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亡霊の話。

永久に不滅な亡霊の話です。
特に前置きもなく本題に入ります。
完全に自己満足な世界です、面白くもないです。
大千穐楽の次の日に、2時間かけてメモに殴り書きしたものを今になってきちんと文章に起こしました。

2023年 4月30日(日) 
滝沢歌舞伎FINAL 大千穐楽 Lv

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まず、開演前のお迎え拍手で感情がギリギリ。

「よぉいやさぁ」って言うところで涙のダム決壊。Snow Manが乗ってる雛壇が前に出てきたところの感動がとにかく凄かった。

多分、例年通りドカ桜投下して普通に舞台で踊ってたらもう画面見えなくなってたと思う、涙で。

末っ子様(ラウール)のパートで、泣くの堪えて全力でギュッてして歌ってるの見ると、滝沢さんから受け継いだ2019年の公演思い出して、「あぁ、あの時は声高かったし、声変わり特有の不安定さがあったよな」って。
実際に、あの年齢特有の声変わり期間だったから声が上手く出なかった公演もあったみたいで、そんな苦悩の噂も聞いていた私的には凄く心が感動でグワグワした。

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春の踊りはもうとにかく日本って感じの音楽でとても好みです。

記憶が朧げだから、センターに出てきた順番覚えてないけど、渡辺さんと宮舘さんと阿部さんが順番に出てきて。「これが座長だ」って感動してた。9人で座長張ってるもんな。バレリーナさんたちを横に従わせて、真ん中で舞ってる宮舘さんが美しすぎた。

テンポアップするとこは、とにかく佐久間さんの怪我した右脚が気になってたけども…。
末っ子様のサビ前の、「ドンドン」2発の音取りが大千穐楽はノックじゃなくて手をパーにしてた気がして。音楽やってた身としては、末っ子様の音の取り方、拍の取り方が凄く好み。曲調も。
本当に、サントラ下さい。

「いにしえ」は歌い出しが、岩本さん・深澤さんで心がいっぱい。その後に続いた、なべさくとだてあべのお兄ちゃん組歌唱が凄く良かった。
滝沢さんが座長張ってた時は全部滝沢さんが歌ってたから、そう考えると「全部歌ってたのヤバいなぁ」ってなった。

座長代表挨拶の岩本さんが、スポットライトの下に現れた瞬間に涙がドバーって来た。岩本さんの瞳がうるうるしてて。
「偉大な背中を…」から、もう岩本さんも半泣き顔で、舞台からはけて本庄さんにバトンタッチする時に完全に泣いてたから、「本当の本当に最後なんだなぁ」ってしみじみとしてた。

2019の円盤か2021の配信か忘れたけど(多分2019)、9人の名前が全員入った詩みたいな台詞を思い出した。あれ凄く好き。

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「仇討ち」は亡霊がずっと生き続けると思う。

戸板に登ってる3人にスポットライトが当たって、戸板バッタンした時に桜が舞った時には既に泣いてた。

阿部さんが他に観劇した回よりも、微笑んで切り倒すシーンが多くて、目力もいつもの倍あって治安悪くて。
花道で阿部さんに髪掴まれてグッてされた人は、多分一生幸せになれと思う()
本当に途中から「え、生首産まれるんじゃね?」なって心配してたくらいの気迫が阿部さんにあった。痛いけど痛くなさそう。胡蝶さんみたいな。

阿部さんも蹴りを入れるシーンあったけど、今日は一段と足上がってて蹴られたら痛そうだった。
阿部さんがスッポンに乗って舞台からはけるときになる拍子木?のところ、私の周りの人全然拍手しなかったけど、ずっと拍手してた。

深澤さんの戸板倒しは最後まで緊張してて、戸板バッタンした後に舞った桜に全私が沸いた。
宮舘さんがSANEMORIでハシゴに登るシーンの時もそうだったけど、ずっと手をグッってしてた。
深澤さんは猫背で色白で華奢だから、強いけど病弱(矛盾)な剣士っぽく感じてた(これは私見)。

宮舘さんが戸板をジャンプして前に歩いてくる所作が、なんて言うのか、貫禄?があって早く次の歌舞伎が見たくなった。オファー待ってます。
今日の最期は一段と力強く振り下ろしてた。
感動した。

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阿部さんの語りは睡眠用BGMにもちょうど良さそうなので、サントラが欲しいです。とても。

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「Maybe」は被せより渡辺さんの声が強く聞こえたし、何となくウルっとしてる感じがしてエモかった。
Maybeじゃないけど、座長を受け継いだ初めての年にMy friendで声が出なくなった渡辺さんエピソードを聞いたことがあって、それを思い出してウルウルしてた。
末っ子様が赤いハイヒールじゃなくて、足に赤いペイントしてるのが、なんか死ぬ前みたい(これも私見)で儚かった。「生きてる」って感覚。
これ元々三宅さんが歌ってた曲って聞いたけども、歌詞の所々が末っ子様と一致してて震えた(この亡霊の話を書いてる時にね)。

Maybe曲終わり、ManiaのPMG前のBGMは何回聞いても激アツだった。サウンド感とか凄く好きだったから嬉しかった。

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「変面」は本当に、ダンジョンのラスボスBGMみたいだった。演出も鏡張りで斬新。
これ、去年の変面の演目名が「変面 卒業」だったから、今年無いかもってドキドキしてたけど、ちゃんとあって嬉しかった。

個人的にバレリーナと頷き合ってから変面する部分が好き。3人でやってた頃の変面にもこのシーンあったけど、やっぱり好き。
映画の「滝沢歌舞伎ZERO 2020」では、優しくて涼しげな曲調と演出、雰囲気だったから、よりギャップを感じた。

最後、「なんで黒の仮面で顔を隠したんだろう」ってまだ疑問が残ってる節はある。だけど、岩本さんが自分を除く8人のメンカラで変面に挑戦してくれたことが嬉しかった。

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「足跡」は最後まで演出面では面白かったし、不思議だったけど、大千穐楽だからこそ響く歌詞があったみたいで、 「あぁ、これSnow Manから滝沢さんに向けた今日なんだな」って私の中では腑に落ちた。あくまでも私見です、これも。

歌詞はうろ覚えの部分もあるけども、
「届いていますか 僕らの手に託されたメロディ」
って最初らへんのフレーズでもう涙。
「雪を溶かして」とか「さよならじゃない」とか、
「ただ君にありがとう 春の歌に乗せて」も鳥肌立ちっぱなしだった。

佐久間さんがもう出てきた段階で瞳がウルウルだったから、つられて余計泣いた。
「見守ってくれて…」「答えられていますか?…」のとことかは、完全にSnow Manと滝沢さんの今までが全部込められてるなって感じた。

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「腹筋太鼓」見た時に、「あぁ今日で彼らがこの太鼓と向き合うのに一段落着くんだなぁ」って、太鼓とSnow Manのお別れ考えちゃった。

最初の掛け声すら岩本さん泣いてるように見えて、阿部さんの掛け声もいつもより低くて。
深澤さんとかいつもより掛け声かっこよかった。
岩本さんは、何となく感情乗ると声が高くなるって思ってる節あるから、「今日高いな」って感じてた。

何回観ても、2回連続で叩いてる時ってどんな楽譜なんだろうって思って観てしまう。これは知識不足だけども。

メカ太鼓に乗った3人も死ぬほど力強く叩いてて、目黒さんも向井さんも今まで見た中で1番漢を感じた。
カメラワークとかはもう満点で、下の輪になった時に阿部さんが抜かれて、「あっ阿部さんおる‼️」って興奮してた。みんな背中向けてるからわかんない時ある。

終わったあとの拍手が凄くて、「そういえばこれ滝沢歌舞伎のメイン演目みたいなもんだったな」ってなった。
もしリターンズあるとしたら、年齢的に深澤さんの腰が心配です()

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「DA BOMB」は涙するような曲じゃないし、他の曲とのギャップでスサーって涙退散した。

歌い出しが深澤さんだったけど、いつもの儚さはなくて。治安悪い感じだったけど、透明感は凄かった。その後の岩本さんも安定してカッコよかった。
佐久間さんの歌うパートはラップ調じゃなくて、曲調が急になだらかになって、伸びやかに歌う感じのパートだから、声が凄くあってるなって思った。その後のら佐久間さんから末っ子様への振り繋ぎが、とにかく美しかった。

まぁ、ここで1回死ぬわけで。「末っ子様、あんなに低い声出るんだ。重低音ヤバい。」って待てムリモードになった。音の取り方とかアイソレとかも総じて最高だった。YouTube待ってます。
末っ子様が花道で抜かれてる所は割と尺長くて、宮舘さんへの切り替えが急に感じた気がしたけど(気がしただけ)。
宮舘さんはなんか胸元のリボン?みたいなやつわざとぶらぶらさせてて、色気が凄かった。宮舘さんもラップ上手。「いつもcoolが俺じゃん?」のところ特に好き。

阿部さん。これね。今日は最後まで治安悪い阿部さんだったから、パート終わりの「バンバン」ってところ微笑まなくて「うわはぁ」ってなった。
前は微笑んでた気がしたから。
阿部さんの沸きポイントはここだけじゃないから話は長くなるんだけど、衣装ね、インテリヤ○ザって解釈したんだよな(私見)。
センター分けのデコ出しに紐付きのカラサンが余計治安悪くしてて、でも知性も感じさせるからとにかく亡霊が騒いでた。紫とかピンクってあんまり濃ゆいと、かえって下品になっちゃう時もあるんだけど、とにかく色気と知性纏ってて、「阿部さんは紫似合うなぁ」って思った。長くなりました。

この後にセンターからせり上がってくる渡辺さんは最初(初日のLv)見た時になんか笑ってしまったけど、渡辺さんが歌う歌詞がまさにSnow Manの下積み時代を表してる感じがして「あぁ…。」ってなってた。
その後の目黒さんは言うまでもなく色気ヤバくて、「その踊り方はけしからんだろ‼️」って勝手に脳内警察出動させてた。

そして次ね、向井さん。もちろん初めて見た初日が1番沸いたんだけど、スッポンからせり上がってきて、振り返った姿が見返り美人みたいで儚くて優しくて「やばぁ…」ってなった。3連符っぽい歌い出しが凄く好き。高音パートも流石の綺麗さでとても良かった。

最後のダンスパートはカメラワークと位置取りのせいで阿部さんが末っ子様に被っちゃってたのが少し惜しかった。27日よりは修正かかってたけど。
ラスサビの横一列になって踊るところは「正面で抜いて欲しいなぁ」って願望。上手側が見えにくいので。

この曲の「Snow Man」って、良い意味でいつも通りの「Snow Man」で、滝沢歌舞伎に『座長 Snow Man』として立ってる「Snow Man」とはまた別物だなって変に拗らせてた。誰か理解してください。

「敵は常に昨日のMyself…いつもcoolが俺じゃん?」
「どう生きるかよりどう満足するかだろ?」
この歌割りを宮舘さんと阿部さんに渡した人は国民栄誉賞貰って下さい()

DA BOMBの亡霊は強く生きます。

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やっぱ最後の生化粧一言は岩本さんだったよね 。マイク可愛くて。
「最後まで二度と来ない瞬間」
って普通の人なら、ある意味当たり前すぎて浮かばないフレーズだなって思った。
やっぱり阿部さん、化粧鏡に安兵衛映るからだと思うけど、「僕‼️これ僕っ‼️」ってアピールしてて永遠に可愛かった。ありがとう。
お丸さんの歌って大千穐楽だけだったんかな?
全力ダッシュも好きだったけど
「ふぁいん」「正直ふぁいん」
とても良かった。脳内で全部ひらがなになった。
大千穐楽は拍子木凄く早く感じた。寂しかった。
でも、お丸さんの端でめめあべしてたの見れたので幸せだった。
新橋演舞場にいるお客さんの拍手のタイミング絶妙で良かった。行きたかった。
「らいぶびゃういんぐ」ね。
拍子木バトルしてる時に深澤さんの瞳ウルってる気がしてた。
虫食べるシーンのあべさくの「食べるんでしょ?」「まさかぁ」って掛け合いが脳にこびりついてる。
紗幕降りるシーンの 「また会いましょう」ってちょっと期待してて、素顔の時みたいにツアーで出てくるんじゃないかって思ってる。
ドームに期待(早い)。

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「五右衛門」の演目とか岩本さんずっと泣くの堪えて歯を食いしばってるように見えてた。もう亡霊の目に泣き顔フィルターがかかってたのかもしれない。
大千穐楽は大向こうの声がめちゃくちゃ大きく聞こえて、拍子木の人の愛を感じた。
多分拍子木の人ってSnow ManがJrの時から同じなんじゃないかな。息子の成長みたいな。

岩本さんのセリフとてもかっこよかった。
今までで1番。
末っ子様とか泣いてたよな多分。
刀投げのいわだてにも歴史を感じて泣いてた、亡霊が。映画のメイキング見てきたから余計。

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「男と女の舞」は不思議と泣かなかった。映画の映像では綺麗すぎて泣いてたのに。
ただ、阿部さん前に出てきた時に、「こんなに美人さんだったっけ?」ってなった。もうすんごい綺麗すぎて、女性より女性だった。
遊女だけど、もう駆け落ちした後みたいな雰囲気だったし、なべさく抜かれてる画面の端で扇子をヒラヒラさせて、それを見てる目黒さんが美しかった。絵画。
てか、口付けの距離感がとてもとんでもなく近かったように感じたのは亡霊だけでしょうか?
これはほかの界隈の人にも見て欲しい。あべさくは唯一「ジャニーズで女形ができる」って思ってる部分あるから。

1サビの2つのペアが横になって踊る時にめめあべが抜かれるところ。その時の阿部さんが、手のひらを上に向ける動作が、前までは「パキッ」ってしてたんだけど、今年の公演はより妖艶さとかしなやかさが増したというか、「ふわっ」って感じで手のひら上に向けてて亡霊が泣いた。

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「氷の世界」は過去最高に良かった
もう大向こうが、「宮舘ーーー‼️」って叫んでて、ウルッってなった。
見得をきる時にちょっと息を漏らすところが、ちゃんと持ち帰ってるなって。

「蝶々」は、「なんで末っ子様だけ格好があんなに現代なんだろ」って思ってたけど、蝶の神だったもんね。深澤さんも向井さんも綺麗だった。

「お七」は佐久間さん美しすぎて泣くかと思った。
とにかくこの演目のBGMが好き。
今日は赤のビロビロが上手く広がらなかったから、やっぱ演者も緊張してるんだなって感じた。舞台は生きてるからね。

「白拍子花子」の阿部さんは今日も恋だった。
どうしたらあんなに早く舞台センターに駆けて来れるんだって、「転けないでね」って、お母さんみたいになっちゃった。本当に美しい。
鐘の上に登って見得きるのも、今日は何だか雰囲気が違った。美しくて可愛いのに目力が過去一あってかっこよかった。

「大蛇」も転けないか心配してました。本当に。

「蜘蛛」は力強すぎて記憶飛んでるけど、とにかくかっこよかった。

最後の全員集合せり上がりは何故か泣いてしまった。

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「組曲」の始まりの音楽はいっつも鳥肌立つ。
トロンボーンとかチューバとかが吹いてそうな重厚な低音から始まるのがヤバい。低音大好き。
その後のティンパニとかね。知らんけど。

多分左から3番目くらいに居たと思う阿部さん。
27日の夜公演Lvで阿部さんのポジションとシルエットを把握したおかげで見逃さなかった。
花鳥風月の衣装で組曲ってのが激アツだから円盤下さい。大千穐楽の前に3回は映画の組曲復習しました。大好きなので。

阿部さん、いっつも後転する時に華奢な背中がチラッと見えるのが良きでした。
前だけシャツインしてる宮舘さんも好きだった。

「花鳥風月」は早急にMVの供給を。
スノ担の大半は花鳥風月の亡霊だと思う。
深澤さんとか踊ってる時にちょい泣き顔だったような気がしてた。唯一、滝沢さんに認められたダンスってのがインパクト強すぎて。
阿部さんもチラチラ見てたけど、やっぱり深澤さんに目が行ってしまったので、マルチアングル下さい。目が足りないってことで、幕上がるまで阿部さんと深澤さんのどっちにフォーカス当てて見ようかギリギリまで悩んでた。
ラスサビとか力強すぎて、みんな踊り終わったあとに倒れるんじゃないかって心配してた。
終わったあとの拍手も凄かった。

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「Memories」は音楽からもう泣かせに来てた。
この演目をこういう演出にして「Memories」って名付けた人にも国民栄誉賞を与えてください。

笛だけの静かなシーンで末っ子様が子供みたいな顔してぐすぐすしてたから、亡霊もぐすぐすし始めた。その後のドデカBGMで毎回ビビるのがお決まりなんだけど。
カメラワークが今回俯瞰からじゃなくて、横からだったから見やすかった。阿部さんベスポジ。
9人が重なり合って片方の階段に隊列組んでんのとかエモすぎた。

雨が降ってきて、抜かれた渡辺さんがエラくかっこよくて刺さった。傘トトロ宮舘さんもめちゃくちゃ良かった。佐久間さんも美しすぎて、客席側へのフライングもいつか見たいなってなった。

赤い橋に登る所でオリメンが上がって、目黒さんが上脱いだ時にギャン泣きしてて、亡霊も秒で泣いた。
でも今回は割と引き上げられるところの抜かれ方が近くて、誰が誰か分かりにくかった節もある。
でも、末っ子様引き上げたのって岩本さんだったよね。もう9人を抽象化したような演目で、これ以上に無いなって思った。

噂によると、阿部さんが「1回橋から降りかける」動作をしたって聞いて、終演後に帰って大泣きした。何故か見逃してた。この動作に「Snow Man」として生きてきた阿部さんの昔の葛藤が現れてて、それを引き上げたのが岩本さんじゃなくて、渡辺さんだったってことがまたエモかった。ジャニーズを辞めようとした阿部さんの実際のエピソードだと、岩本さんが阿部さんと駅?で話したって聞いたから、「えっ、渡辺さんなんだ」って思ったけど、「あぁ、渡辺さんだよなぁ」って矛盾が生じてた。渡辺さんってお兄ちゃん組の中で1番、「末っ子の阿部さん」を可愛がってるって思ってたから。

また笛だけの静かなシーンになって、岩本さんの周りに皆集まって、音楽が盛り上がるところで円陣くんで上見るし、今日はもうその尺すら長く感じて、泣き顔がとにかく美しかった。
末っ子様の泣き顔とかぶっ刺さりだったし、なにせ阿部さんよ。あの泣かない阿部さんがさ、必死に顔に力込めて、歯食いしばって泣くの耐えてたから亡霊が代わりに泣いた。
泣いてるんだけど、我慢して、涙が零れないようにしてるってのが「阿部さんだなぁ」って。
阿部さんには阿部さんの芯があって、「逆にここで泣き顔を見せてしまったら」っていう感情も持ってたんじゃないかなって思った。

Memoriesを見てる時に、ほぼ毎公演「泣いてた(多分)佐久間さん」と「泣かない信念を貫く阿部さん」の正反対さが急にブワッて浮かんできて、何かが溢れ出しそうだった。

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岩本さんの語りもMemoriesの後だったから余計に響いた 。
「桜の花びらは散るのではなく 舞うのです」
ってもう。ね、言葉要らないよね。

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「With Love」で紗幕が上がって、赤衣装と赤い橋が見えた瞬間に再び涙のダム決壊。

最初から泣きじゃくる末っ子様が儚くて美しすぎて、「こんなに美しい涙って存在したんだ」って。
深澤さんのサビから渡辺さんへのパートのバトンタッチが亡霊を爆誕させた。
宮舘さんもウルウルしながら力強く胸をトントンしてて、「頑張って生きよう」ってこの動作だけで思えたって凄いことだと思う。
佐久間さんも儚くて、美しすぎて桜の精に見えた。向井さんの優しい歌声も刺さった。

末っ子様が、拳を必死に握りながら涙堪えて歌ってて、この舞台が末っ子様にとって、「Snow Manの一員」としての原点なんじゃないかなって思った。

ハモリがいわなべってのが私の中で凄く不思議な感じしてて。これも私見なんだけど。
座長代表として末っ子様を迎えた岩本さんと、例の加入組批判から3人を守るために矢面に立った渡辺さんの強さと兄感を勝手にこじつけた。

ここからも私見。
Snow Manのお母さんは、私の中で間違いなく深澤さんなんだけど、「お父さんとしての岩本さん」と「リーダーとしての岩本さん」の2つが、やっぱり自分の中でしっくり当てはまった。
深澤さんはどっちかというと、本人も言ってたように「リーダーの裏にいて、誰かが道を間違えた時に引き戻す役目」なんだなって。優しく見守るお母さんみたいな、必要不可欠な存在。

ラスサビで、佐久間さんが下手側で抜かれた時に泣いてたのが美しくて。円盤で見てたのは笑顔の佐久間さんだったけど、大千穐楽で見れたのは笑顔で泣いてる佐久間さんだったから、感情がぐちゃぐちゃになった。良い意味で。
末っ子様は最後に抜かれがちだけど、やっぱりぐすんぐすんで、気持ちがまたお母さんになってしまった。

FINALの「With Love」は曲の始めがピアノで、今までのと曲調が変わってたから、最初は違和感だったけど、3回も聞いたら「なんか『旅立ちの日に」みたいだなぁ」って感じになった。

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三方礼は心の中でスタオベしてたけど、世界で1番輝いてた。1人ずつ前に出る時に上を向く姿がかっこよくて。
後ろのスクリーンに「Snow Man」って出たのを見て、大千穐楽で初めて、6人が「Snow Man」って名前を滝沢さんに貰った映像を思い出した。
あの時本人たちは知らなかったんだもんね。

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「Love」は皆手拍子してた。「そう、これだよ」ってなった。
向井さんが、なんとか笑いに感情をシフトしようとしてVENUSを踊りながら顔くしゃくしゃにして泣いてるのを見て、「やっぱり堪えきれない程の青春が詰まってんだな」って思った。渡辺さんも同様に。
ポジションチェンジで宮舘さんと阿部さんが下手側に来て、2人でカメラ目線してくれたので亡霊が泣いた。
これは「メリハリ」って言うのか分からないんだけど、阿部さんの「最後は笑って終わりましょう」みたいな信念を感じた。

最後の岩本さんの小判ガチャも予想通りだけど、「もうこれが生で聞けないんだな」っていう喪失感が急に来たと同時に、「え、本当にこれが滝沢歌舞伎の最終公演なのか?なんか実感湧かない。」って感情の矛盾が脳内で起こってた。

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確かに、滝沢歌舞伎には9人の青春が詰まってて、とんでもない大作だったと思う。
だからこそ、今回滝沢さんの退所での終幕をきちんとFINALに落とし込んで、そのまま流れで終わらせなかった9人には感謝しかないです。

「歌舞伎」って松竹さんの商標登録的なことを小耳に挟んだことがあって、全部きちんと稽古して、資格をとって初めて「歌舞伎」を名乗れるってのを知ったから、「滝沢歌舞伎の原点を作った滝沢さんって凄いんだなぁ」って思った。

演目も演出も。何もかも座長を張った5年の中で1番良かった。
ある意味、滝沢歌舞伎がなかったらこの9人の「Snow Man」はいなかったわけだし、それを考えると言葉出ないなって。
多分、Snow Manを好きになって、過去のCDやら円盤やらを集める過程において「滝沢歌舞伎」を見つけたんだけど、「本当に出会って良かった」って思ってます。

滝沢さんから座長を受け継いだ「滝沢歌舞伎ZERO 2019」の公演のカテコ挨拶で、深澤さんが泣きながら、「守るものが6人から9人に増えたんです」って言ってるのも最後にフラッシュバックして震えた。
ここまで長編小説並の濃い歴史を抱えたグループって他に無いって思ってるし、誰にも真似できないなってなってる。

Snow Manには尊敬しかないし、自分の人生において必要な糧になってて。そんなに早くもないけど、「大学1年生の時に出会えて良かった」ってなってる。多分Snow Manに出会ってなかったら、大学4年間、課題に潰され、周りに流され浮遊してるだけになってたと思うから。
出会ってから、大学での有志活動だとか、人への接し方だとか、とにかく憧れを追って必死に食らいついて成績優秀賞を受賞して、「生活が潤いに満ちてるな」って実感した。周りにも、学科の先生にも「明るくなったね」「面白くなったね」って言われて、Snow Manのおかげだって思った。

長くなるのでここまで。

亡霊を早く供養して下さい。
サントラ、円盤も早く出してください。
切実に、待っています。


亡霊の話。 Ito.

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