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"映画を観る"は、思い出になるとおもう。

気になっている人との、ある日の会話。

彼「〜って映画始まったよね!面白そう。」
私「〜ね!あの映画...」
彼「もう見た??」

見た。
見たんです。つい数日前にお母さんと。

でも多分、きっと、誘ってくれるような気がする。

私「ううん。まだ見てないよ。見たいと思ってたけど!」
彼「じゃあ、一緒に見にいこうよ。」

浮かれて帰ったのを覚えています。

笑えるシーンも泣けるシーンも私は知っていたし、嘘をついちゃったことは、そりゃあ多少の罪悪感もあるけど...

だって、”一緒に映画を見る”ってデートが一番好きなんだもん。

「ごめんね、実はもう見ちゃったのよ」と心の中で一言。

▶︎「映画と言えば」で、語れる思い出がたくさんある。

今思えば、デートに行きたいばかりに嘘をついてしまったあの日。

好きな人からバレンタインに「逆チョコです」って、私が観たいって言っていた映画の前売りチケットをもらったあの日。

毎週日曜日にDVDをたくさんレンタルして、1日中家族で映画を観ていたあの日。

部屋を暗くして、ロフトに登って、大好きな映画「世界から猫が消えたなら」を観ながら、ふたりして散々泣いたあの日。

飲みすぎて、映画館でポップコーンを抱えながら、それはそれはスヤスヤと寝てしまったあの日。

もっとたくさん、ここには書ききれないほどの映画と私の時間があって、どれも大切な思い出で、映画のワンシーンのようにちゃんと覚えてる。

幼いころに観たジブリの映画を今観ると、当時は気にもしなかったシーンが気になったりするように、同じ物を観ても感じ方が変わる。

そうやって、思い出もまた増えていく。気がする。

▶︎私の好きな映画

さて、そんな私の大好きな映画を、3つ紹介します!

(1)ネバーランド(Finding Neverland)
監督:マーク・フォースター
脚本:デヴィッド・マギー

ジョニーデップ主演、2004年公開。
名作「ピーターパン」誕生の秘話を映画化したもの。

作品には、誰かの願いが込められている。
想像も、演出もなにもかも、誰かへのギフトだったのだと知ってしまうと、愛しくて涙が止まらなかった。

きっと、いくつになってもこの映画を見るたびに、誰かを愛するということを教えてもらえる気がする。

私の人生で1番好きな映画です!!
(出しみ惜しせず、第1位から紹介しちゃう)

ミュージカル「Finding Neverland」もとっても素敵なのでオススメです!
(ミュージカルシーンがyoutubeで見れるので、映画の途中挟見ながら解説したいっ!)


 (2)Sing Street(シングストリート)
監督・脚本:ジョン・カーニー

1985年のダブリンを舞台に不景気やいじめ、両親の離婚を経験しながらも、男子高生が一目惚れした女の子に「僕のバンドのMVに出ない?」と誘ってしまったばかりにバンドを始める青春of青春。

まとわりつくものは多々ある。
「こうだったらいいのに」なんて言い出したらきりがない。
どれも大切にしたい。

それでも、僕には僕の人生がある。

そんな映画。
なんてたって、作る曲全てがラブレターのようでかわいい!!

ジョン・カーニー監督の音楽映画は間違いないんです。
映画「はじまりの歌」と、Amazon primeのオリジナルドラマ「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」も豪華キャストでオススメ。

(3)Big Fish(ビッグフィッシュ)
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト

ダニエル・ウォレスのベストセラー小説をティム・バートン監督が映画化し、2003年に公開。

自分の人生をファンタジー映画のように語る父。
幼い頃楽しく聞いていた父の話は、大人になるにつれて不信感へと変わる。

なにが本当で、なにが嘘か。人生とは何か。
死を前に、父と息子の関係が縮まっていく感動の映画。

あんまり「泣ける!」とか言いたくないけど...
毎回泣いてしまう。こればかりは堪えきれない。

大切なのは真実だけではないと思えました。

▶︎今週のオススメ映画!!

【世界から猫が消えたなら】
監督:永井聡
脚本:岡田惠和
原作:川村元気

→世界から何かを消すということは、
そのものだけが無くなるのではなく、
思い出までも消えていく。
思い出は経験してきた日々で、人生そのもの。
"それ"がない世界で行きていく意味は、果たしてあるのだろうか。

vol.1「好きな映画は、プロフィールだとおもう。」

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