名も無い弁理士

どこにでもいる名も無い弁理士のたわいも無い独り言

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最近の記事

とある弁理士の明細書作成風景

はじめに 特許事務所で仕事をしたことが無い方向けに、特許出願の出願書面を作成する際に、どんな手順で作っているかざっと説明してみます。国内の特許案件を扱う多くの特許事務所で中心となる業務のイメージができると嬉しいです。なお、この記事を読むだけで出願書類を書けるようにはなりませんし、書き方は弁理士の数だけありますので、あくまで私がこのような手順で書いているという紹介です。この方法が正しいと言うつもりも最高であるというつもりもありません。多分、もっと良い方法もあると思いますが、特許

    • とある弁理士の一日

      はじめに 私がパラリーガルと二人で仕事をしていた頃のよくある1日の流れです。少しでも、特許事務所の仕事をイメージしてもらえればと思いますが、中小企業をメインクライアントとするため、大企業をメインクライアントとする一般的な事務所とは若干違うと思います。契約メイン、外国案件メインなど、どのような業務を中心とするかで変わりますので、あくまでも一例としてご理解ください。 午前中(~11時頃まで) 私は午前中に打ち合わせを入れるのが好きで、依頼者の下に伺うスタイルの仕事をしています。

      • 特許事務所の未来

        とあるツイートをきっかけに、 豪華メンバーのご意見を頂く機会がありましたので、 その内容を踏まえ、私の考えを少し。 クローズの場での意見交換のため、意見交換の内容紹介ではなく、その内容を踏まえての、私の考えです。使用者と従業員とは利害が対立する部分もあるかとは思いますが、少しでもよい事務所の形態を考える材料になれば嬉しいです。 さて、事務所は、どういうものが好ましいかという命題に対し 事務所の器という観点 依頼者へ提供するサービスという観点 従業員の職場という観点

        • 将来の弁理士像投票結果

          皆様に協力していただいた結果を共有するためにnoteに挑戦します。 初投稿ということで、デザイン等は目をつぶってください……。 なお、今回は、特許メインの事務所側の視点で記載させて頂いておりますので、その点はご了承ください。 さて、こんなテーマで投票をお願いしました。 コロナ前(~5年程度前)にリアルで私の周りに同じ質問をした際は、 「特定分野の権利化業務」という答えがほとんどでしたので、 今回の結果は、非常に驚いています。 当時は、   これからの弁理士は(技術的な)

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