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「エッセイグループレッスン」入門編

「エッセイ グループレッスン」の参加者募集始まりました!

各回、限定3名までの募集です。お早めにお申し込みください!


現在、進行しております、マンツーマンの「エッセイレッスン」
ですが、受講者のみなさんが凄まじい進化を遂げていくのを、

日々目撃させてもらっております。


めちゃくちゃ面白いです。

正直、最初はみなさん総じて、硬い表現というか、
かしこまった文体でした。


例えば、


「〜〜がありました。そして次に〜〜〜をしました。
また、その後に私は〜〜〜と思って、〜〜〜しました。」


みたいな感じで、客観的な描写が続いてたんですね。

だけど、それを読んでいてやっぱり違和感が多くて、

「これは一体なんだろう?」

と、考察しつつご本人ともやり取りしているうちに、
ある真理に辿り着いたのです。


「面白い文章とは、客観と体感のバランスなのだ!」と!


それが共有されてからの、みなさんの進化が早いこと早いこと!
そして、その進化の方向性が、ちゃんとみなさん、バラバラなのよ!
完全にオリジナリティーが伸びまくりなんです。

例えば、

主人公が不安な状態でドアを開け、暗い部屋に入って電気をつける


というシーンを文章化したとしましょう。

例えば、「客観」の視点だけで文章化すると、

私は不安なままドアを開け、暗い部屋に入った。
そして電気をつけた。


となります。


まあ、自然ではありますよね。

でも、なんとなく味気ない。

「事実がそのまま書かれてるだけだなあ」

と思ってしまうわけです。


だけど、そこに体感を入れていくと、


全身に鳥肌が立つほどの不安を感じていた私は、

冷たいノブに手をかけ、ドアを押し開けた。

真っ暗な部屋に不安は大きくなったが、

恐怖を押し殺し、電気をつけた。


みたいな感じになります。


さらにさら〜に体感を増やしていくと、


お腹に何か、黒く重たい生き物でもいるような感覚だった。

これまでに感じたことのない不安。

指先が痛くなるほど冷たいドアノブに手をかけ、

空気を揺らさないように押し開ける。

何も見えない。何かの体内にでも入ったような、真っ暗な部屋。

私は叫びたくなるような恐怖を押し殺して、電気をつけた。



みたいなことになるんですね。明らかにやりすぎですけど。笑

でも体感」が入ると、読み手に
「客観的な情報」が「感触」として伝わる。


すんごい初歩的なことだとは思うんですけど、
この「体感」の部分で、作家の個性が飛び出る飛び出る。



皆さんも一旦、頭の中でやってみてほしいです。


私が振り向いた時、顔面にサッカーボールが当たった。


という文章に、体感を入れていく。


私が「    」みたいに振り向いた時、

目の前が「     」なった。

私はそのまま「    」みたいに倒れた。

サッカーボールが、顔面に直撃したのだ。



どうでした?この「  」の部分をイメージして埋めていくと、
自然と書き手の個性が出るんですよね。


これが、「同じ体験をしたとしても、受け手によって表現が変わる」ことを端的に表しています。

こうして、オリジナリティが生まれるし、体感が描かれることで、読み手が書き手の側で、その体験を追体験する感覚になれるのです。

ということで、現在1v1でやっている、「エッセイレッスン」ですが、
お試しということで、3人まで参加可能なグループレッスンとして、
始めてみます。


みんなで体感を盛り盛りして遊びましょう。


岩井秀人プロフィール

岩井秀人(劇団ハイバイ・株式会社WARE代表)

2003年、劇団ハイバイを立ち上げ以降、全作品の作・演出
代表作は「ヒッキー・カンクーントルネード」、「ヒッキー・ソトニデテミターノ」「ある女」「て」「夫婦」「おとこたち」
NHK 「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞受賞
舞台「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞受賞
パルコ・プロデュース「世界は一人」作・演出
NHK Eテレ「オドモTV」内『オドモのがたり』企画・出演
「いきなり本読み!」企画・司会・台本提供
韓国ソウル演劇祭にて「て」が優秀作品賞他、3冠達成
“参加者自身に起きたひっでー話を書き、演劇化する“企画、
「ワレワレのモロモロ」を全国各地で実施
パルコ・プロデュース「おとこたち」作・演出
フランス、ジュヌビリエにて「ワレワレのモロモロ」構成・演出
さいたまゴールドシアターにて「ワレワレのモロモロ」構成・演出
以降、作家の寄り合い「作家部」、俳優の寄り合い「どもども」を運営。
俳優の個人レッスンも行っている。
演劇公演だけでなく、全国各地の劇場や学校、就労支援施設などで「ワレワレのモロモロ」のワークショップを行っている。

〜〜〜全体の流れ〜〜〜

このグループレッスンは、
1週間でエッセイを1本書き終える
というところをゴールにしています。


1回目は、リモートでみんなでネタ出し。

つまりおしゃべりです。
「自分の身に起きたひど〜い目にあった話」
をしてもらい、何を書くか決めて「2〜3日後に提出!」となります。


「締切が2〜3日後!?」


と、みなさん驚かれますが、
実はこれ、締切が1週間とか1ヶ月あったりした方が、
書き上がらない可能性が高いです。


「みんなの前で話した」
という体感が納まってしまう前に、
その勢いで書いてしまう。

ここでも体感が大事!

余計なこと考えないのも大事!

自分だけじゃ締め切りを作れないですからね!笑


そして、いただいたテキストに岩井がアドバイス。

そしてまた3〜4日後にリモートでミーティングとなり、

それまでに書けたものをお互いに読み合い、

岩井を含めたフィードバックをして、終了です!

この時点で、


自分のエッセイが1本完成!

となります!

1回やってみて!面白いから!

そして、1本できたら、とりあえずnoteとかブログにあげたり、
それを元にナレーションを録音してみたり、ぜひ活用してほしい!


料金:
お試し価格22,000円(税込)

現在進行中のマンツーマンでの「エッセイレッスン」が、
毎月44,000円なので、かなりお得になっております!

継続的にレッスンを受けたい方は、
マンツーマンの方に来ていただいても大丈夫ですし、

「とにかく一回だけでも、自分の物語を書き切ってみたい!」


という方は、ぜひこの「エッセイグループレッスン」
ご参加いただければと思います。

岩井と、一緒に参加している仲間たちと、
お互いの作品を楽しみながら進めていきましょう!
お申し込みお待ちしております!


読んでいただきありがとうございます!いただいたサポートは作家部やnoteの運営などに使わせていただきます。