お近くの地獄不動産に気づく

前回の投稿で「地獄の住人」というのを書きました。そこからどんどん閃きが進んでおりまして、地獄の引越屋さんを始めることは決めました。

詳しくはこちらを。



さて、それで地獄の引越屋さんをするにあたりまして、ぼくはまずは地獄の不動産屋さんの存在を気にしておく必要があるなと思っております。

地獄の不動産屋さんは、地獄に移住されてくる方々向けの住居を数多く用意してくれているわけでして、なので移住者の方におかれましては、その豊富な物件から移住先を選び放題です。


そして、移住した先の地獄でのルールはこうです。

もしあなたがここに移住してきたら
あなたは価値を生み出せない限り
幸せに生きることはできず
そして死ぬこともできず
苦しみ続けるしかありません
だからしっかり価値を発揮してくださいね(にっこり)


なんだか恐ろしい気がするんですけど、これが当たり前じゃんって思う人たちがいるわけです。もちろん地獄に不動産物件を持つ家主さんたちです。


さて家主さんたちは、こう言います。

「ようこそ。ここはとてもいいところだ。頑張って暮らしてほしいと思う。だから存在価値を出し、我々からの条件をクリアしなさい。条件がクリアできないなら罰として苦しみを引き受けなさい、生きてさえいれば良いなんて思うな。甘えるな、価値を生み出せない限り、君には生きる存在価値もなければ、死んで楽になることすら許されてはいないのだよ、甘えてるんじゃないよ。なぜならここは地獄なんだから。はははは。価値を生み出せない君が悪いのだから、ずっとそうして苦しんでなさい。さもなくば、さっさと反省して、価値を出しなさい。おっと、ぼくは君のために言っているんだよ。」


そんな住処があるとしたら、きっとそこは地獄です。
でも、あれれ?よく考えると、そういうのはまあまああるかも。


現実世界のなかで、そんな風に言われて育ったり、そんな世界で学んだり、そんな風に条件付けをされた世界の中で働いたり、自分を追い込まれたり、そうした暮らしをしてきたという自覚のある人がいるような気もします。


こうした地獄の物件を持つ家主さんにつなぐ人たちこそが、「地獄不動産」のスタッフなのだろうなと思っています。

こういった地獄の暮らしをたくさん情報収集しては、その地獄から移住するためになにが必要なのかを考える機会を今後増やしていきたいと思います。

そのうち「地獄の引越屋」に関する説明会を開催しようかなと思っておりますので、ご興味がある住人の方々は、ぜひ移住説明会へお越しください。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。