生きづらさを輝きに!NO.21 人間味のある素晴らしいバドミントンコーチに感動。そして本当にありがとうございました。
昨日、固い決意を持った娘も、やっと、バドミントンコーチと話す機会を設けていただき、娘とコーチで一対一、そして、顧問と私のその時間の時間潰し的な30分一対一、互いが体育館の離れた場所で話をした。
今25歳と、23歳の息子たちが、同じバドミントンコーチにお世話になっていた頃と比べると、そんな本音トークはしたことがなかったと振り返る。
長男と昨夜、2人でLINE通話で話したが俺たちの時は、辞めると言えないから、辞めれないと、腹を括っていたと話していた。
確かに、親の私もまだ若かったというのもあったが、コーチはかなり怖い存在であった。
親たちも、ほとんどの人は、コーチにビビりながら、そんなに話せなかったように思う。
しかし、そんなコーチも、うちの娘の代になると、ちょうど還暦を迎えたとも話していた。
私は7年ぶりくらいにコーチと会った。
私もそれなりに色々な経験をし、歳をとり、コーチもそれなりに歳をとられたが、最初に見た時、コーチのふくらはぎの筋肉、ジャンプ力、昔と変わらない、なんと若々しい!と思ったのを思い出す。
上の息子2人が、バドミントンを途中で投げ出すことはなく、続けられたことから、まさか、途中でバドミントンを辞めるとは、思っていなかった。
なんだろう、スポーツをそれなりに一生懸命続け、親もそれなりに力を注ぎ、応援してきた人にはわかると思うが、子供が、スポーツを辞めたいと言い、周りの全員が続けて欲しいと思っている中、本人だけが辞めたい気持ちを曲げず、辞めてしまうことはどんなに悲しいことか、経験のある人にしかわからないのかもしれないが、母親である私は、とても悲しかった。
結局は本人の気持ち一つだけである。
1ヶ月と少し、先生方や、先輩方、同級生、いろんな人が、続けて欲しいと願い、頑張って色々とやってくれたが、その思いは娘には届くことなく、コーチと最後話すことになった。
コーチの息子さんと、うちの長男は、同じ高校で、先輩後輩、どちらも特待生であった。
うちの息子が強豪校の特待の話をなかなか返事できず迷っていた時も、息子や親の私に、コーチは特待のことを薦めてくれた。
それがあり、長男は高校の卒業式の時、その年で1人しかもらえない、学園賞をいただき、一日も学校も休むことなく、皆勤賞もいただいた。
そして今の就職先に繋がっている。
相当キツイ毎日、もちろん親の私たちも、親としてできるサポートは惜しみなくやってきた。
そのこともあって、娘にも親としてできるサポートを精一杯やったら、ちゃんとそれに応えてくれると思っていた。
しかしそれは違っていた。
兄妹でも、個性は全く違うのだ。
似ているところはあるにしても…
私は現実を受け容れるのに、少し時間がかかった。
娘の卒業の時、バドミントン部で同じ景色を見たかった。
しかし、娘は気持ちが固かったのだ。
コーチと30分ほど話した後、コーチから呼ばれ、顧問も入れ4人で少し話をした。
コーチが全く知らない人なら、そんなに難しくはなかったのかもしれない。
今のコーチの考えとしては、娘を、バドミントン部に縛りつけるつもりはないということ、学校をちょこちょこ休むのが気になるってこと、そして、辞めたからと言って、バドミントン部の子の顔を見ても顔をそらしたりしたりしたらダメだということ、バドミントンの他の人たちも、娘を見て無視したりは許さない、人としてちゃんと生きていって欲しいということ、娘がバドミントンをやってみたが、やっぱり自分には向いてなくて、書道やこれから音楽部に入りたいということを、認めてくれ、応援するとのこと。
そして、バドミントンの応援もして欲しいとおっしゃっていた。
初めの頃初心者の子も入ったが、2人辞めたいって、あとはほとんどベテランの中、きつかったとという話や、コーチの娘さんの話、バドミントンを、続ける続けないだけの問題ではなく、人として、娘の将来のことを心から心配してくれてるのが伝わった。
これまでたくさんの子どもたちに、バトミントンを教えてきたコーチ、以前にも、初心者ばかり入った学年で、1人だけ気が利いている子がいたが、その子がある日、何でもかんでも押し付けられて、嫌気がさして精神がおかしくなり、辞めていった話や、最後に話が終わり帰ろうとする間際、私にも労いの言葉をかけてくれた。
顧問の先生は何も知らない。
だから、私が長男の時に、長男がキャプテンを任せられ、その親が、会長の仕事を任せられるという流れ。
その後、強豪校に戻られた監督のことや、本当に大変やったね、よく頑張ったよ、と言いながら、少しコーチの目にも涙が浮かんでいた。
きっとコーチも、娘さんが辞めたいと言って辞めさせなかったが、結婚式の時、あの時、お母さんが辞めさせてくれなかったから今があると言ってくれたらしく、涙したと言っていたし、私の気持ちは痛いほどわかっていたに違いない。
私は胸が締め付けられるようだった。
娘は、バドミントンを辞めて後悔しないこと。
バドミントンを辞め、進む道で一生懸命やること。
学校にはちゃんと行くこと。
を約束し、晴れて、バドミントンを退部することが決まった。
来週、部員が揃う時に挨拶に言って、バドミントン部を去る。
親の私も、挨拶の文章を考え、グループLINEに入れて、グループLINEを去る。
そして最後には、コーチとのLINEにも挨拶をする。
辞めることにコーチは意外にも前向きな発言をされたため、私はもっと辛い気持ちになった。
しかし、これが現実。
そのうち、新しいことをすることで、気持ちは整理され、新しい道を正解にしていくのだろう。
本当に温かいバドミントン部でした。
心より、ありがとうございました。
今日も最後までお読みいただき、心よりありがとうございます^ ^
今日の相田みつをさんの名言は都合によりお休みします。
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