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How to use Ableton Live9(基礎編)

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入門編から少し踏み込んだ内容についてお伝えしていきます。
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Ableton Live9ノート その9-10 制作日記(1曲目完成)

Ableton Live9ノート その9-10 制作日記(1曲目完成)

さて制作日記その9も今回でようやく完結の日の目を見るわけですが、前回の更新から日が空いてしまったのは、

なんとなく伸し掛かる原因不明の不安

や、

もう少し寝かせればもっとより良い作品に仕上がるのでは?という甘い期待等によりついつい腰が重かったのが正直な所です。

また前回から個人的に様々な経験をさせていただき、更に知識が深まったこともあり、今回の作品に還元できるかなと色々挑戦していた時期でも

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Ableton Live9ノート その9-9 制作日記(アレンジの完成)

Ableton Live9ノート その9-9 制作日記(アレンジの完成)

前回までのあらすじ

さて前回から少し間が空いてしまいましたが、その間山ごもりやら滝に打たれたりやらの修行をして、本日から再度執筆開始となります(本当は多忙やらフレーズの確認で迷っていただけです(笑))。

しかしその甲斐があってか、個人的にも納得出来る仕上がりになったのではないかなと思っています(あくまで自己評価)。

ちなみに最近の個人的なテーマとして、Kick等の低音の鳴らし方について深く考

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Ableton Live9ノート その9-5 制作日記(Bassフレーズの打ち込み)

Ableton Live9ノート その9-5 制作日記(Bassフレーズの打ち込み)

前回までのあらすじ

さて前回までにメインフレーズ、リズムパターン、Keyboradフレーズと徐々に楽曲の輪郭が定まってきました。次は楽曲の要となるBassフレーズを打ち込んでいくわけですが、ここで一旦休憩がてら、

曲の最終形についてイメージを改めて固めます。

常に「今回作るのはこういう曲」というイメージを持つのが大事なのですが、ここまで辿り着くのに様々なサンプルやInstrumentsのプレ

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Ableton Live9ノート その9-4 制作日記(Keyboardフレーズの打ち込み)

Ableton Live9ノート その9-4 制作日記(Keyboardフレーズの打ち込み)

さて前回で楽曲のリズムパターンはある程度仕上がったので、ここからキーボードのフレーズを打ち込んでいこうと思います。

私が所属しているイワモリでもそうですが、リズムパターンの後は大抵シンセ等の鍵盤系のフレーズを作ります。これは

私→ドラマー

WACCHI(パートナー)→ギタリスト

という編成のため、リズムとハーモニーの両方を支えるBassフレーズがいつも難関になっているためです。以前はリズム

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Ableton Live9ノート その9-3 制作日記(リズムサンプルの選び方)

Ableton Live9ノート その9-3 制作日記(リズムサンプルの選び方)

さて前回はドラマーとしての自己主張が多くなってしまった感もある制作日記でしたが、話を本編に戻すべく今回はサンプル音源の選び方について少しお伝えできればと思います。

Ableton Liveは専用のインストゥルメントやエフェクトなどのデバイスをダウンロードし、ご自身の制作環境を充実させることができます(Packs)。有料のものから無償のものまで揃っているので、定期的にチェックすることをお勧めします

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Ableton Live9ノート その9-2 制作日記(リズムパターン作り)

Ableton Live9ノート その9-2 制作日記(リズムパターン作り)

さて今回の制作曲は、サンプルをスライスして再構築したフレーズを楽曲の柱としていきます。前回の日記では一番最初の工程として、スライスフレーズの作り方を行いましたので次は、

リズムパターンを決める工程に移ります。この時点である程度楽曲全体の雰囲気が決まるので、スライスフレーズが柱であれば、今回で根っこを作る作業になります。

ここでの重要なポイントとしては、

・あまりにラフすぎる決定→結局全体像が

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Live9ノート その8 ラックとオートメーションを活用してみよう

Live9ノート その8 ラックとオートメーションを活用してみよう

今回は長編動画を作成してみました。巻末にリンクを貼り付けていますので、そちらも合わせてご覧ください。

ちなみに今回説明動画にはオーケストラ系の音源を使っています。それは私自身少し前まで

「弦楽器は色々な弾き方があるのに、自分が作るとどうしても平坦な雰囲気になってしまうな…」

という印象があり、あまり自分の制作には取り入れていなかったのですが、ふとしたきっかけで面白い仕上がりになったので、その

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