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30歳を迎えた仲間と「而立式」を開催してみたら、次の10年が余計に楽しみになった話

先日、30歳のわたし達は、而立式を迎えました。

成人式から10年越し、キャリアも結婚も、”大きな節目”と言われる30歳。
アラサーから、本格的なサーへ。

漠然と「30代になるのが怖い」「もう若くない」「まだ何も成していない」と、年齢のプレッシャーを感じている人も多くいると思います。
わたしもその一人でした。

6月の誕生日を迎える前に、ジタバタしたいと思ってたけど、結局、コロナ禍で、しっとり、しれっと30歳を迎えたわけです。

今日3月31日をもって、学校でいう同学年のみんなが30歳になったということで、せっかく節目なので、「30歳を迎えること」について、仲間で集まって考えてみた「而立式」についてシェアしたいと思います。(もちろん家族も参加のオンライン開催)

改めまして、30歳の皆さん、而立式(じりつ)へようこそ!

開会宣言

而立とは、30歳を指す言葉で、「10代、20代の志をやっと実現できるステージにきて、自立した」ということを意味します。

儒教の祖と言われている孔子と弟子の問答である「論語」において、孔子の一生の中で、30歳は学問の基礎ができ、而立できた段階が30歳だ、というところが語源のようです。

子曰く、吾(われ)十有五(じゅうゆうご)にして学を志し、三十にして立つ。四十にして惑わず、五十にして天命を知る。六十にして耳順(みみしたが)い、七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず。
意味:孔先生はおっしゃいました。「私は15歳で学問で身を立てようと志して、30歳になったときに身を立てることができるようになった。40歳になったときには迷うことがなくなり、50歳で自分が天から与えられた使命を理解することができるようになった。60歳になったときに人の話を素直に聞き入れることができるようになり、70歳で自分の思うように行動をしても人の道を外れるようなことはなくなった。」
(引用:Study-Z

太宰治もこう言っています。
どうやら而立という言葉は、「而立の年」「而立の春」などと使うみたいです。

乃公(おれ)もそろそろ三十、而立の秋だ。よし、ここは、一奮発して、大いなる名声を得なければならぬ。
(引用:太宰治「竹青」)

そこでこの度は、30歳を迎えた節目に、「而立式」を、而立した自分たちで、自分たちのために企画してみました。

成人式が、大人の社会へ仲間入りすることを自覚するための儀式であれば、而立式は、社会でより大きな役割を担う立場になったことを自覚するための儀式です。

これは桜の満開だった先週3/27(土)に(オンラインで)行った而立式の式次第です。

節目ということで、諸先輩がたのありがたいお言葉をいただきたい思いをグッとこらえて、自分たちの中で代表して話す人を選出してみたり、成人式のように法律の定めた1月のタイミングではなく学齢期でいう全員が30歳になった3月のタイミングにこだわった点も、而立式ならではです。


10年後の自分への手紙

これはGoogle Formsで全員から、10年後の自分へ手紙を投稿してもらい、実行委員会が綺麗な紙に印刷して後日リアルタイムカプセルをどこかに埋めるという企画です。

調べてみると、結露対策などタイムカプセルを地に埋めて、10年後まで中身をキープすることも容易くないんだなと30歳すでに難関にぶち当たりそうですが(笑)アドバイス・アイディアのある方は是非コメントいただけたら嬉しいです!

後日談をまたシェアできるように頑張ります。


Next10年に関するアンケート

オンラインでMentimeterというツールを活用し、参加していた12人の30歳にリアルタイムでアンケートをとって、ワードクラウド化してみました。

やりたい遊びは結構バラエティがあるものの、共通項は「大人の本気(行動力・投資・体力面)」でしょうか。みんなで作る系も素敵。

次の10年で成し遂げたいこと、これはみんな急に聞かれると悩んでました。

30歳になるまでに何ができるかは必死こいて考えてたのに、30歳になってからのアクションプランには前のめりに考えられてなかったなんてもったいない。

ただリアルタイムで投稿がみれるこのツールだと、共感するものに票が集まることもあって、「親孝行したい」が堂々の一位。
これは春の季節もあってか、「自立して卒業、そして感謝」という心情を思い出しました。親孝行ってなにが一番いいんだろう?という次の問いが見えてきました。

散見されるのが「軸を増やしたい」「自分の代名詞となるものを作る」「言語増やしたい」など自分のアイデンティティやスキル構築に関する目標。
ジョブ型雇用とも言われる今の時代ですが、20代までで経験したこと、見つけた想い、譲れないもの、野望、目標、いろんなものを耕して咀嚼して、而立して自分というものを作っていくスタートなのかもしれないですね!

みなさんのNext 10年、どんなアイディアがありますか?^^

閉会の言葉

これで自立式を終わりにしたいと思います。

この1年間、新型コロナの登場で生活様式も変わり、日々加速度的に忙しさが増している方も多いかと思います。

30歳の人も、たまたま通りすがって読んでくださった他世代の方も、次の10年について想いを馳せてみる機会になれば幸いです。

明日から4月。
「適齢期だから」という社会的プレッシャーによる「あるべき論」ではなく、内在する価値観を大事に、自分らしく楽しくいきましょう!

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