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なぜか料理が上達しない人の3つのクセ

こんにちはいわあゆです。
わたしは前職でクックパッドというレシピサイトを運営する会社に勤めていました。そこで社内外問わず様々な人たちと料理をする機会があったのですが、そこで見つけた「料理が下手な人・苦手な人(上達しない人)」に共通する特徴をぜひシェアしたいと思います。

内容は場合によっては「え?!」と思うようなことかもしれませんが、事実としてこういうことが起こり得ます。
「本当は料理が上手くなりたいのになかなかなれない!」とか「料理の苦手意識を克服したい!」と思っている方にとって有益な情報になれば幸いです。この3つのポイントに該当している場合は、ここを変えるだけで料理上手への道に一歩進めます!ぜひ参考にしてみてください。

特徴その① 「レシピを見ているのにレシピ通りに作らない」

え?と思われる方居るかもしれませんが、料理が下手・苦手な人はだいたいにして、料理への向き合い方が雑です。美味しく作りたいと思っているはずなんですが、レシピを見ていません。
大胆に分量を無視したり、手順を省いたりします。

私の料理ワークショップの最中に、目の前で『「大さじ1」を入れてください』と言うと、計量スプーンを手にはするのですが、いきなりスプーンてんこ盛り(それはもはや大さじ1ではなく大さじ2の分量だよね・・)ということをやったりします。せっかくのレシピが意味を成しません。
ついつい、やっていたりしませんか?
レシピはあくまでも目安なので、完ぺきではありませんが、いきなりこんな出だしでは、とうていそのあとの工程もぐちゃぐちゃになります。

料理上手な方は、すでに自分の感覚が磨かれているので、省いてもいい工程や、自分の味付けの好みがわかるので、レシピを見てざっくり作り方を把握したり完成イメージがわき、レシピを見ながらでなくても作れます。
そうなるまでにはやはり「経験の積み重ね」が要ります。

まずは、レシピの通り丁寧に作ってみる。これをやってみてください。一度でも自分で作ったものが美味しい!という成功体験が生まれれば、料理への向き合い方、苦手意識が少しずつ減っていくことを実感できると思います。

特徴その② 「いきなり自己流のアレンジを加えだす」

その①とつながる点とも言えますが、料理が上手でない人ほど、基本・王道を無視し、自分なりの「こうやったらもっと美味しくなりそう」を試したがります。

使う食材の中で、例えば「彩りの三つ葉が家になかったので省略しました」くらいのアレンジは全然OKだと思うのですが、そもそもの味が劇的に変わってしまうような、「家にカレー粉がなかったので、代わりにケチャップを入れてみました♪」というくらいまさに大胆な独創アレンジを加えてしまうのが特徴です。

経験値が少ないので、足らない素材を何で置き換えればうまくいくか、がわからない中でやるため、当然失敗の確率も高いです。成功体験がないままに、失敗をしてしまうと、その時点で「自分は料理が苦手だ。だからやめよう」と言った風に心が折れてしまうのです。

特徴その③ 「いきなりハードルの高い料理からチャレンジする」

料理の経験が少ない人ほど、料理への憧れもきっと強いことと思います。
これは料理に限らないことですが、例えば、スポーツで例えましょう。
何かやってみたいスポーツがあるとします。例えばバスケ。リーグで活躍するむちゃくちゃカッコイイ選手がいて、その人に憧れて自分もああなりたいなーと思い、いざバスケの道へ足を踏み入れる。

でも、いきなり試合出場はないし、いきなりダンクシュートの練習からは始まりません。ドリブルやパスをひたすら練習し、ボールに慣れるところから地道に積み重ねていくわけです。
せっかくならカッコイイ料理をやってみたい。だから極端な話、レストランで食べたことのある「フォアグラのテリーヌ」みたいなところからチャレンジしようとしてしまうわけです。

実際フォアグラのテリーヌを作ろうなんと思ったら食材の調達から大変です。当然冷蔵庫の中に入っているものでは作れない、一般のスーパーには売っていない、スパイスやハーブを揃えるのも大変、いざ揃えたとしても、次に使う機会がないから、無駄に捨ててしまうことになる。初めての料理にお金もめちゃくちゃかかる。
これなら自分で料理をするよりレストランに行ってお金を払ったほうがマシだわ!となってしまうわけです。

料理が好きになるための第一歩とは

3つの特徴、いかがでしたでしょうか。
最後のまとめとして、料理に苦手意識を持っている人にぜひ、お試しいただきたい1つのポイントをお話しします。

1品でもいいので、自分が毎日食べても飽きない好物料理を選び、これだけは誰にも負けないぜ!と言えるようになってください。

自分が好きな料理であれば、こういう料理が本当に美味い料理って言えるんだぜ!という自分なりのこだわり、好みのポイントがあると思うんです。
例えば、オムライスなら、チキンライスのチキンはゴロゴロ大きめがイイ、とか、卵はふわふわ半熟がベスト!とか、チキンライスはケチャップよりドライカレー派とかです。
自分の好物なら、美味しさを追求できますし、練習のために何度も作っては食べることも苦にならないかと思います。

実際私の知り合いに、「広島焼きだけは誰にも負けない。他の料理は一切作れないけど」という人もいます。でも、1品でも自慢できるこだわりがあれば・・・その味を誰かに作って感動を分かち合うことができます。美味しく作るナレッジを他人にシェアすることができます。
そうして、、、自信につながるわけです。料理が好きになる一番のコツは、成功体験の積み重ねです。誰かに食べてもらって、「美味しい」と言われたらもうガッツポーツです。あなたは料理上手の仲間入りです。

これを読んでくださった方の中から、少しでも料理好きが増えますように、と願ってやみません。
ぜひ、料理を楽しんでみてください。

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