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会社のITインフラ改革、情シスとして何をやったかまとめてみる、その①

↓ご厚意に預かりまして自由に書かせていただきます。(ぉぃ)
文面が長くなるので複数回に分けて書こう。

情シスというよりも、ひとり情シス的ですが、何をやってきたか、過去を振り返ってみようとする。順不同だけど。

(1)Active Directory の導入

入社したてはワークグループ環境。つまりPCの電源をONにし、IPアドレスを固定に打ち込んで、つなげるといった至って誰でもできる環境。PCにユーザーを登録してあげないとPC操作ができないという不便な環境。管理されていないPCのため、時には、administratorでユーザーが共有されていたりして、ホント、面倒だった。

また前担当者が展開したネットワーク環境において、固定IPという概念。私物を持ち込んでもネットワークには繋がらないぜよ、という考えのもとで作ったのかどうか分からないけど、PC展開者にとっては不便。

コロナ禍によって、テレワークありき(最近は在宅勤務禁止企業も増えてきているけど)新しい生活様式の影響で、持ち帰ったPCを自宅の無線LANに繋げる時に、固定IPだと繋がらないという問題があり、問い合わせが多かった。全ては前担当者の責任。責任を取ってもらいたい(怒)

で、mDNS問題があり、過去のnoteに書いているので詳細は書かないけれど、ADの作り直しが終わり、現在、新ADのセキュリティグループをファイルサーバに権限追加をしている最中。

(2)DHCPサーバの導入

全てがDHCPに変更するのには時間がかかる。固定IPでの運用になっているからだ。しかも、これも適当に運用され、ポリシーが一つもない。複合機やプリンタや通信機器は固定IPで対応せざるを得ない。特にプリンタ類がPCと同じ範囲に入っていたりして、なかなかDHCP対応ができない。

勤務先のネットワークは、基幹系業務向けのインターネット接続ができないセグメントと、Office365とかが利用できる情報系セグメント。今ではUTMで接続しているけど、後で書くけど、最初は物理的に分かれていた。

この情報系に接続されているPCは自宅に持ち帰って業務ができるよう、IPアドレスを自動的に割り当てを行うDHCPを採用した。また、PC台数が多い事業所、本社とかはDHCPサーバを設置し、素早くIPが発行できる環境を作った。これは、結構最近。

このDHCPのお陰て、PCのセットアップにおいて、IPアドレス設定が不要になったため、結構便利になったんじゃないかなぁ?

DHCPサーバは、Soliton D3 を利用した。今後は、冗長化のため、D3 Managerとかを入れて管理していきたい。小さい拠点は、ルーター側(YAMAHA RTX1210)で対応している。

(3)無線LANの導入

コロナ禍の影響で、ヒトとヒトとの間隔を開ける、オンライン会議、オンラインセミナーとかで、建物内のどこからでも、これらを使えるようにして欲しいという要望もあり、この1-2年で事務所全社カバー率、9割以上は対応できていると思っている。色々な製品を調べた結果、シスコやアルーバを抑えて、フルノシステムズのUNIFAS管理基盤を利用したACERAシリーズをばら撒いた。

UNIFASだと1台の管理コンソールから1000台のAPが管理できる優れもの。1001台以上だと、ライセンス追加が必要だけれども、一般的な企業なら、1000APもいらないだろう…。これ良い点が、この管理サーバーが非常に安価ということ。ARUBAとかだと、AP接続台数によってライセンス体系が変わるけれど、フルノシステムズの場合は変わらない。つまり、気軽に無線APを拡張できるのがでかい。

また、UNIFASはWindows Server上で動くソフトウエアでの提供のため、専用のアプライアンス機を持たない。これもでかいね。

(4)テレビ会議システムの導入

コレ、トップダウンで即入った。もう十数年前の話。当時は色々なメーカーからテレビ会議システムが発売されていた。当時はSD画像だったので、DVD画質。今はHD画質なので、大画面で見ようとすると、モザイクチックな映像だった。

トップダウンということもあったので、シスコに買収されたけど、TANDBERG(タンバーグ)を利用していた。5年後に、Ciscoに買収されたTANDBERG製品の評判が良くなかったため、RADVISION(ラドビジョン)で更新。ラドがAvaya(アバイヤ)に買収され、Avayaで更新。ただ、同時接続装置MCUは、RADVISIONからPexip(ペクシップ)に変更。今年の年初に、Pexipで更新で今も続く。

前回から今回、Pexipは同じだけれども、Nutanix基盤に移植。一部ESXiでしか動かないのもあったため、Nutanix基盤だけれども、ESXiノード、AHVノード双方にシステムを入れている。

テレビ会議端末(専用機)は、今年は何かと忙しく対応できなかったため、来年度中にAvayaで更新をかける。

そういえば、長年王者として君臨していたポリコムも、複数会社によって年々買収劇が繰り返され、2022年にHPに買収されたとか。名前も変わるのかな?

そんな感じで、思いついた4件を書いてみた。

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