見出し画像

尊敬や信頼のない他者貢献は、実は支配欲だったりする(笑)

「すべての医師や治療者は、患者さんがよくなるように、世の中から病気の人が減るように願っていると私は信じています」

先日、拙著『人生を変える幸せの腰痛学校』の出版1周年を記念しイベントを開催した。
その時に、私が話したセリフ。

そう、医者や治療者の多くは、他者思いの貢献的な人だと信じている。
だけど、実際には患者さんは増え続け、その理由の一端は医師や治療者の「言葉」にあることも事実だ。

なぜだろう? みんな善意で行動しているのに。

ひとつは、「お金」が関係しているのかもしれない。病院経営、治療院経営には、お金がかかり、また生活のためには稼がなければならないから。

う~ん、それだけじゃないんだなあ。
なんだろう、この違和感は、と考えていて、ひとつの仮説にたどり着いた!

おそらく「尊敬」と「信頼」の欠如だ(と思う)

「尊敬」とは、0才だろうが、病気だろうが、障がいがあろうが、相手を自分と対等の価値がある人間としてみること。

医者や治療者、カウンセラーなど「先生」とよばれる人は、いつの間にか目の前にいる困っている人を「かわいそうな人、助けてあげなければいけない人、弱い人」と見てしまう。
そして、その「かわいそうな人」を助けることで「自分の価値を確認する。

これをすると、「かわいそうな人、助けてあげなければいけない人、弱い人」が世の中に増えちゃうんだな。

だったらどうすればいいかというと、それが「信頼」

「からだへの信頼」
基本的に、治る力はすでに備わっていると信じること。

「相手への信頼」
相手は自分で治す力をあると信じること。
あくまで、自分は「援助者」であり、たいしたことはできないと知ること。

FBなどを見ていると、治療者の先生方は、本当に一生懸命
「患者さんのため」に勉強され、行動されていると感じる。

でも、そこに「尊敬」「信頼」がないとね、「患者さんのため」が「役に立っている自分に酔う」ためになっちゃうんですよ~

「いいじゃないか、患者さんも喜び、自分も満足できて。
win-winじゃないか」
という意見があるのも知っている。
だけど、その場ではwin-winでもね、社会全体みれば、患者さんが増えますよ。実際に増えていますよ。

治療者の「人間性」「人格」が患者さんやクライアントさんののその後の人生に大きな影響を与える。

「人間性」「人格」ってなに?
どうつたえればいいの?
ということがよくわからなかったのだけど、そうか、それが「尊敬」と「信頼」だ。

「育児」「教育」「人間関係」
すべてに必要なのが、相手への「尊敬」「信頼」

そして、人に教える前に、まずは「自分から」
私がまず、周りの人を「尊敬」「信頼」することから。
引き続き日々、精進します!

伊藤かよこの著書
人生を変える幸せの腰痛学校

HP FB アメブロ ツイッター インスタ

サポートありがとうございます。いただいたお金は、全国腰痛学校プロジェクトの交通費として使わせていただきます。