うの。これで1分耐えられるかな」

「アリかもね」

「神聖な気持ちになるのが良いんだと思う」

「私はね、小6の時にお父さんが失業して餃子の王将でアルバイトしてた時があったの。
それでお母さんと一緒に王将に食べに行ったら、お客さんに見える所で、お父さんが20代前半位の先輩アルバイトの男にめちゃくちゃ叱られてたの。
それが悲しくて悔しくて…
その時の事を思い出したら1分は耐えられる」

「それは耐えられるね」

「鉄壁の防御力よ。ねぇ、ミカは?」

「私は普通にお爺ちゃん死んだ時の事思い出して耐えるわ」

「そーゆーのって普通、泣く芝居の時に思い出すやつじゃんw」

「そんな事に使われてミカのお爺ちゃん可哀想すぎるわw」

先週ファミレスに行った時に、隣の席で女子高生3人組が話してた漏れそうな時にトイレまで耐える方法を実践してみたけど…

『千の風になって』は確かに1分イケるね♪

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