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XaaSが勃興しても、SIという橋渡しが必要なわけ

お前今更なんだよ感すごいんですけどね、、、ごめんなさい。

XaaSが勃興し普及して10年近く経ちました。自分も、業務系のシステム開発はそういうのを使って、今で言う「ローコード開発」で進めるのが正しいと思っています。

ただ、SaaSを入れたけど上手く活用できていないみたいな話がどこもかしこに聞かれている。当たり前で、外から見る分には大きく2つ。問題に対する解像度が低いのと、同じような業種・業態・規模でも、持っている課題が違うこと。

特に後者が大きいというか。ある会社は業態を変えるためにビジネスプロセスを変える必要があるだろうし、別の会社は人員が足りなくてバックオフィスの効率化を図りたいみたいなことになったりする。すげー簡単に言えば、意思決定プロセスが違えば、直面する課題が異なるのだ。

しかも、そういう課題が浮き彫りになる予兆はなく、突然やってくる(笑)それらの背景を外の業者に説明するコストって、すごく高い。正確に内情を伝えるというのは、とても難しいことなのだ、ワトソン君。だからプロジェクトは失敗する。

なので、XaaSを自分たちで使えるようになって、よしなに業務を回す仕組みをSIするのが一番手っ取り早い。それが出来ない理由は、誰がITを使ってSIするのと、メンテナンスどうするの2つで、それを解決するのはローコードで作るしか無いのですわ。

コードを書くからSIの難易度があがって、メンテナンスのコストも上がる。コードを書かないと出来ないから、誰が作れるのって話に戻る。作らなければ、データモデリングだけでだいたい行ける。だって、動くコードはツールやサービスが作ってくれるから。

多分だけど、もう、エンジニアはプロダクトを作るか、すげー頑張って作り込んだシステム開発にしか、いかなくなる。ローコードの主役はエンジニアではなく、事務能力の高いバックオフィス領域の方々になると思っていて。

「事務能力=業務を俯瞰して全体をみて作業レベルに落とせる」ってことで、それができれば、後はツールの使い方を知るだけで、それなりに動くものが出来ていく。

そのための人材育成と、徹底したローコードでXaaSのあいだをつなぐSIをやる会社を作り上げることに決めました。

令和2年のはじまりによせて。

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