200 薬剤師もファンを獲得する時代?
株式会社Insight Techの西園です。
「オンライン診療」が割と馴染みのあるワードになってから久しいですが、
来年からは薬の「オンライン処方」が始まる見込みです。
それにあたりamazonが処方薬のネット販売に参入するとのこと。
幸いにも親が丈夫に産んでくれたので、病院にお世話になることはあまり無いのですが、診療後に処方箋を受け取って病院前にある薬局で薬を購入して帰るというのが一連の流れだと記憶しています。
私の地元はかなり田舎なので、「病院と言えばここ」「薬局と言えばここ」と、体調が悪くなったら向かう場所が決まっていたのですが、上京してからは病院と薬局の数に驚いたことを覚えています。
特に、処方箋をもらってから受付の方が薬局を案内する際に、複数の候補が出てくることに驚きました。病院と薬局はセットだというイメージが崩れた瞬間でもありました。都市では処方箋の獲得競争があるんですね。
診療されるのも処方箋をもらうのもオフラインが普通であったため、患者が通いやすいよう病院の前に薬局が集中するのは当たり前の構図ではありましたが、電子処方箋の解禁及びamazonの参入により、その構図が大きく変わりそうだというのが今回のニュースのようです。
素人ながらに調べてみると、医薬品の中でもネットで購入できるものとそうでないものを下図のように区分けしているようです。
現状医薬品のネット販売は、処方箋や薬剤師による服薬指導を要しない「一般用医薬品」に限られているようです。図を見た限りだと処方箋と服薬指導だけがネット販売の障壁になっているように見えますね。どちらもオンラインで行うことにより、薬の購入までの一連の流れを全て自宅で行えるようになるということでしょうか。これもっと早くできたんじゃないのかなと正直思いますが、反発なりあったんだろうなと感じました。
いずれにせよ病院近くの薬局でなくともよくなるので、丁寧な服薬指導をしてくれる薬剤師の方を選ぶなどいろんな選択肢が出てきそうですね。「エリアクチコミNo.1薬剤師」や「顧客満足度上位薬剤師」のような肩書もamazon上で確認できるようになるかもしれません。薬剤師ライバーの方は無双しそうですね。
コンビニより多いとされる薬局。来年は大きな転換点になりそうです。
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