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マイブーム:毎朝のお香とお水とご挨拶。ありがとうだけじゃ足りなかった。 (写経継続163日 8クール16日)

プルルルル

「お電話ありがとうございます。○○(勤務先名)でございます。」

新人のYさんが電話で応対しています。

「はい!!少々お待ちくださいませ。」緊迫した声で答えるYさん。


なにごと??


「泉さん、○○小学校の先生からお電話です!」娘が通う小学校からの電話??  慌てた様子のYさん。

ちょうど放課後の時間帯。なになにどうした??? 緊迫感が伝わる。。ドキドキ…


急いで電話を代わると、「お母さん、担任の○○です。今病院に来てまして」

心臓がバクバク、脈拍急上昇です。

焦る自分と、冷静になれと命令している自分と両方いるのが自分でわかります。

ドギマギしながら聞き取った内容は、

下校時自転車とぶつかった。転んだ拍子に顔から出血した。自転車のお姉さんが心配して小学校に連絡してくれて小学校まで連れて行った。担任と一緒に校医の外科医院で診察し手当してもらった。怪我は大したことはない。本人も今は落ち着いてる。

といういうもの。自転車のお姉さんも心配して付いてきていると。


「怪我は大したことないものの、すごくびっくりした様子。もしお迎えにきてもらうと本人も安心すると思うのですが、いかがでしょうか?」


こちらがお礼を言うべき立場なのに、担任はえらく申し訳なさそうに仕事の心配をしてくださる。

娘は低学年。確か1年生、夏休み前の出来事です。


放課後、児童館が終わると1人きりで自宅で留守番です。上の子が中学校から帰るまで時間があるので帰宅後は寂しいですね。

担任はその事情を知っているうえ、「うちのお母さんは仕事が忙しいし、お母さんじゃないとできない仕事があるので休めないこともあるし抜けられないこともある」的な話をしたと、これは後から聞いた話です。

娘が発熱しようと具合が悪かろうと、当時小さな会社に勤めていた私は、「子供を連れてきていいので休まないでほしい」と言われていました。その経緯をよおく説明していたのを覚えていたようです。

具合が悪くても熱があってもママは会社休めないから私も一緒に会社行くんだ。ママと一緒だ。

と。

ところが商談で出かける時は、社長の奥さんと2人で会社で留守番ってこともありました。

具合が悪くて学校を休んでいるのに、母親の会社で社長の奥さんと会社で留守番です。本当なら病気なんだから母親は仕事を休み、この時とばかりに母に甘えられる日?であるはずがこの始末です。。。保育園からの慣習なので、我が家の娘にとっては普通のことだったでしょう。

ですが、当時の担任はいたく驚いたようで、とてもとても低い位置から、まるで自転車に乗っていたのが自分かのごとく、いかがでしょうか?お仕事の状況は?と聞いてきました。


商談の予定が入っていれば、「大したことがないのであれば、家で留守番しているように伝えていただけますか?」と迷わず担任に伝えたことでしょう。

新人のYさんが代わりに病院に行ってくれるよう社長の奥さんから提案があったかもしれません。

ありがたいことにその日商談の予定は入っていなかったので、私は取るものも取り敢えず病院にかけつけました。こんなときでもなければ娘との絆というか線を太いものにできる機会が作れませんから。


「大したことなくてよかった!!びっくりしたでしょう!」と抱きしめると

「ぴーちゃんが見守ってくれたから大丈夫だったのかな?」って。


小学校に上がってまもなく、ぬくぬくとした保育園から巣立ち、「7人の敵」のごとく敵地に放たれた娘は必死にいろんなものや事と戦っていました。


仕事も忙しく時間的に娘に割ける時間がとれなかった私はほんの思いつき

「大丈夫だよ。ぴーちゃんがちゃんと見ていて守ってくれているからね。」

娘に少しでも安心してもらいたくて、なにかにつけ口に出していました。

なんどもなんども言われるものだから、娘も「ぴーちゃんが守ってくれるから大丈夫」と心細い気持ちや寂しい気持ちと戦っていたのでしょうね。


ぴーちゃんとは私の祖母で、娘の産湯を使わせたのも里帰り出産中が故、実家の祖母でした。

最近のマイブーム、毎朝のお香とお水といつもありがとうと伝えていましたが、あんなに名前を借用したのにその後ほっぽりっぱなしでごめんなさいと、お詫びを伝えるのも加えないといけません。

とふと気づいた9月の中間日。おーもうこんな時間。ヤバしです。



💙💙💙💙

(写経継続163日 8クール16日)

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