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あつ森プレイ中の私に息子(3)が「ままって"しんせつ"なんだね〜」とつぶやいた話-ゲーム空間と肉体と魂の関係-


息子(3)とは家でお絵かきしたりブロックしたりしながら遊んでいるのですが、私があつ森をやっている様子(特に虫取りや魚釣り)を見るのが好きで、一緒に生物の名前も覚えていっています。


で、この前そこそこ衝撃的なことがありました。



あつまれどうぶつの森を知らない方もいらっしゃると思うので説明しますと、今回の設定は「無人島」から始まっており、そこにテントひとつで自分のアバターが引っ越しをしてきてそこでの生活をたのしむと無人島移住プロモートしているたぬきちさん(やり手のビジネスマンたぬきさんです)から たぬきマイレージ なるものが付与されたり、島で林業漁業虫取り商品加工(DIY)そしてそれらを販売をしてお金(ベル)を得ることもできるんです。そしてお金を得るとテント生活を卒業してお家を建て、増築して更には島全体の景観も変えることができるようになるんです。島には自分のアバターの他にも住人が住んでおり、その住人(コンピューター)と会話しながら重要な"情報"というエネルギーを得ることもできます。


で、ここからが本題なのですが、他の住民に自分の持っているアイテムを「コレいらない?」といってプレゼントすることができるんです。こういうのとても楽しいので、タヌキ商店(島で唯一の商店)にいってラッピングペーパーをまとめ買いして常時5個くらい包んでプレゼントを持ち歩いているんです。


そしてこの前、街中のりんごの木の下に落とし物がありまして、中を調べずにそのままの状態で住人に順番に声をかえて落とし主を探していたんです(無事みつかりました)


そしたら、、、その様子を見ていた息子(3)が、


「ままって"しんせつ"なんだね〜」

って言ったんです....!!


ちょっとさまざままとめてびっくり。
まず、"しんせつ"っていう言葉を知っていて意味も分かっている。ちなみに私からわざわざ親切の言葉の意味を教えたことはないです。


そして、なにより私のゲーム内での行動がしっかり見られている!という緊張感....!!!


これちょっと息子の成長?的なものが嬉しいのももちろんあったのですが、「これ、親として下手なこと絶対できない...」とも改めて思いました。
例えばこれは有名な話ですが、


子供の父親と母親が、パートナーが不在の時に子供にもう一方のパートナーの悪口...「ママorパパみたいになっちゃダメだよ」とか「ママorパパって〇〇(ネガティブな言葉)だから」みたいなことを言っていると、将来その子供は人を信用できなくなり、パートナーシップ構築に問題を抱える場合があることが研究で分かっています。


親がテレビタレントに向かって常に悪口(特に相手の見た目など)を言っているような環境で育った子供も、「私も知らないところで色々言われているんじゃ?」と思い人間関係構築が難しくなる場合があります。


もちろん、うちでは普段から家での大人同士の会話も気をつけているのですが、今回はゲームの中での私のいわゆる"善行"を見られていた訳で、ということは悪行をしたらそれもばっちり見られるという訳で、あつ森の中なんて特にリラックス状態で無意識でやっていることばかりなので普段から自分の無意識に「魔」が溜まらないように行動すべきなんじゃないかと思ったんです。


おそらくこれから、あつまれどうぶつの森のようなアバターで海国境を超えて繋がるサービスは3年後くらいにはすっかりインフラになってくると思うので、「ゲームの中の世界だから(なんでもあり)」じゃ済まされないことって出てくるような気がしています。


あつ森のような仮想空間はリアルな肉体(生まれつきの容姿、実生活の質、ネイティブ言語など)に制限されないからこそ、魂の言動のみで自分を表現できるという点でものすごいダイレクトに自分を表現できる場な気がしています。


これから世界はどうなっていくんだろうな〜。


*写真はフーコが来た日の流れ星待ちの様子です。そもそも流星群の日ではなかったので結局見れませんでした😅

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