スタンディングワークで会議が進化!発言もアイディアも活性化
『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。
部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。
運動不足と坐骨神経痛がきっかけで、4年前から私は立って仕事をするスタイルを始めました。
このスタイルは、元GEのジャック・ウェルチやファーストリテイリングの柳井正など著名な経営者が推奨しています。
彼らは、立って仕事をすることが活発な意見やスピーディな意思決定に効果があると言っています。
私自身も立って仕事をし始めると、利点が多くあることに気づきました。
オンラインセミナーでも貸し会議室で行うリアルセミナーと同じように立ってセミナーを行うことで座ってセミナーを行うよりも話をしやすくなりました。
会議も立って行ったところ、意見が活発になったので、皆、会議は立って参加しようということになりました。
「立ちっぱなしだと疲れる」という否定的な意見もありました。
慣れないうちは立つことで体力を消耗してしまいますが、それでも続けていくと徐々に一緒に働くメンバーも効果を感じることができるようになりました。
特に普段は意見を言わないおとなしいメンバーが立って会議に参加することで自ら主体的に意見を言うようになったことは大きな成果です。
例えば、あるメンバーは毎週の売上や顧客数など数値について話し合う会議を各部門のリーダーで行う提案をするなど積極的な姿勢を見せるようになったのです。
この現象は、条件付けられた習慣による心理効果があるのではないかと私は考えます。
というのも、私たちは、子供の頃から学校で先生に指された場合には、立ち上がり質問の回答を言う経験を繰り返してきました。
ですので、立ち上がることで脳のスイッチが入り何かしらの発言をしてしまうのではないでしょうか?
またマラソンなどの運動で血流が良くなることでアイディアが浮かびやすくなるのと同様に、立って仕事をすることでも血流が良くなりアイディアが浮かびやすくなるのです。
スタンディングでの作業や会議は、健康改善だけでなく、コミュニケーションの活性化や生産性の向上、そして新しいアイディアの誕生にもつながることがわかりました。
最初は反発があったものの、今では一緒に仕事をする仲間達もその効果を認め、積極的に立って仕事をするようになっています。
これからも、この立って仕事をするスタイルを継続していきたいと思います。
皆さんも、ぜひ立って作業することを試してみて頂ければと思います。
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