制作日記No.105〈小説を書きたい人の本①〉

2021年7月28日（水）

お疲れ様です。いたがきブログです。

乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ～あの後の彼女たち～』です！

（略して #短篇小説集ふりはる ）

ようやくその第一作目となる松村沙友理篇が完成しました！　無料で公開しています。

本日から、おとといの日記で話した『車輪の再発明篇』に入っていきます。

▼おとといの日記
制作日記No.103〈車輪の再発明〉

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▼小説を書きたい人の本
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『車輪の再発明篇』がスタートしまして、まず読んだのは調べた中でいちばん初心者向けっぽかったこちら。『小説を書きたい人の本』です。

新版・小説を書きたい人の本

読んでみての率直な感想は、目からウロコなマル秘テクニックは一切なく、「うん、そりゃそうだろ」と思うことばっかりでした。

ただそれってすごく大切で、松村沙友理篇を書く時になんとなく感覚でやっていたことが、本書を読むことで言語化されて再現性のあるものになった印象です。

とはいえ、初歩的なことなのに見逃していたポイントがまったく無かったわけではなく、ちゃんと収穫もありました。本書を読んでの具体的な収穫は以下の2つです。

①「執筆を始めるまでの流れ」のオーソドックスな方法を知れた

②第一作目の松村沙友理篇の反省点が明確になった

さて、②はあしたの日記にまわして、今日は①に関するお話を。

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▼執筆を始めるまでの工程
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本書の第二章で解説されている「執筆を始めるまでの流れ」をまとめるとこんな感じ。

①テーマを決める
自分がいつも考えていること、世間の人にいちばん伝えたいことは何かを考える。

②アイデアを出す
テーマを常に意識してアンテナを張っておくことで、アイデアを集めておく。

③ストーリーラインを考える
今までの作品で使われた類型でもいいので、テーマに合ったものを探す。

④あらすじを作る
ストーリーラインに肉付けをおこない、オリジナリティを出す。

⑤登場人物を設定する
人物の詳細な履歴書を設定し、少し大げさなキャラクターを意識的につくる。

⑥プロットをつくる
背景、時間、場所、伏線の張り方など細かな設定を書き、起承転結にそった形でシーンの順序を考える。

このうちの①と②に関しては、おそらく僕がこれまでの人生ですでに無意識にやってきたことです。

僕が今現在こうして物書きの道へグッと舵を切れているのは、「そういえば物心ついたときから、誰に頼まれたわけでもなく習慣的に日常のアレコレやエンタメの面白かったシーンをストックしてたなぁ。そんで学校の作文にストックしてたネタを混ぜるとみんなから褒められて賞も獲ったりして嬉しかったなぁ。たぶん物書きが向いてんだろうなぁ。」という経験の裏打ちがあるからです。

いま書いている短篇小説集『ふりはる』も、いくつかのテーマやアイデアが重なって“妄想”として膨らんだ結果「これ小説いけるな」となったので、①と②に関してはあまり苦労していません。

ところがこの“妄想”からはじまっているというのが、③～⑥の工程を明確に分けるのを妨げています。詳しいことはあした書きますが、松村沙友理篇の構想期間が一年半もかかってしまったのは、③～⑥を区別せずにぐちゃぐちゃに行ったり来たりしてしまったのが原因です。

やっているうちに問題が発生したらそのときに解決すればいいので、とりあえず次に書く小説は①～⑥の工程をしっかり取り入れようと思います。

あしたの日記は、本書を読むことで浮き彫りになった松村沙友理篇の反省点と、その反省をどこに活かすかについてお伝えしようと思います。最後は少しばかり無茶苦茶な結論に至ると思われます。

（#乞うご期待）

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毎年言ってるけどさ、「夏ってこんな暑かったっけ？」

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では、また後ほどお会いしましょう。