美容師の「チャラさ」とは?陰キャ美容師が解説すると
操作イトウです。
今回は、美容師の「チャラさ」について。
美容師とのやりとりに苦手意識を持つ方も多いと思います。というか、僕も美容師なのに美容師さんが苦手。
一般的にチャラい美容師 = 男性美容師のイメージが強いかと思います。かつてバンドマン(Bandman)バーテンダー(Bartender)と共に『付き合ってはいけない【3B(さんびー)】』に数えられた美容師(Biyo-shi)。
僕自身は「チャラさ」はプラスの能力だと捉えていますが、では美容師はどう「チャラい」のか?
美容師に抱くイメージ
僕の勝手な偏見かもしれませんが、美容師のパブリックイメージとしては良くも悪くもこんな感じ↓
男女ともお洒落で、ビジュアル面に特化している。社交性が高く、トークが上手で異性への気配りもできる。
チャラくて遊んでそう。中身の無いノリだけのトークで疲れる。自慢話が多い。
やはりマイナスのイメージも根強くあります。美容師が内面的にも外見的にも、チャラく見えやすいのはどうして?
「チャラい」とはなんだ?考察してみた
僕が「チャラい」人として抱くイメージはニつあって、一つは「チャラ男」キャラを確立したオリラジ藤森さんのイメージ。
アゲアゲなノリと軽快なフレーズで会話を盛り上げることができる、内面的な「チャラさ」。
「チョリース!」「キミかわうぃ〜ね〜!」と、恥ずかしげもなく瞬間的にボケたり、褒めたりできるのは羨ましく感じます。藤森さんの場合は、相手への気配りも上手で、YouTubeが人気なのも納得です。
二つ目は、海外セレブやLDHを崇拝してる人です。
体育会系が色濃く、クラブや飲みの場で「ウェーイ!」が飛び交うノリ(LDHをディスってるわけではない)。
こちらの特性は、モテたい気持ちに積極的なところです。特にセクシー路線の「カッコつける」はナルシスト的で躊躇してしまいがちですが、サングラスやアクセサリーなどを恥ずかしがらない、外見的「チャラさ」を持っている人が多いと思います。
そして、両者とも最先端で流行り物が好き。いわゆる「ミーハー」で広く浅く、時代の流れを捉えるのが上手です。
「アゲアゲなノリ」 「カッコつける」 「ミーハー」
確かに、美容師と密接にリンクしています。美容師も流行り言葉なんかはすぐマネするし、clubhouseへの食いつきは特に強かったのでは、と感じます。
かくいう僕は、、、
30代二子玉川美容師、操作イトウは天邪鬼なためか「美容師っぽくないね」とよく言われます。
ですが僕も、元はと言えばモテたくて目指した美容師。きっかけは雑誌「CHOKi CHOKi」に載っている読者モデルでした。イケメンな彼等のほとんどは美容師や美容学生。「自分もこうなれるんじゃないか」という、不純な動機でした。
ですが僕の場合、マジでモテなかった。それは中二病からの陰キャが尾を引いたからです。20代前半の頃は「Hey!Say!JUMPの端っこに居そうだよね」と言われる(褒められていると思いたい)顔面レベルでしたが、勘違い全開だった青春時代については、今では墓まで持って帰りたいほど恥ずかしいものです。
だからこそ、そんな僕を受け入れてくれた妻には感謝です。
美容師的「チャラさ」はある程度身につく
僕がプラスの能力だと捉える美容師的な「チャラさ」は藤森さん側だと感じます。それは「社交性」と「サービス精神」の賜物。僕の経験則としては、それは大人になってからでも、仕事で獲得できる能力であるといえます。
美容師にはナチュラルに「社交性」が高い人も多いですが、後天的に身に付けて「社交性スイッチ」を持っている方も多いですし、僕もその口です。スイッチが切れていると、途端に人と喋れなくなります。
美容室の客層はお店によって様々ですが、老若男女の広い範囲で、やりとりが出来る会話術を心得ることができます。異性や違う世代の方が気になる話題を覚えられる上、そもそも美意識が高いので、ファッションの小さな変化に気付いたり、細かい気配りが身に付けられます。
また美容師として毎日お客様と接していると、「このエピソードトークは喜んでもらえる」といった鉄板ネタを沢山ストックするようになります。もちろんお笑い芸人ほどのストイックさではないですが、同じネタを沢山のお客様に話す機会があると、徐々にブラッシュアップされて上手に話せるようになります。
また日常的に、何か体験したり見聞きしたことを「共有できる“あのお客様”にも伝えてあげよう」といった思考でエピソードを蓄えることも多いです。
「サービス精神」と「承認欲求」のあいだ
総じて美容師は、「サービス精神」が強い方が多いです。「キレイにしたい、カッコよくしよう」という想いで奉仕するのがこの仕事です。
とはいえ、喜んでもらいたい気持ちは「承認欲求」にも繋がりがちです。「“自分が”キレイにした、カッコよくした」と、美容師は自分自身が商品であるため、会話からも売り物としての価値があることを証明したくなり、ついつい自分に酔った自慢話ばかりになってしまいます。
お客様にとって押し付けがましくない、心地よい距離感の美容師さんに出会えることは簡単ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
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ではまた。
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