マガジンのカバー画像

2013年の日記

146
2013年の日記などをまとめたものです
運営しているクリエイター

#12月

2013年の終わりに

 もう1年が終わろうとしている。するべきことを何一つしなかった1年のようにも、ありとあらゆ…

母音
4年前
2

小説「老人」

 僕は死にたくない。でも生きていたくもない。 …と少年が言った。  町外れの公園に少年は…

母音
4年前
1

小説「女の子」

「この娘は一体どういう目にあえば声を出してくれるんだろうね?」 と、少女が言った。彼女の…

母音
4年前
1

2013年12月28日の雑文

 最早何も聴こえない。何も聴きたくない。  疲れ果てた。疲れ果ててしまった。 …と少女が…

母音
4年前

2013年12月22日の日記

 今日はランニングにいき、昼はピザとシチュー(昨日の残り物)を食べ、夜は寿司を食べた。そ…

母音
4年前
2

2013年12月19日の日記

 昨日と今日と雨が降っていたので一歩も外に出ていない。さすがに明日はランニングなり散歩な…

母音
4年前
2

2013年12月17日の日記

 朝はコーヒーの代わりにココアを飲む。朝からセルバンテスの模範小説集を読み、それからランニングへ。家に帰ってきてからラーメン、何かの魚のフライ、それからハタハタの煮付けを食べる。前回食べた時よりもずっとたくさん卵が入っていた。卵の食感は最高で、病み付きになる人が出てきても不思議ではない、と思った。  その後昼ねをする。オナニーはせず。17時ぐらいまで眠り、それからまた小説を読む。  風呂に入って食事。納豆と、鶏肉の炒め物。  今日は火曜日だから夕刊に掲載されている詰め碁

2013年12月15日の日記

 今日は午前中にランニングをできたのでよかった。  昼はやきそば、おいしかった。  食後…

母音
4年前
2

2013年12月14日の雑文「宝箱幻想」

 たくさんの宝箱がある。僕はそのひとつひとつを開けていく。中から何が出てくるかはわからな…

母音
4年前
1

2013年12月9日の日記

 6時起床。甘さの丁度いいコーヒーを飲む。朝はずっと慈恩伝と西域記を読み、11時すぎぐらい…

母音
4年前

2013年12月8日の日記

 朝は日曜日だったがパンだった。なんとなくそうしたい気分だったのだろう。今日のコーヒーは…

母音
4年前
1

杖を持った男①

 杖を持つ男が廊下に立っていた。よく目をこらしてみてみると、それはナガシマだった。 「ナ…

母音
4年前

2013年12月3日の雑文

 ねえあなた、考えてみたことがありますか?人間の皮をはぎ、肉をそいで、さらにその奥の骨を…

母音
4年前

2013年12月2日の雑文

 2人が過ごした季節の記憶は春の光を浴びた霜の如くに溶けて消え去ってしまいました。後に残った泥濘に手を差し入れて探ってみるものの、何一つとして見つけることができずに涙を目に浮かべているのが私です。  手足を傷だらけにして、息をきらせて、必死にごつごつとした樹木を登ってもぎとった果実が、全く味も何も感じられない代物だったとしたら、少年はどれだけの悲しみにくれることでしょう?しかし私の3年間は全くこの味のない果実のようなものだったのです。確かに私は空想の翼をはためかせてヒマラヤ