この度も何とか生還できたかな?

ここ一週間十日で、普段起こっている事が、より頻繁に、より深刻に起こり、命を脅かしている感がする。今年七十九になる高齢者としては、何事があっても不思議のない年齢である。御多分に洩れず、持病もあり、加齢による各臓器の衰えが加わり、以前より、よくなるなんて考えられない。だましだまし、調整し、本来、人間の体が持っている耐性と治癒力に頼り、免疫力に期待する。どうしょうもなくなり最後の砦として医療機関があるのだろうか。

若い頃から、兄達と違い、病気知らずみたいなところがあった。ただ、青少年時代のいつ頃からか、喉と鼻に痰やはなが、引っ切り無しに出て、悩まされてはいた。風邪をひいた時など、更に煩わしくなるので、何とかクリア〜(clear)出来ないかと医療機関を何十回も尋ね、診療を受けたが、解決に至らなかった。いつの頃からか、床に着くと考え事もするようになり、睡眠障害が起きる。呼応するように頻尿を催す?こんなことは、以前から、もっと体を使う事を習慣とし、肉体疲れを出来したり、睡眠環境を整えればよかったのだろう。更に、昨年末あたりから、肥満を解決してない故か、呼吸が整わず、気持ちが悪くなり、震えがくる始末。暫し休み、快復を待った。これ迄、昼夜関係なく、呼吸を整える為、深呼吸などし、やり過ごしてきた。

五年程前、痰が絡み、はなが出て、風邪をひき、咳き込みんで、呼吸困難に陥り、救急で入院し、命を救われた。肺炎から心不全を起こしたとの診断だった。大病院二箇所、医院二箇所に入院・通院し、養生をしたが、年来の懸案、痰・はなが何処から、何が原因で、何時迄も出続けるのかの話は聞けていない。解らないと言うのである?その間、アレルギー(allergy)や後鼻漏等をも疑い、専門の医院で診療を受けたが、該当しないと言われた。医師も患者もピンポイント(pinpoint)での解決を望んでいるいるのだと思う。病因が多岐にわたり考えられ、単純に決めつけられないのは理解できる。総合医療の医師の診療をうけたとき、今の医療体制・現場に話が及び、患者の声に耳をすませ、最適医療をする余裕がないと言う。つまり、診療時間を短くし、多数の患者に薬を出すか、高額医療を施さなければ、医療機関を経営していけないと言う。何かが間違っている。患者の心の声も聞ける時間診療やメール診療をもっと取り入れられないのだろうか。現に自分は、生還してから、懸案の解決に至らないまま、毎日、20錠の薬を飲まされていた。意を決し、数年間は、薬を飲んでいない。加齢による多少の変化はあるのだろうが、その差異は感じられない。相変わらず、以前からの悩みが続いてはいる。これで良いと思ってはいないし、模索はしている。間に合うかどうか解らないが、自分に出来たり、気づいたり、人に教えてもらい、取り入れられることに留意し、再び、適正な医療機関に委ねたいと思っている。

そんな矢先、自業自得ではあるが、最悪の事態がおこった。少し前、ある所で、自分が行ったこともない店の素晴らしい、パンフレット(pamphlet)を渡され、ご夫婦のお客様にお見せしたら、自ら訪れ、絶賛された。東北、中都市の鰻割烹の名店である。そのご夫妻は、これ迄、食べた何処の鰻よりも美味しいと言う。これは、行かざるを得ない。所用も兼ね、妻と二人で2泊三日の宿も予約した。体の調子は、いつも通りで、あまり良くなかったが、強行した。運転の最中は、いつもより、痰やはながでて、咳き込み、呼吸も乱れ、メロメロ。九月三日に出かけ、その日の昼・夜、翌朝は殆ど食事が取れなかった。四日、本命の昼食の鰻を一口食べて驚いた。粉っぽく、少し硬めで、全く美味しくないのだ。これ程の体調で、食欲以前の問題かもしれないが、四日の宿の夕食、翌五日の朝食は一口食べただけで、美味とセンスが伺えた。こんなにも素晴らしい料理を用意してていただいたのに、体調不良で、楽しめず、申し訳ないと詫び、帰路に着いた。それにつけても、おめでたい性格が招いた、人に迷惑をかけ、自分も報いを受けた顛末を猛省させられた。翌、六日は休養に充てたが、回復せず。七日は、二人して、東京で高齢者運転免許更新の為の認知症テスト。都合、十四時間を費やし、とんぼ返り。高齢者講習は、都府県を、やたら跨がぬよう、会津での受講を申し入れた。

この度のタイト(tight)なスケジュール(schedule)と無謀な行動により、永らえられる命をより危険に晒したりすることなく、独りよがりの反省点も捉え、受け入れてもらえる医師を探し、もう少しマシな命と暮らしを守る生活にシフト(shift)していきたい。夜は、休息し、安眠を確保する為の時間である。痰、はな、咳、考え事、頻尿等で眠れず、更に、呼吸を整えるなど以ての外。このまま、野垂れ死ぬのではなく、残された日々が、今までと違った別の景色が見えるよう何とか頑張りたい。その為の試練と挑戦は、始まっている。

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