見出し画像

2020.08.12「LOST SUMMER」

早寝早起き。25時前に寝て6時ごろ起床。もう少し寝るつもりだったが。朝からシンクの掃除をしたりゴミ出しをするなどした。


昨日の富士川の続きを流していたが、甲子園の交流試合が始まったのでせっかくだからとそちらに切り替えた。第一試合は奈良智弁-中京大中京のいわゆる好カード。両投手とも好投手で、お互いピンチを背負いながらここぞという場面でビタビタに決まるストレートが気持ち良かった。試合は3-3で延長に突入し、10回裏中京大中京はノーアウト満塁から内野フライを打ち上げるも、智弁セカンドがこれを落球。インフィールドフライが宣告されていたがボールインプレー。3塁ランナーが還りサヨナラ。劇的といえば劇的な、あっけないといえばあっけない幕切れだった。

正直、毎年の甲子園のような面白さは感じられなかった。勝っても負けてもこの試合限り。出場チームも夏の都道府県予選を勝ち上がった高校ではなく、開催されなかった今年の春のセンバツの出場校だ。観客もいない。応援団はいるが、鳴り物はない。わたしは甲子園は娯楽として好きだ。甲子園が身近だったということもある。ただし球児を感動で食いつくすのはあまり興味はない。アマチュアスポーツでこれだけ盛り上がれるのには、歴史のもつ意味は大きいだろう。甲子園では数々のドラマがあった。それは突き詰めていえばただ面白い試合がたくさんあったというだけの話なのだが、人々はそこに物語を作り出す。そしてその物語は、それが見られているからこそ成り立つ。劇的な試合というだけでいえば、別に甲子園でなくても、いろいろなところのいろいろなスポーツの試合で起こり得るだろう。それが物語として人々にもてはやされ消費されるのは、甲子園での試合がたくさんの観客に見守られ、そしてテレビやラジオで全国に中継されているからに他ならない。今日の智弁学園と中京大中京の試合が「物語」になることはあるだろうか。


午後は初出場同士の試合だった。第一試合とはまた少し違った雰囲気で、これも実際いつも通りの甲子園なら好ゲームだったと多くの人の記憶の片隅に刻まれていたかもしれない。自分はといえば、途中で昼寝に入り、いつの間にか試合も中継も終わり、どこかの国の紀行番組で町の人がピアノを弾いている音で目覚めた。冷房の効いた部屋で甲子園を見ていたらいつの間にか寝ていたという体験だけは、昔と変わらない夏の一幕だった。


本日の視聴アニメ↓

放課後ていぼう日誌6話、ハルヒ17話、恋プロ5話、Angel Beats7話、デカダンス6話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?