身体をいたわると気持ちはおだやか

今日は久々にマインドフルネスについて話し、またヨガの先生として体験を提供する講師として役割をいただくことになりました。


今日は「身体を大切にして気持ちをおだやかに過ごしましょう」ということをお話しさせていただきました。言葉にするととても当たり前のことだし、自分で言うとものすごく当たり前のことなのですが、これまで自分もあまりそう言われてもピンときていなかったことなのかもしれません。


人間含め、動物の身体というのは、とてもよくできているなと思うのです。かなり丈夫に出来ていることもそうですし、なによりも自動的に働く機能がよくできていると思うのです。

暑い時には汗が出ます。これは体温が上がりすぎると脳も含めた、内臓の機能が働かなくなることを避けるためであって、ちゃんと皮膚からの気化熱や口からや尿から水分と共に熱を放出し、体温調整をするようにします。

寒い時には自然と身体が震えます。これは冷えすぎることによって内臓機能が働かなくなることを避けるためにであり、身体をすこしでも温めるべく、温めるために運動すべく震わせ、体温の保持を図ろうとします。

こんな機能が自動で作用するって、ほんとによくできているのです。


そうした機能のうち、非常に大切だとはいえ、社会がこのように穏やかだとちょっと困ってしまう機能があります。精神的な作用です。

例えば睡眠不足や空腹感、あとは身体の冷えなどというのは、本能的に生命維持にとっての危機を思い起こさせることになります。

そのため「不安感情」が刺激をされることによって、「防衛」「避難」「攻撃」などの行動につながってしまうことが自然とプログラムされていることを、自分の身体をもって自覚しています。よくできているなあと。


そのため、睡眠や食事、また身体を適切に温めるなどの行動が十分にとれることで気持ちは明らかに穏やかになっていきます。日常から身体を労わってあげられることで、自分が自分を大事にできることによる自己肯定感の高まりもありますし、さらにそれを周囲が寛容に認めてくれることによる感謝の感情も生まれてくるので、感情的に良いサイクルに入りやすくなります。


瞑想はそういう意味で、精神を落ち着かせるのにとても大切な方法であり、生存欲求も含めたさまざまな欲望に対し、つきつめるほどに強い抵抗が可能となる、人の苦しさを限りなく減少させるスキルだと言えます。

自分の呼吸に集中していくことで、穏やかな気持ちを取り戻すことができるのと同時に、呼吸も脈拍も落ち着いてきて、身体の疲れも癒されます。


荒波のように、欲望への誘惑や憤慨に導く配慮なき行動に溢れる社会を生きていく上で、自分を労わる手段を持たずして生きるのは、虫除けスプレーもせずにパンツ一丁で飛び込む夏の夕暮れのごとし、です。

そんなやつがいたら、「そんな格好しとったら、そら蚊にさされるわ」って当たり前に言うのと同じくらい、「そんな対策もせんと生きてたら、怒って悲しんで嘆いて、自己嫌悪するに決まってるやん」ってことなのです。


いちばん最初に能動的にできることは、まずは自分を大切にすることから。それをして、穏やかな気持ちで世の中に流れる法則を眺め、因果応報という言葉の意味を知り、自分がなるべく執着や怒りの原因を生み出さないように生きることが大事です、なーんて話をしたのでした。


こういう仕事はもう、これからもずーっとやっていきたいと思います。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。