「子どもたちが学ぶこと」への心配はしなくて良いと思う明確な理由
こんにちは。いのです。
子どもたちが学ぶ理由を知っていますか?または考えたことがありますか?私は自身の子どもが産まれるまではまったく考えたことがありませんでした。。。
最近は家庭でも仕事でも幸いなことに、子どもたちの学びやキャリアを考える機会が増えてきました。そこで気づいたことがあります。
「子どもたちが学ぶこと」についてはまったく心配いらないということ。
何を当たり前なことを言ってるんだと思ったあなたも、そうでない方も、まずはこの記事を読んでみていただければと思います(^^)
子どもたちの「やる気スイッチ」はどこにあるのか?
やる気スイッチ。よく聞くフレーズですよね。ただ、このスイッチは誰しも決まった場所には無いようです。ときにはスイッチの施工から必要なのかなとまで思います。
そもそもとして、このスイッチの繋がる先にあるやる気って何なのでしょうか?おそらく、このフレーズを作ったのは某学習塾なので「勉強でしょ?」と思われるかもしれません。
ですが、私はもう少し浅く広く見る必要があると思いました。スイッチの繋がる先も、スイッチの押し方も人それぞれなのです。
例えば、将来の自分、つまり、目標を達成した先の自分にご褒美をあげる約束をすることでスイッチが押せる人もいれば、早起きをすることでスイッチが押せる人もいます。
また、スイッチが押せてもゲームはできるが、勉強が進まないなどなど。個々人で何もかも異なりますよね。
スイッチの場所、押し方を固定したがるのは誰か?
さて、スイッチは個性的であると言うお話はしました。ですが現代人は相変わらずスイッチの押し方が下手くそな気がします。それは何故でしょうか?
スイッチの場所や押し方を固定したがる人物がいるからなんです。それは誰でしょうか?
はい、我々大人です。
良くも悪くも、我々大人は、言い換えると人生の経験を積んできた人たちは、自分の価値観を他人にシェアします。このシェアの仕方が結果としてスイッチの固定につながるのです。
例えば、こんなフレーズをお子様や、後輩、部下、友達にしたことはありませんか?
「○○はXXでないといけない」
「△△は□□した方が良い」
一見、アドバイスにも取れますし。私はアドバイスをする事に関しては悪いことではないと思います。そう、この記事もいわば読み手であるみなさまにアドバイスをしようとしているわけなので、それを否定してしまっては私がただのワガママなおじさんになってしまいます。。。
ここでのポイントは、アドバイスをした相手がどこまで受け止めてくれるのかをアドバイスする側が理解してあげるかということですね。
noteやSNSなどインターネットを通じたメディアはそれらを汲み取ることはなかなか難しい特性があるので、今回はフェイス・トゥ・フェイスで会話をしているときに限定してお伝えしたいと思います。
探究心に委ねる
このnoteの冒頭で子どもたちの学びに関しては心配しないと書きました。それはなぜかと言えば、子どもたち、いわば我々人間は生まれながらにして探究心の塊であるということです。
むしろ、生まれたばかりの赤ちゃんは、探究心の塊です。自分の興味の赴くままに行動し、そして結果としていろいろな結果を検証しているのです。
人は生まれながらにして学んでいます。例えば、我々日本人が英語の学習を始めるには0歳〜3歳までが勝負と言われています。脳科学的には言語学習の始まったばかりの状態なので言語として覚えるのではなく、音を認識している状態。つまり、言葉をフラットな状態で聞いているということですね。
言い換えれば、これは子どもの探究心のままに学習している状態で、ここで大人がいじわるに「朝の挨拶はこんばんわと言いなさい」という固定観念を押し付けたとしてもフラットに聞き流してしまう状況です。
これが、成長するにつけて探究心が損なわれていきます。これは成長の過程で致し方のない部分ももちろんあるでしょう。ですが、成長過程にある子どもたちに大人の経験で全てを押し付けて良いわけでもないでしょう。
最近、情報発信の媒体として、テレビ、ラジオ、本、新聞の他、ポッドキャストや、動画配信、ボイスメディアなど多様な方法が発展してきました。それはいわゆる学び方も多様になっているのです。
その中で最近はYouTubeで自己啓発の情報を配信している方も増えてきています。その中で最近伸びているYouTuberであるメンタリストDaiGoさん、オリラジ中田敦彦さん、堀江貴文さん、鴨頭嘉人さん。そして、著名人でなくともマナブさんやイケハヤ大学さんなど、売れている人達に共通しているのはやはり自分の価値観で生きているということ。
これは、固定観念の押し付けではなかなか育たないことを証明しています。「彼らは実力があるから」という意見もありますが、そうではないと思っています。
自分で判断できないと学ぶことは不可能です。人から教わることを前提とする習慣を捨てないといけません。
そのためにはどうやってアドバイスをすれば良いのかというのが、「探究心に委ねる」という考え方です。前述のとおり、子どもたちは生まれながらにして探究心を持っています。そして自ら学びます。
私の中で理解できない現象として、なぜ子どもたちは義務教育を受けると悲観的になるのか?ということです。
内閣府の調査資料で自己肯定感の調査結果があります。諸外国と比較して日本は自己肯定感の無さでトップになってしまいました。
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html
ここでは細かい調査内容を分析することはしませんが、赤ちゃんのころは良いセルフイメージしかなかったはずなのに、学校教育を受けると、それが低下してしまう傾向にあるそうです。
私はこの原因の一つが探究心に委ねない固定観念の押し付け教育にあると思っています。ここで先ほどのYouTuberのみなさまの話に戻りますが彼らの動画の中でもやはり常識を疑って行くべきと言わんばかりの動画がアップされていたります。
これを受け入れるかどうかは、この記事を読んでいただいているみなさまの「価値観」におまかせします。ですが、彼らは紛れもなく現代の成功者です。成功者の考えをリスペクトする習慣は昔からあるはずです。なぜ、ビジネスマンは未だに松下幸之助さんをリスペクトするのでしょうか?なぜ文学作品では、太宰治さんがリスペクトされるのでしょうか?なぜ歌謡界では美空ひばりさんがリスペクトされるのでしょうか?
彼らも波乱万丈ではあったものの、自分の価値観を尊重して生きてきた結果ではないのでしょうか?
その人物の成果の大小ではなく、今も昔も自分の価値観を信じたものが幸せになれる。そんな気がしています。
その価値観を育てるためには、探究心は必要不可欠です。全ては子どもたちの探究心に委ねつつアドバイスできるようになりましょう。そのためには子どもたちが何に興味があるのかを把握する必要があります。
それがやる気スイッチの場所であり、押し方なのです。無理に押し付けず、興味のあることから始めさせることがポイントです。全てを教えるのは子どもたちのキャパシティを考えても難しい場合があります。
個々人のスイッチの場所さえ把握すれば子どもたちの学びは自然と深まるでしょう。
最後に、子どもの残念な大人の3つの特徴という動画も作成しているので紹介して終了いたします。
https://youtu.be/T3dSWvYcL0g
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