東京にいる必要がなくなった

この2020年、「コロナ」という新種のウィルスに世界は振りに振り回された。移動も制限され、人に会うのも制限され、人の心は荒んで踏んだり蹴ったりな一年だった…、と言いたいけど、自分にとっては朗報とも言える事実を発見できた。

それは、

「東京にいる必要がない」

ということ。

現在、大学院に所属し研究をしている。この研究はパソコン一つで出来ることだ。しかし、セミナーやらなんやらで研究室にいかなければならないことが多々あった。うん、これは普通のことなんですけどね。

加えて、家庭教師のアルバイトも対面で行っていた。生徒の家に訪問し、勉強を教える。

そして、友達。東京生まれ東京育ちなので、地方にいる友達はほぼいなかった。東京にいなくても、埼玉、神奈川、千葉などの東京近郊にいる人が多くいる。故に友達付き合いのことを考えると、東京に住んでいることがベストである。

そう思っていた。

しかし、このコロナ禍がそうでないことを気がつかせてくれた。

大学院の用事はオンラインで済ませられることがわかった。指導教官とのMTGだけは対面の方が良いように思ったけど、それ以外は全てオンラインでことが足りることを知ってしまった。

家庭教師も対面からオンラインに切り替わった。給料こそ下がったけど、どこでも出来るというのと移動時間が必要ないというのは大きなメリットだということに気がついてしまった。

友達と話すのも対面ももちろん楽しいけど、自宅で話す楽さと楽しさを知ってしまった。

東京に全く行かなくて良いかというとそうではないけど、少なくとも「東京にいなくても全然OK！」ということに気がついた。その気づきは皆さん持っているのではないだろうか？

「コロナ」のおかげで新しい自由を発見してしまったのだ。これに飛びつかない手はないだろう。

この世の中は「コロナ」というウィルスによって強制的に変容させられた。負の側面も多くあるし、それによって人生が悪い方に変わってしまった人もいるのもまた事実。しかし、負の側面ばっかりではないのもまた事実。

大変なこともあるけれど、この変容した社会でたくましく楽しく生きていきたいと思っている今日この頃なのでした。

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