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バチェロレッテのだらだら感想文

毎週楽しみにしていたバチェロレッテがとうとう最終回を迎えました。物語の結末は意外といえば意外だったけれど全く想像していなかったか、と言われると個人的にはそうでもない結果でした。

でも本当に毎週ドキドキさせられて番組としてとても面白かった。

前代未聞ともいえる結末とその後のトークについて思うところがありすぎるので配信後からこんなに時間が空いてしまった。(それでもまとまっていない)

バチェロレッテの本編について

バチェラーをS1〜S3まで見ていたこともあり、最初女性が男性を豪華な演出のデートに招待することに多少の違和感があった。(私の価値観が古いのだな〜とも思った)

でもEp2が終わる頃には萌子さんの聡明さ、男性陣を理解しようとする姿勢に惚れたし、慣れてしまえば全く気にならなかった。
あとは、バチェラーと違い、自分のタイプの男性を探すのもバチェロレッテの醍醐味でした。

推しのメンバー

1話を見た時点での私の気になっていた人はこんな感じ。

ただ、Ep2を見終わったあたりから私の推しはローズでした。
Ep1で見たときは「ちょっと面白い人が出てきた…笑」と思っていたけど、Ep2の萌子さんリクエストで複数言語で歌うシーンを見て一気に好きになった。

複数言語操れるところももちろん素敵だけど、それ以上に醸し出す優しい雰囲気とか萌子さんが本当に楽しそうなところを見て、ローズ素敵…!と推しになった気がする。(Ep4までは一気に見てしまったので、どの段階でハマったかは微妙)
最後の歌もとてもよかった。

あと、結構下山さんも好きでした。ヒトデのところとかかわいかった…。しかし不倫経験があることを受け入れられるかは全く別だよなあ。正直にお話したことについては誠実に感じるけれど。

だけど、本当の意味での私の推しは萌子さんなのかもしれない。巷では萌子さんへの批判も多いけど、私は萌子さんの相手を傷付けないような言葉の使い方もあの笑顔もとても好き。

そして、人の表面だけ見ずに魅力を最大限に掘り出したところに関して尊敬している。杉ちゃんの魅力は萌子さんだからあんなに引き出せたんだと思う。

最後の選択について

再度Ep1を見て今回の結末に繋がっている感じがした。

Ep1で萌子さんは自分のことを「ずっと一緒にいられると思っているからこそお付き合いするタイプ」と言っていた。

付き合うのと結婚は違う、という人はいるけど、そういう考えで今まで付き合ってきた人が急に考え方を変えるのは難しいと思うし、結婚出産を意識しているのに「ずっと一緒にいれる」と思ってない状態で付き合うことは私もないだろうなと思う。


黄さんに関しては、最初のカクテルパーティーで「萌子さんの中で距離が近くなったと思ったら本名で呼んでほしい」という旨を話していた。

けど、萌子さんが「ハオさん」と呼ぶことは最後までなかったことを考えると(なかったよね?)、萌子さんの中で距離はずっと近くならなかったのかな。(黄さんが「両親や親しい人はハオと呼ぶ」と言ってたから、万が一忘れていてもご両親にあった時に思い出す気がしている…)

黄さんはきっと萌子さんの生活スタイルにハマる人なんだろうけど、気持ちがついていくか、相手に好きになってもらえるかは別問題だから難しい。(私は黄さんが萌子さんのことをとても好きだったのか最後まで分からなかった)

杉ちゃんに関しては、萌子さんは途中からずっと「恋人として見れるか」ということを念頭において接していたのではないかと思う。

だからこそ、最後のローズの時にあんなに泣きながら、離れたくないという気持ちがありながらもお別れすることにしたんじゃないのかな。恋人として見れるかに重点をおいて接していたのに見れなかったことをすでに確認していたから。

萌子さんは何かの媒体で「女性が選んでもいいんだということを見せたい」というニュアンスのことを言っていた。今回の決断は女性(特に自分より若い世代へ)妥協して選ぶことはないんだよというメッセージでもある、という考えもできるかな、というのは崇拝しすぎかな…。

アフターファイナルローズ回の辛さ

エピソード8の最終回直前トークを見た時、「ああ、すごく嫌な空気だ」と思った。男子校のノリというか、バチェロレッテをみんなでネタにしている感じがしんどかった。
(これはバチェラーの時もあったが男女が逆転するとこんなに威圧感があるんだ、という発見もあった。)

バチェラーS1に出演したゆきぽよのようなブレイクを狙っていてMCのナイナイに印象を残したいんだろうと思える人もいた。

なので、アフターファイナルローズ回も見る前から嫌な予感はしていた。

ガラの悪さ
正直、萌子さんの結論はバチェロレッテの企画から外れてしまっている。
批判があるのはしかたないと思うし、萌子さんもそれは覚悟していると思う。

ただ、批判の仕方があまりにもひどい。もちろんしっかりとした質問もあったけど、正直耳を疑う物が多く一部のガラの悪い方のせいで全体の印象が悪くなってしまったと思う。

楽しい番組だったのにこのアフターファイナルローズ回のひどさが印象に残ってしまうのが悲しい。

ガラの悪さは、黄さん・杉ちゃんがローズをもらえなかった映像を見た後の「何言ってんの」「いい加減にしろよ」「はっ?」というヤジに詰まっている。
仮にも『好きだった』人に対しての発言とは思えない。まあ、彼らも真剣に好きではなかったんでしょうけど。

バチェラーS3の友永さんは最後にローズを渡した方と1ヶ月でお別れし、ローズを渡さなかった方とその後すぐ付き合いだしたことを最後の番組で発表し、かなりの物議を醸しました。

私的には1度選んだ人を振ってすぐに、選ばなかった方と付き合うのは誰も選ばないことよりもひどい話だと思うけど、この時だってみんな悲鳴や「はやっ」「ヤバイ」という声は漏れていたけど、こんな直接的に攻撃する言葉は発してなかった。

低い声でガラの悪いヤジ、それだけで萌子さんのことを思うと辛い気持ちになった。

男性陣の批判についての疑問
あんなに悩んだ萌子さんに対して「選ぶ努力をしなきゃ」という言葉が発せられたことにもびっくりしたけど、他にもなぜ?と思う物がたくさんあった。

1.「落ちた僕たちは正直に言ってきた、ちゃんと。僕も、本当の“萩原さん”を見せている。本当の“萩原さん”を見せた、で、落ちました。最後『選べません』って、お前、ホント見せろよ」という言葉

まず、「?」と思うのは結婚相手を選ぶ番組なので、本当のこと(ここでは文脈的に過去の話を指す)を話すことって、もともと想定内のはずだと思うんです。
バチェラーでも過去の恋愛や子供がいることについてお話した方はいましたし、本当のことを話して選ばれないことも人間同士なので仕方のないことかなと思います。

次に「最後『選べません』って、お前、ホント見せろよ」という言葉。
この人は残ったうちのどちらかを選ぶことが萌子さんの「ホント」だと思っているんだろうか、とまた「?」になりました。批判を覚悟して2人とも選ばなかったというのは、かなり萌子さんの「ホント」に近い部分だと思うのだけれど。
あと、お前呼びは最低、アウトです。

ただ、萌子さんの本音が見えなかった、基準が分からなかったという点については理解できるので、そういう言い方にできなかったのかなという気持ちです。

2.萌子さんの気持ちを汲もうとするローズに対して「いやもう終わったって」と意見を制するような言葉
「終わったって」というのは振られたから庇う必要がないってこと?好きなフリが終わったってこと?とまた頭が「???」になった。
MCの「まだイケると思ってるんだ」というセリフにもぎょっとした。あんなに責められている人に助け舟を出そうとしただけでそんなこと言われなきゃいけないの辛い…。

3.「すぐ結婚する訳じゃないのになんで選ばないの」「最後のローズを渡した時に付き合うじゃないけどもっとあなたのことを知りたいでも良かったのでは」という発言(意訳)

まず、萌子さんはバチェロレッテに参加した理由について「子供がほしい」と言っている。
萌子さんの年齢は32歳。絶対に子供がほしい、と思っている方であればできるだけ早く相手を見つけたいと思っていると思う。(定義上35歳以上の初産婦は高齢出産になる)

バチェラーS1、S2では最後の放送から割とすぐに破局報道を聞いた記憶があった。「わ〜もう別れちゃったんだ〜残念」と思ったことを覚えている。それでも番組終了からは1年近くのお付き合いをしていたようです。

やっぱり1度付き合ったら、番組終了までは、という気持ちになると思うし、番組が終わる前に別れていたらそれこそ「もうちょっと知ってみようと思わなかったのか」と言われる気がします。

「やっぱり違う」と思っても1年以上の月日が流れる可能性があると思うと、今の時点で誰も選ばない、という選択は仕方のないように感じる。(相手の気持ちを弄びたくないという気持ちが強いのだとは思うけど)

他にも色々ありましたが、正直このアフタートークを見てこんな中から1人選べと言われても…選べる人が少なすぎる…という気持ちにはなってしまった。
その中であの3人が最後まで残ったのはさすが萌子さんだなと思います。

(おまけ)杉ちゃんの告白
これは、アフターローズ回の中で唯一?素敵なところだった。

特にバラの花びらを手渡すシーンは感動と伏線回収だ〜という気持ちで電車の中で見ていたのに普通に泣いてしまった。
やっぱり杉ちゃんの言葉の選び方は素敵だなあ、と思っていた後の抱擁で涙がスンって引っ込んだ。

一度振った相手に告白されるのは基本困惑の方が大きいと思う。
杉ちゃんに関しては萌子さんも好きな気持ちがあるから告白自体は全然問題ないと思うんだけど、あの『ギューッ』という効果音がつきそうな、ハグではなく抱擁と呼びたくなるような抱きしめ方は逆効果だったんじゃないかなあと。

まあ、萌子さんが1度決めた気持ちを2回目の告白で覆すかと言われるとそんなことない気がするので、どちらにせよだったのかもしれませんが…。

結婚の基準について

最初にも書いた通り私のバチェロレッテの中で1番の推しは萌子さんかもしれない。だけど、私もちょっと分からないなと思ったのが萌子さんの結婚の基準。

アフターファイナルローズでの「結婚をリアルに感じる瞬間って一体なんなんだろう」という質問は私もすごく聞きたい内容でした。

それに対しての萌子さんの回答は「私も多分それを探して、知りたくてこのバチェロレッテという旅に参加したんだと思います。一番最初に言った愛の正体が知りたかった。」というもの。

この回答を聞いたとき、そっか萌子さんみたいに色んなことを考えようとする人でも自分がどういう人と結婚したいのかリアルに想像できてないんだな、と思った。

理想は両親のようにずっと仲のいい夫婦。でも、じゃあそれを叶えられるのは一体どういう人となんだろう、どういう条件(スペックとかではなく)があれば納得できるんだろう、というところをバチェロレッテで色んな人と接することで解消できると思っていたのかもしれない。

それってすごく一般的な普通の女性(おそらく男性も)と同じ感覚だと思うんだよね。そこまで考えられてる人って多くないと思うんだけど、意外とみんな決まっていたりするのかな。
過去のバチェラーでもそこまで考えている人っていなかったと思うので、この結末によって必要以上にフォーカスされてしまった部分なんだろうなと思う。

さっきも書いたけどそもそも候補者になりそうな人数が圧倒的に少なかった、萌子さんにそういった話をすることができる人がほぼいなかったことも影響しているだろうな。(黄さんは少し踏み込んでたけど…下山さんが残っていたらまた多少変わっていたかもしれない)

でも、きっとローズの家族と会った時に自分の家族のことも考えてくれる相手(家)じゃないと厳しいかもと思ったんじゃないかなあと私は感じた。(少なくとも私はああいう風に言われたら、じゃあうちの家族は…?ってなってしまうと思うので…)

結婚の基準とは少し違うけど、前の恋愛がまだ心に残っている感じもあったから、それを忘れるくらいの人に出会えるといいなあと1ファンとして思っている。

最後に

色んな声が上がった番組になったけど、私は萌子さんが初代バチェロレッテで良かったと思っているし、これからも萌子さんはあの笑顔で輝いて欲しいなあと思う。

アフターファイナルローズは結構ぐちぐち書いたけど、あそこでみんながワーワー言ってくれたから多少スッキリした層もいたのかなと思うと…許そう…という気持ちになる。

そしてリアリティーショーとして毎週すごく楽しくて、ありがとう〜という気持ちです。

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