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アクセス解析セミナーでフリーランスとして生き抜くための最適解を得た

名古屋で開催されたGoogle Analytics(GA)関係のセミナーに軽い気持ちで参加したら「あーこれはフリーランスとしての理想形だわ」というお話を聞けたので共有します。


なぜGoogle Analyticsセミナーに参加したのか

ダンボールアーティストやCGクリエイターとして活動している私ですが、ブロガーでもあり、アクセス解析にGAを使っています。まあ大した使い方はしていませんけど。

今回は「Google アナリティクスをメインとしたキャリアを考える会」というイベントで、デザイナーやディレクターなどGAを専門としていない人の参加も歓迎していたこと、また講師の1人だった運営堂の森野さんと久々に会いたいと思ったことが参加の動機でした。


3人の講師による三者三様の話

二村さん、永井さん、森野さんという3人の講師が登壇した今回のセミナーですが、皆様への感想を一言で表現すると次のような感じです。

二村さん:人間味ある
永井さん:若いのに経験値が高い
森野さん:ゴルゴ13

二村さんは20代で独立し、アクセス解析の専門家としてキャリアを積まれています。前職が昭和な営業を行う会社だったそうで、精神的にかなり鍛えられたご様子でした。

対面での営業や行動を重んじていて、素晴らしいと思います。

永井さんはGAの専門家で、会社員の傍ら書籍も執筆されるほどの経験値の高さ。31歳でこれほどの知識を持ちつつ、物腰は柔らかく、笑いを織り交ぜた素晴らしいプレゼンでした。本当は51歳だと思います。

そして最後に登壇されたのが、同じ40代でフリーランス歴12年のベテランである森野さん。共感することが多く、うなずきながら話を聞きました。内容としては至極真っ当なものでしたが、できている人は多くないと思います。

そんな森野さんの理想の人物がゴルゴ13で、プレゼンでもちょいちょい話していて読みたくなったんですが、190巻を超えた現在も連載中で、漫喫に1日こもっても読破する自信がありません…


普遍性が高く、ストレスフリーな森野さんの働き方はフリーランスの理想形

運営堂の森野さんは、GAの専門家として全国的に有名。

仕事に関しては、次のようなことを決めているそうです。(有料セミナーだったので、一部だけご紹介します)

・相見積もりはお断りする
・企業規模や金額の大小で動かない
・専門外の分野に関する協力者がいる
・仕事を依頼するときは値切らない、急かさない、直さない

企業には予算もあり、相見積もりは否定しませんが、天秤にかけられる方は気持ちよくないし、課題解決にかかる費用が100万円なのに予算が50万円だったら、妥協した施策にするしかありません。

大企業は関係者が多く、意志決定に時間がかかりがち。結論が中々出ない会議に何度も付き合わされ、そのせいで納期まで2ヶ月あったのに実作業期間は2週間とか、色々なことが起こります。

私は大企業から十分な予算と納期をいただき、自由に仕事をさせてもらったこともありますし、企業規模や予算が大きい仕事はすべて悪いというわけではないのですが、無駄が多いことは少なくありません。

森野さんはアクセス解析のプロですが、デザインなど異なる分野に信頼できる協力者がいて、そのようなつながりを得るために自身の専門領域と少し違う分野のセミナーに積極的に参加しているそうです。

私は前職がレンタルサーバ会社の営業だったためにウェブ業界とのつながりが深く、長年の趣味で現在は仕事にもなっているCG業界にも知り合いがいます。ブログは独立のきっかけにしようと始めましたが、積極的にイベントに参加していたため、知り合いが増えました。

次の図は2015年のイベントで使った資料からの引用です。

20150829自分メディアの育て方.001

私はウェブ、CG、ブログ、どの分野でもトップクラスではありませんが、複数の分野の接点にいます。その結果、次のようなことが起こりました。

・ウェブ系の知り合い → CGやブログの相談
・CG系の知り合い → ウェブやブログの相談
・ブログ系の知り合い → ウェブやCGの相談

例えばウェブに関して一線級の知識や経験はなくとも、CGやブログの知り合いからは、十分に詳しい人として認知されます。分野が異なれば、仕事になるのです。

閑話休題、アクセス解析は課題解決を行う手段ですが、万能ではありません。誰かから相談を受けたときに、アクセス解析以外の方法が最適という場合もあるでしょう。そんなときは次のような選択肢が考えられます。

1. 課題解決にならないと知りつつ仕事を受ける
2. 課題解決にならないので、お断りする
3. 課題解決を行える人を紹介する

1は自身の利益を優先していて、お客さん本位に考えていません。それを続ければ、誰からも信用されなくなるでしょう。2は正直だけど、そこで終わってしまい、次の展開がありません。3はその場では利益はないけど、信頼につながり、別件を紹介してもらえたり、本当に自分の力が必要になったときに再び声がかかったりします。

森野さんは協力者に仕事をお願いするときは、値切らず、急かさず、うまくいかなければ自己責任と考えるそうです。協力者は信頼されていることを実感して気分がよく、最高の仕事を心がけることでしょう。そうならない人は組むに値しません。

このような仕事をしていたら、徐々に優良なお客さんやよい仲間で周りが固まっていきます。そうすれば無駄なやりとりや面倒な対応もなくなり、互助の関係が生まれ、仕事の効率が上がり、ストレスフリーになるわけです。

GAの相談をしたら別の提案されたけど問題が解決した。今後も何かあったら相談しよう。そんな風に思われたなら、その人は紹介も得られて仕事が途切れなくなるだろうし、GAが専門でも別の相談が来るようになり、GA以外でも仕事ができるようになるでしょう。

実際に森野さんはGA以外の仕事が多いそうです。まあそうなりますよね。


専門分野の能力を磨き、理想を描き、ストレスフリーな仕事を続けられることがフリーランスの理想形

森野さんの真似は、一朝一夕にできるわけではありません。まず専門領域で十分な能力を蓄える必要があります。座学だけでなく、実践も必要です。

駆け出しの頃は、生活のためにやりたくない案件を受けることもあるでしょう。それは成長過程では必要かもしれませんが、理想像が描けているかどうかで、その後の結果に大きな差が生じます。

以前、SNSで広告代理店への愚痴を書いていた人が「その仕事を選んだのは自分ではないか。嫌なら受けなければいい。SNSで愚痴をこぼす暇があるなら手を動かすべき。」と、一喝されるのを見ました。

最初は生活のため、経験のためと割り切って、きつい仕事を受ける時期もあるかもしれません。しかし同時に理想的な案件の開拓を精力的に行っていけば、徐々に望まない仕事からは脱却していけるはずです。

理想を持たず、お金だけを優先すると、ストレスフルな仕事の無限ループに陥ってしまう恐れがあります。厳しい言い方になりますが、因果応報です。

専門分野の能力を向上させるための努力は当然として、仕事をより広い視野で捉え、理想を描き、そこに近づくために取り組んでいくことで、状況は好転していくのではないでしょうか。

GAだけで考えていたらGoogleに振り回されるし、無くなる可能性もありますが、点(GAのみ)ではなく、面(GAを起点としつつ、そこにつながる幅広い分野)で仕事ができるようになっていたら、GAが大幅に刷新されたり、無くなったりしても、うろたえることはないでしょう。

「GA」を「イラスト」「システムエンジニア」「CG」など、別の分野に置き換えても同じです。

1つの分野を極めれば、複数の分野をまたぐ必要などないという考えもあるでしょう。まあ考え方は人それぞれです。私は42歳で独立して、特殊な働き方をしているので(笑)、現時点では森野さんのような働き方がとてもお手本になります。

理想を思い描きつつ、そこに近づいていけるように頑張ります!

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