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子どもが意地悪な言葉をかけれたことを先輩ママに相談したら【ニュージーランド子育て】

つい先日。
息子が公園で遊んでると、すごく失礼なことを言ってくる1〜2歳年上の男の子がいました。態度も下品極まりないものでした。

その場での私は驚きとショックと怒りとで言葉が出ませんでした。
英語でこういう時にどうしたら良いのか、なんと伝えたら良いのか、いや、英語の問題ではなく、日本語でも難しいのかもしれない。
もはや、英語のスキルの問題ではなく、人間スキルの問題では、とも考えるように。

20ヶ月の息子は言葉の意味がわかっていないかもしれない、でも、その傷つく言葉たちが無意識に心に刻み込まれてしまったら、それはとても悍ましいことだと思ったし、果たしてこの国で息子を私は守れるのだろうか、などなど…
子育てという未知の経験に、そりゃ良いことばかりじゃないよなと思いつつ、考え込んでしまう時間が過ぎていきました。

そこで、いつも頼りにしている先輩ママの友人に相談。
「It’s not kind / nice」って言うのが一番良いかも、とアドバイス。
潔く、それだけ言って何も言わない方がいい、と。
そうやって言われれば、自分が悪いことしちゃったなあ、って反省すると思う、との的確な助言でした。

と、そこから、子育てって悩みがつきなくて、今回の場合だってもし、自分の子どもがいじめる側にまわったら?いじめっ子グループに中学生になって入るかも?心配はつきないよね、と。
でもこうやってシェアすることができるって素晴らしいよね、という話で
その日は、締めくくられました。

孤独や寂しさを感じる時こそ、殻に閉じこもったり、怯むのではなくて、
経験を話してみたり、相談をもちかけてみるって、大切なのかもしれない。
人の優しさが身に染みる出来事でした。

そして、それ以来、教えてもらった「It’s not kind / nice」という言葉は、お守りのような、鎧のような大切なものになっています。

PS 写真は、ニュージーランド先住民マオリ文化の挨拶「ホンギ」をする息子。